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アートと料理で心を作る放課後等デイサービス「マゴコロ」伊豆の国市| 川島庸さんインタビュー

  • 最終更新日:
放課後デイサービス「マゴコロ」インタビュー

静岡県伊豆の国市の温泉街にある放課後デイサービス「マゴコロ」。元割烹料理屋を改装したこの施設では、アートと料理を中心に地域との交流を深め、障害を持つ子たちを育てています。

 

今回は、その放課後等デイサービス「マゴコロ」を運営する川島さんにインタビューをさせていただきました。アートと料理がどのように心を育てていくのかを中心にお話を伺っています。

川島庸さんについて

ジュン
まず川島さんの自己紹介をお願いします

 

川島
株式会社自佑堂代表取締役、川島庸(かわしま いさお)と申します。

 

今、静岡県伊豆の国市というところで放課後デイサービス「マゴコロ」を運営させていただいております。

 

ジュン
マゴコロ運営前は何をなされていたのですか?

 

川島
元々はカウンセラーで、今も現役なのですが約5年程やらさせていただいてます。主に主婦層ですとか個人事業主さん、経営者さん。

 

割合としてはほぼ9割5分くらい女性の方ですが、オンラインで主にカウンセリング、メンターみたいな形ですね。

 

その人の第二の人生をこれからどうやって歩もうかという人達をメインにカウンセリングをさせていただいております。

 

その前までは約20年ぐらい、大手の玩具物流会社の営業をやっていました。そして、ご縁がありましてこの伊豆の国市に2020年前に家族で移住してきました。

 

放課後デイサービス「マゴコロ」について

まごころ外観

マゴコロの概要

ジュン
マゴコロさんは、どのような施設なのでしょうか?概要などお願いいたします。

 

 

川島
2022年6月1日に開設し、伊豆の国市という、伊豆のちょうど真ん中辺にある市で、人口が大体5万人ぐらいの都市です。

 

そこにある伊豆長岡温泉の元割烹料理屋さんを借りさせていただいて、そこで放課後とデイサービスを開設させていただきました。特徴としては、元々割烹料亭なのでとにかく広くて、訓練室だけで畳で20畳ほどあります。

 

その他にも全部で3部屋があり、元々厨房だった施設もあるんですけど、厨房だった施設をアートのアトリエ工房に今しています。

 

それ以外は、お客さんがちょっと食べたり飲んだりとかするような場所をフリースペースとして活用させてもらって、かなり広い敷地で一応認可としてはギリギリ199平米のスペースでやらせてもらってます。

 

マゴコロの内観

 

 

ジュン
割烹料理屋さんという場所ならではの広さですね。その中ではどのようなプログラムがあるのでしょうか?

 

 

川島
主なプログラムは、アートと料理をメインです。私がカウンセラーでアートセラピーを元々やっていてやっておりますので、アートセラピーもやらせてもらっています。

 

後は料理も元々割烹料理屋さんというところの特色があって、幸いにもスタッフも料理ができる方たちが集まってくれたので、子ども達の実習みたいな感じで物づくりをメインにしてやっていこうと思っています。

 

 

ジュン
その辺りも、元の経験や場所を生かしたプログラムですね。

 

絵を書く子供

 

伊豆の国を選んだ理由

 

ジュン
元々は伊豆の国市にご在住ではなかったと思いますが、伊豆の国市とのご縁はどのようなものだったのでしょうか?

 

川島
元々埼玉県、出身は千葉県なんですけど、埼玉県にずっと住んでました。

 

ジュン
埼玉と、伊豆の国市(静岡)とそれなりに距離がありますね。接点はどのような形だったのでしょうか?

 

川島
 これについては実はあまり接点がなかったんです。僕の友人が畑をやっていまして、コロナの前だったんですけど、僕が福祉施設を作りたいっていうことで色々場所を探してたんですね。

 

その時に友人が伊豆の国市で畑をやっていて、「川島さんこっちでいい環境のところがあるから来なよ。」と言われて行ってみたんですよ。

 

家族で一応遊びに行った感じでその畑に遊びに行ったんです。

 

うちの子は重度知的障害の息子で、なかなかこう新しい環境とか新しい場所、畑が一番なんですけど、足の深い感じとかすごい感触的に嫌がっていました。

 

