こんにちは。
Welsearch編集長の日野です。
今回は、看護師の大塚たいぞうさんの
インタビュー第5回目です。
学生時代からのいじめを克服し、
訪問看護師として、患者さんの精神的な
悩みを解決されている大塚たいぞうさん。
第5回目のインタビューは、
看護師として活動している中で
患者さんがどのような悩みを抱えており、
どのようなアドバイスをされているのか
語っていただきました。
精神的に不安になり、落ち着かない方や
孤独を感じている方へのアドバイスも
語っていただいております。
お好きなところからお読みください
大塚たいぞうさんインタビュー動画
大塚さんインタビュー動画は
こちらになります。
第6回目は6分ほどの動画です。
下に書き起こしもしておりますので、
見やすい方で見ていただければと思います。
【大塚たいぞうさんインタビュー動画】
精神的に不安で落ち着かない患者さんへのアドバイス
聴覚障害の方もいらっしゃるので、
大塚さんのインタビュー動画を
こちらで書き起こしていきます。
テキストベースでも読めるので、
ぜひこちらもご参照ください。
では、さっそくインタビュー
内容に入っていきましょう。
大塚たいぞうさん
看護師としてどのようなことをすべきか
今、看護師として活動されて
いらっしゃると思うんですけれど、
患者さんはどういった悩みが
多いのでしょうか?
悩みは多いのは
孤独・不安ですね。
多いと言うことですか?
そうですね。
やっぱり孤独がうつを招いたりとか、
孤独が自暴自棄な生活を
招いちゃったりするんですよね。
僕は、1週間で3回くらい訪問
させていただく方は必ず次の訪問の時は、
「何時に行きますよ」
って言うのを必ず言います。
繋がっている事がやっぱりすごい大事で、
「孤独」というテーマって
結構ルーツが深いんです。
昔ちょっとやってたのが僕、
孤独な方の電話相談とかしていました。
そうですね。
何かお薬をいっぱい飲んじゃうとか
お酒をやめてたんだけど飲んじゃう
っていう方がいらっしゃいます。
1本、繋がっているだけで、
その繋がりっていうのが1番
安心になるのかなあ、
実際に結構あるんですけどね。
電話かかってきて、僕のスタイルは、
何時から何時っていうのがないんです。
1日中付き合わせていただいたり、
24時間、ちょっと孤独で辛い時とか
僕は電話していいですよみたいに
言っちゃうんですよね。
なので、普通に仲間が1人増えた
って感じで僕はやってるんですよね。
例えば、薬飲んで飲んだんだけど、
なんか不安だなって言う時も
「電話してきていいですよ」
みたいな感じにしてるんですね。
そうすると、声を聞いていろいろ話して
「今日も暑かったでしょう」とか、
僕への労いの電話があったりとかするんですね。
孤独は1つの大きな悩みであるんですけど、
例えば、繋がりをちゃんと丁寧に
やっていくとか、そういう
サービスのあるところですかね。
孤独の解決は見えてくるのかなと思います。
感じてる方って高齢者
だけではなく、若者も
感じているのでしょうか?
かなり多いですね。
多いのは、そのネットやテレビとかで
20代30代が恋愛もしたいし、
収入も欲しいってのがあるんです。
でも、たまたまその時に心の病気の場合、
1番、友達増えたりとか恋愛できる時に
病気になってしまったりとか。
僕が医療者で何とかってスタイルではないので、
そこでやっぱりいろんな恋愛したかったとか
僕は別に恋愛してもいいと思うんですよね。
逆にいろいろ病気だからって言うより、
1部分が病気であって、後は普通に
やっていくっていうことが
解決に繋がるのかなと思います。
後は「不安」ですね。
不安は、病気そのもので不安が
できることもあります。
あと、心理的なところで不安っていうのが、
経済的な問題だったりとか今後の不安だったりとか。
でも、不安と言うのは基本的に
不安だってことを人に打ち明けると
かなり楽になりますね。
なので、どんどん周りの方に
こういう事が不安なんだよって言うと、
結構サポートできるんですよね。
なので、孤独と不安っていう
悩みが非常に多いですね。
後は「個別性」の問題ですね。
いったいなんでしょうか?
例えば、この一定の薬で良くなったんだけど、
私は4錠飲まなきゃダメ!って
人と比較してしまうことです。
今、インターネットでいろいろと
調べられるんですけど、
Aさんにとってはこの量で大丈夫。
同じ薬なんですけど、Aさんにとっては、
〇〇という量が必要であって、
Bさんにとっては▲▲という量が必要。
同じように、
「この人が一錠なのに、
なんで私は一錠じゃないんだ」
といったことです。
あとは、
「私は5回入院してるのに、
なんであの人が3回なんだ」
とかって、入院回数とか時間とか
お薬の量とかっていうのは、
本当に個別で変わってきます。
なので、その人に合った期間だったり、
量があるんです。
本当に個別っていうのが、
大事なので全部が教科書通りに
いかないんですけどね。
僕の場合はこの3つですかね。
- 不安
- 孤独
- 個別性の問題
って言うところです。
患者さんにどうアドバイス
されてらっしゃるんですか?
僕はまず自信を持つこと言ってるんですよね。
「このように落ち着いたから大丈夫です」
「これぐらいの期間を充分やったんで大丈夫」
ですと言ってます。
逆に量が増えている、量が少なくない場合
とかってこれだけ飲んでも大丈夫って、
大丈夫と言うことを確実に
安心するまで伝え続ける事ですね。
なってくるという事ですね。
そうです。
今回も貴重なご意見ありがとうございました。
編集後記
大塚さん今回もインタビュー
ありがとうございました。
第5回目は、看護師として活動してきて、
患者さんがどのような悩みを抱えており、
どのようなアドバイスをされているのか
語っていただきました。
- 不安
- 孤独
- 個別性
という主に3つの悩みが多いと
おっしゃっていました。
不安については、誰かに打ち明けることで
気持ちが楽になるということ。
孤独については、信頼できる人と
繋がっておくということ。
個別性については、人と比較しないで、
自分自身のペースがあるということを
理解すると言うこと。
精神的に不安で落ち着かない人や、
孤独を感じている方などは
ぜひ参考にしてみてください。
次回の第6回目は、大塚さんが
看護師の現場で働いていて、
嬉しかった出来事について
語っていただきました。
ぜひ第6回目もお楽しみに!
【大塚たいぞうさんインタビュー】
1:訪問看護師として精神的な悩みを解決する!大塚たいぞうインタビューvol.1
2:在宅看護でうつ病などの精神疾患の患者サポートの秘訣!大塚たいぞうインタビューvol.2
3:うつ病や自律神経失調症が治る人と治らない人それぞれのペースがある!大塚たいぞうインタビューvol.3
4:いじめを克服した体験談を丸裸に!大塚たいぞうインタビューvol.4
5:精神的に不安で落ち着かない方への看護のコツ!大塚たいぞうインタビューvol.5
6:看護師として患者さんと笑顔になったエピソード!大塚たいぞういインタビューvol.6
7:病気で精神的に辛い時の解消法!大塚たいぞうインタビューvol.7
8:看護師としての目標は心・体・文化からアプローチ!大塚たいぞうインタビューvol.8
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ウェルサーチ 障害者・編集チーム
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