今までに目が見えないプロレスラーは、日本にはいなかった。
でも、そんな無謀とも言える挑戦をして、挑戦する勇気を与える人になりたい!そして、障害があっても周りの理解さえあればプロレスもできるんだということを自分の行動で見せたい。
と語る盲目の格闘家である大舘裕太さん。
そんな大舘さんが、日本初となる視覚障害者(盲目)のプロレスラーとしてデビューするためのクラウドファンディングに挑戦されております。
大舘さんの想いに触れてみました。
お好きなところからお読みください
盲目の格闘家|大舘裕太とは
大舘裕太
1984年12月26日生まれ
生後8ヶ月で網膜芽細胞腫 目に小児癌が見つかる
右眼摘出手術 左眼放射線治療
右目は義眼。左目の視力は0.3。
1996年 中学1年 柔道をはじめる
14才で黒帯
2000年 16才でプロレスのリングに上がる
2002年 18才 左目の視力もなくなり、プロレスから離れる
18才で鍼灸師の免許をとるため神戸の学校へ
2005年 21才 鍼灸マッサージ師国家資格取得
2014年 30才 膀胱癌で2度手術
2016年 32才 結婚|一児の父となる
2018年 34才 トレーニング再開
2022年 38才 石川県加賀市に移住
視覚障害があるからこそ感じた「愛」
障害があることで幼少期にいじめを受けたり、やりたいことができなかったりと、視覚障害であることを嫌になったこともあります。
ですが、この視覚障害があったからこそ、周りに支えられて優しさにも触れることができたり、家族の愛を感じることができたとおっしゃっております。
「障害」と言うと、どうしてもマイナス面を見てしまう人が多い。
でも物事には、絶対に「良い面」も「悪い面」もある。見方を変えると、障害があるからこそできることが見えてくるようになりました。
だから、目が見えないということは、僕にとってギフトなんです。
「良い面も見て、障害があるからこそできること」。これが見つかると、自分自身の役割というのが明確になるのではないでしょうか。
クラウドファンディングの概要
今回のクラウドファンディングは、盲目の格闘家である大舘裕太さんが「日本初の視覚障害者プロレスラーになって、誰もが挑戦しやすい社会を創ること」
なぜプロレスラーになるのか?
左目のみ視力がほんの少し残っていた時期に、プロレスのジムに通っていた大舘さん。
視力がなくなってしまっただけでなく、ガンも見つかったこともあり、段々と挑戦することから逃げてしまっている自分に気づき、そんな姿を子どもに見せたくない!という思いがあったのがキッカケでした。
コロナ禍もあり、世界的にどんよりムードになってしまった昨今。
そんな現状を変えたい!
視覚障害があるからこそ自分にできることは、無謀と言われることに挑戦し、その姿・行動を見せて、みんなを元気にすること。
だから、諦めかけていたプロレスラーになる夢をもう一度追いかける。視覚障害があってもプロレスラーになり、リングに上がる!といった挑戦をすることに決めたのです。
共生社会にも繋げていきたい
障害があることで自分が幼少期にいじめを受けてきたこともあり、そのような経験を他の子には経験させたくないという想いもあります。
まだまだ日本では、プロレスを含むエンタメ業界だけでなく、多くの業界でも障害がある方を目にすることが少ないのが現状。
教育の環境でも特別支援学校や支援級などと分断されており、一緒に過ごす機会が少ないです。
だから、偏見も多くなってしまうのではないでしょうか?
プロレスというエンタメから周りの理解さえあれば、障害があっても一緒に活動できるということを実現して、日本の共生社会の認知に貢献していきたい。
日本初の視覚障害者プロレスラーを応援しよう
大舘さんの熱い想いに触れて、感化される人が増え、日本がもっと元気になる。そんな未来を実現できるよう、みんなで応援することから始めてみませんか?
今は個人で発信する人も増えて、障害がある方も以前より世の中にフォーカスされることが多くなってきました。
だからこそ、大舘さんのように挑戦されている方がより多くの方に知ってもらえると、共生社会への道もグンと広がるのではないでしょうか。
大舘さんの想いに共感してくださったら、下記からぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。
ウェルサーチ 障害者・編集チーム
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