だから、なかなかそういう新しい環境、畑ってなるとまず外に出て行かない子なんですよ。ですが、そこの畑行ったら自分から車の扉開けちゃって畑に飛び出していって。

 

そこでスナップエンドウを有機栽培地やっていて、そのスナップエンドウをみんなと一緒にもぎって食べて、なんかそれがとても美味しかったみたいです。

 

その様子を僕と奥さんと二人で見ていて「なんか不思議だね」って話になって、もしかしたらこういう子達が凄く居心地がいい所なのかなあっていう風に思いました。

 

それがまず最初のきっかけですね。

 

 

ジュン
本当に流れというか、ちょっとしたきっかけがいい出会いだった感じですね。 

 

川島
実はその日にその紹介してくれた友達と繋がってる土地の方がいたので、町を色々散策することになったんです。

 

特別支援学校でその当時身体の支援学校というのがあるんですけど、そちらの先生とご挨拶することがなぜか出来ちゃって。

 

こっちの方でそういう放課後等デイサービスがなくて困ってるという風な話を聞いてたのと、その翌年に特別支援学校ができるって話を聞いたんですよ。

 

それを聞いた時にうちの子がそうやって住みやすい、暮らしやすそうな環境でかつ僕カウンセラーをやっていたので、心が病んでたりとか苦しんでたりする人たちが、すごく居心地のいい環境を作れるかなって僕自身もちょっとその時感じました。

 

ジュン
本当に、ちょうどいいタイミングというのもあった感じですね。

 

 

川島
じゃあここに移住しようかって決めた段階の時には、いろいろな人脈がどんどんでき始めていっちゃったんですよ。

 

ちょっとお世話になった移住者の方がいたんですけど、その方を中心に移住者のコミュニティみたいなのがあって、そこからどんどん輪が広がっていき、もう進むしかないみたいな感じになっちゃったんです。

 

ジュン
縁が重なった結果という形ですね。

マゴコロをはじめたきっかけ

 

ジュン
伊豆の国市に引っ越して、放課後デイサービス「マゴコロ」をはじめるきっかけはどのようなものですか?

 

 

川島
きっかけは、放課後デイサービス自体を元々やりたい、自分の子どもの居場所を作りたいっていうのがまず最初にありました。

 

埼玉にいた時にB型の施設の施設長を副業でやっていたんですよ。それで施設にいた人が大人になった時、B型の施設と、一般就労と、就労移行をくるくる回ってる方たちが結構いたんです。

 

なんで戻ってくるかって言うと、自分に自信がなかったり、自分が思ってた仕事の仕方が違うとかいうのが結構あって。

 

これって何なんだろう?って思ってた時に、B型の施設の仕事の仕方とか見てると、企業から受注はしてくるんだけど、その人に合った仕事の割り振り方に疑問を持ちました。

 

もちろん支援する人たちのスキルにもよると思うんですけど、本当にその仕事が将来ずっとやっていくような仕事として用意できるのかなって思ったんです。

 

 

ジュン
B型施設のスタイルとして、従来ではカバーしづらかった部分ですね。
 

 

川島
なので、どうしたらこの子ども達に合ったお仕事や、その他にも集団の中で能力が発揮でき、かつ自分達が楽しく仕事、要するに社会と関わってもらえるような状態って作れるかなっていう風に思ってました。

 

その時に、企業から受注して仕事するするスタイルじゃなくって、自分たちで仕事を作り上げていくっていうスタイルを作っていこうと思ったんです。

 

ジュン
子ども達もみんなそれぞれ違うからこそ、型どおりではなく自分たちで見つけていく大切さですね。

 

川島
それをB型で最初からやろうとすると難しいなと思ったのと、地域との関わり方がものすごく重要だと思ったので、そこを作っていこうと思ったんです。

 

ジュン
子ども達だけではなく、関わるみなさんすべてを見る必要がありますからね。
 

 

川島
要するに預かりの放課後デイサービスじゃなくって、地域との関わりの中で仕事の関係を作る、土台を作るみたいな実験場を作ろうと思ったんですよ。

 

それがマゴコロをつくるきっかけです。

 

ジュン
仕事の能力の他に、やはり関わり、交流の仕方を学ぶ意味もありますね。

 

地域との交流

地域との交流

ジュン
地域との交流は、どのような形で進めていく感じですか?

 

川島
交流は、今少しずつ始めてるんですけど、イベントをメインとしています。

 

割烹料理屋さんで敷地が広いので、そこの地域の子ども達とか親御さん向けに、ゼロから縁日をみんなで作っていこうみたいなイベントを開催したり、シャボン玉のイベントで、人がシャボン玉に入るにはどうしたらいいのかっていう、ちょっとしたワークショップをやり続けています。

 

子ども達も障害があるなし関係なく、誰でも来て遊べるよみたいな感じにしています。

 

 

ジュン
割烹料理屋さんならではの広さを生かしたり、やはり障害とか関係なく地域との交流がつながりを増やしていく感じですね。

 

川島
 そうやっているうちに、お母さんも一緒にやってくるので、そこで地域のお話をしたりだとかいうのをやったりとかもします。

 

他のイベントとしては、月に1回アートセラピーやクッキングを、第三土曜日にやっています。

 

放課後デイサービス「マゴコロ」の特徴

ジュン
マゴコロの特徴としては、

 

  • 割烹料理屋としての特性を生かした料理
  • アートセラピー
  • 地域との交流

 

と3つの柱がありますが、一つ一つ詳しくお聞かせいただければと思います。まずは調理はどのような形でやられていますか?

 調理を通じてチームワークを

料理

 

川島
調理に関しては、今はおやつがメインです。

 

偏食で、自分の家のご飯もやおやつも食べられない子達がゆっくりでもいいので、素材から自分達で見て作業訓練的にスタッフと一緒に料理しています。 

 

ジュン
たしかに偏食な子は多いですからね。
 

 

川島
おやつの内容は、例えばギョウザの皮のチップスを作ったりだとか、豆腐とかを使ってすごく食べやすいお餅を作ったり。

 

あと自分たちの手の感触を楽しんだりとか、作業作業療法的なちょっと体の動かし方とか、どういう風に体の見立てをしていけばいいかとかというのを見ながらやっています。

 

 

ジュン
食事を楽しむと同時に、将来の訓練にも役立ちますね。

 

川島
そうですね、まず興味を持てるかどうかっていうところからですね。

 

料理だとみんなで作って、みんなで美味しいねっていう状態を作れる。これは療育がやりやすいコンテンツですし、その時の体験がやっぱりすごく楽しかったですよね。

 

スタッフのモチベーションもすごく上がるし、お母さんたちとか地域の方達とかも参加しやすくなるだろうなって思ったので。

 

 

ジュン
料理はみんなで集まった時の楽しさは大きいですからね。

 

川島
 後は、お母さんお父さんたちの知らないところで、「僕できるんだよ、私できるんだよ」みたいなことが、家に帰ってもできるようになってたりとかするといいだろうなっていう。 

 

ジュン
チームワークが学べると同時に、自信がつくということですね。

 

自信がない子が多いと思うので、そういう場を通じて自信をつけるのが大切ですね。

 

アートセラピーを通じてわかること

アートセラピー 

ジュン
次はアートセラピーについてお聞かせください。アートセラピーをやろうと思ったのはどういった経緯でしょうか?

 

 

川島
私は、日本臨床美術協会という会の会員なんですが、そこを通じて、5年間ぐらい障害者施設などでボランティアも含めて活動してました。

 

特に見てるのは、臨床美術のところから独自の感じでやってますが、身体の動きやその人の興味目線とか、周りとの関わり方とかにその子の特徴が見えてくるので、アートセラピーをやってる感じですね。

 

 

ジュン
具体的にアートセラピーとはどのようなことをやっていらっしゃるんですか?

 

川島
絵を描くっていうよりも感覚遊びに近いです。クレヨンを使ったり、絵の具を使ったり、炭を使ったり。

 

何か絵を描かせるというよりも、流れに沿っていくと絵が描けちゃったみたいな。元々、認知症予防の方法をそのまま障害者向けにやっている感じです。

 

特に学校での美術の勉強とかだと、この絵を書きなさい!みたいな感じで、それが描けないとトラウマになったりとか、うまく書けなかったってなっちゃうんですけど、そういうことは一切ないです。

 

自分で手を動かしてたらその手が動きがそのままお芋になっちゃったとか、空になっちゃったみたいな感じでやってます。

 

 

ジュン
強制ではなく、当人の自由にやりたいことをやってもらう形ですね。
 

 

川島
そうですね。多動の子もいると思うし、場面緘黙的なおとなしい感じの子もいると思うし、とにかくいろいろな子がいます。

 

そして、その子の持ってる体の動き、関わり方というか居場所の持ち方みたいなことを注視する。絵を描くことがゴールではなくって、むしろその子の居場所を探してあげるっていうのがゴールという感じですね。

 

ジュン
絵を通じてさまざまなことが得られますね。一人一人の認識を感じるというか、表面的なことだけではわからないこともありますから。

 

そこはプログラムの一つになってるってだけで、スタッフたちが工夫していただいて、その子なりのプログラムや過ごし方を作ってくれてるのですね。

地域との交流の中で

9月交流

 

ジュン
先ほども少しお話いただきましたが、あらためて地域との交流はどのように進めていく感じですか?

 

川島
 地域との交流は、親御さんや、その地域の方々含めて、ちょっと癒されたいなみたいな気持ちがある人たちがイベントに一緒に来てもらって、アートセラピーを楽しんでもらったりとか、お話をしたりだとかですね。

 

音楽イベントで、ボランティアとして、交流をするための癒しの環境を作るという感じですね。

 

気軽にそこにいてもらえるような環境を作るイメージです。

 

 

ジュン
施設の利用者だけではなく、周りの方々とのふれ合い交流をさまざまな形でやられていますね。

 

川島
今一番大事にしたいのが、関係の持ち方を作りたいという部分です。

 

障害を持ってる方たちは、自分で関係を持つことができない、難しいと思うから、関係の持たれ方を作るところから始めていきたいなって思ってます。

 

 

ジュン
社会との関わりは、障害者同士だけの関わりではなく他の方々と交流してこそですね。

 

川島
 最終的に仕事を作るのが出口として考えて居るので、周りと関係が作れないと仕事を作るっていう状態になれないって思っています。

 

ジュン
一人で仕事はできないですからね。仕事はやはり人と人の関わりですから。

 

障害のある方の仕事に対する訓練の一環というか。

 

川島
障害者を訓練するというよりも、僕の目線は障害を持ってない人たちを訓練してるっていう目線がありますね。

 

ジュン
障害を持ってない方へ、障害を持つ方の偏見をなくして欲しい部分ですね。

 

親御さんへのアプローチ

ジュン
関わりとしては、親御さんとの関わりも大事かと思います。

 

親御さんに対してマゴコロからどんなアプローチをしたいですか?

 

川島
親御さんに対しては、自分の子どもから「ありがとう」の表現を受け取ってもらいたいなってすごく思ってます。

 

子どものことが重荷だと思っている親御さんがご自身の人生を歩んでなかったりするケースもあるので。

 

その時に一番解放してくれるのって、やっぱり子どもからの「ありがとう」っていう気持ちだと思うんですよ。

 

障害を持ってるからというわけではないんですけど、親御さんがずっと欲しいものって、お子さんからの愛情だと思います。その表現がどんな形でもいいからマゴコロから届けられたらいいなと思っています。

 

ジュン
ありがとうの気持ちは大切ですね。

 

川島
どんな形でもいいかなってのは、例えば料理ができるようなったら親御さんにお手伝いしたくなるような感じのことでも、態度して感じてもいいと思うし、アートをして作品を作って、母の日とか父の日とか誕生日とかの時に、ありがとうって言うことが書いてあったりとか。

 

親御さんに、この子が作ったんだよということが分かるように渡せたりして、マゴコロの活動を通して定期的にしてあげたいなと思ってます。

 

 

ジュン
感謝の気持ちもそれぞれですが、小さなことでもやはり心に響きますからね。

 

川島
出来ればお母さんお父さん達に、マゴコロに一緒に来てもらって、そこで自分の子どもたちがどんな活動してるのかを見て、一緒になって子育てが出来上がったらいいなと思っています。
 

 

ジュン
活動を見て、安心できる部分は多いにあると思います。

 

川島
特にお父さんが、僕自身も自分の子どもに対してあったんですけど、ちっちゃい時って自分の子どもに対し父親ってなかなか愛情が持ちにくかったりするんです。

 

その時に、「パパ」とか「お父さん」ってその子は言ってくれって、愛情がでてくるってことがありますが、障害を持つ子達はそれが言えなかったり、伝える表現を持ってなかったりするので。

 

それが表現としてお父さんの所に入ると、シングルマザーにならなくて済んだりとかも思ってます。

 

ジュン
表現って、伝えるのも難しいですし、受け取るのもなかなか難しいですからね。

 

川島
マゴコロでの活動を通じて、家族コミュニケーションを作りたい思いがあります。

 

 

ジュン
障害を持つ子の子育てですと、どうしても子どもの障害=悪い物という印象があって、色々難しい部分もありますよね。

 

川島
そういう部分もあって、障害者の受給者証も取りにくい家庭もありますね
 

 

ジュン
施設系に入る子も悪いイメージもたれがちですね。

 

川島
 そういう部分も、楽しさという部分で変えていきたいと思っています。

 

今後のマゴコロの目標

ジュン
今後の目標はどんなことがありますか?

 

川島
 まずは、この地域の中で楽しい遊び場の1つになることですね。 

 

放課後等デイサービス、障害者施設としての認知ももちろんですが、子どもたちが地域の中であそこに楽しい遊び場があるよみたいな感じで見つけてくるんですよ。

 

それで見つけてもらえる、この地域で一番楽しい場所になるのがまずは最初の目標と思ってます。

 

 

ジュン
義務的な場所ではなく、楽しくて来たくなる場所という感じですね。

 

川島
後は地域との関係、コミュニケーションサロンみたいな形の場所として、子育て支援センター的な役割、サロン的な場所になれたらいいなという思いがあります。

 

そこが出来上がったら次の段階で、仕事を見つけていく、仕事を作っていくステージに入っていけるのかなと思っています。

 

ジュン
一歩一歩、まずは出来ることから始めて次へ繋げていくのは大事ですね。みなさんで協力しながら。
 

 

川島
現在、スタッフ一同でリノベーションをみんなで一緒にやっているんですけど、そこに子ども達に入ってきてほしい。

 

ここで遊ぶというよりも仕事なのか遊びなのかわからない。その中で自分の得意分野を見つけてもらえると思うんですよね。遊んでるうちに仕事になっちゃったみたいな感じで。

 

 

ジュン
その中で、適正も見つかりますし、訓練にもなりますからね。
 

 

 

川島
一番そこをやりたいところなので、現在はその土台を作っているところです。

 

 

ジュン
楽しいと思うのは本当に重要ですね。人との関係も、仕事も怖いと思ったら何もできなくなりますから。

 

川島
 そうですね。社会に出る前に傷ついたりとかやはりしていくと思います。

 

そういう部分で、心の部分を頑丈にしてあげるというか、柔らかくしてあげるって言うか。その子なりの感じ方で大丈夫なんだよっていう風な生き方を作って育ててあげたいなと思ってます。

 

 

 

ジュン
普通の学校では、まずそういう訓練はないですからね。

 

 

川島
中学高校になると、どうしてもすぐ作業訓練と就職活動的な感じに入っちゃうので、そういう部分で一緒にやっていければと思ってます。

 

インタビューを終えて

マゴコロ代表の川島さんのインタビューでした。

 

仕事やその他でも、やはり人との交流は欠かせません。アートや料理を通じて、決して義務ではなく、楽しく多くの人と交流する中で社会にでる技術を身につけるマゴコロの思いはとても素敵なものでした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

放課後等デイサービスマゴコロについて

ホームページ:放課後等デイサービスマゴコロ

ブログ:伊豆の国市 伊豆市 元老舗割烹 児童放課後等デイサービス『マゴコロ』
住所:〒410-2211 静岡県伊豆の国市長岡188−12

電話:055-947-6800

 

 

アクセス方法 :伊豆箱根線伊豆長岡駅、伊豆箱根バス「長岡駅温泉循環/[温泉場西]から徒歩3分」

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久田 淳吾

発達障害(ADHD・ASD)と吃音を抱える40代男性。今まで発達障害の事は知らずに生きてきたが、友人の話を聞いて自分にも当てはまる事が多すぎる事を実感し、病院にて診断を受けると見事に発達障害との認定を受ける。自分に何ができるかと考えた時、趣味の写真でプロの先生に話を聞く機会があり、吃音が強く出ていたことに気がついた先生が『君は吃音持ちだね。だったら吃音の方の気持ちがわかるはず。それを活かして吃音の方の気持ちがわかるカメラマンになったらどうか』という言葉を思い出し、発達障害者として同じ気持ち、舞台に立てる人間として趣味のカメラ、動画編集技術を活かして情報発信をする事を決意。


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