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シェイクハートプロジェクト代表の白井長興インタビューVOL.1

こんにちは。

 

今回は、中学校時代に脊髄を損傷し、

車椅子生活を送っている

白井長興さんにインタビューをしてきました。

 

白井さんは、現在、車椅子生活ながら

シェイクハートプロジェクト代表として、

障害者も健常者も自分の強みを見つけて、

夢を叶えられるような活動をされています。

 

そんな白井さんにインタビューし、

各項目を6つにまとめました。

 

第1回目は、

白井長興さんの自己紹介です。

 

どのようにして車椅子生活になったのか?

 

そして、車椅子ユーザーになってからの

学生時代の暗黒期についても

語っていただきました。

白井長興さんインタビュー動画

白井さんインタビュー動画は

こちらになります。

 

第一回目は7分ほどの動画です。

 

下に書き起こしもしておりますので、

見やすい方で見ていただければと思います。

 

【白井長興さんインタビュー動画1】

 

白井長興さんストーリー

視覚障害の方もいらっしゃるので、

白井さんのインタビュー動画を

こちらで書き起こしていきます。

 

テキストベースでも読めるので、

ぜひこちらもご参照ください。

 

では、さっそくインタビュー

内容に入っていきましょう。

 

白井長興さん

 

白井長興さんストーリー

日野
インタビュアーの日野です。

 

今回はですね、白井〜…

(お名前が)難しくて…

ごめんなさい。

 

白井長興(しらいながおき)さんに

お越しいただきました。

 

よろしくお願いします。

 

いやいや〜なかなか、

読める人っていないですね(笑)

 

よく、昔の武将にいるような

名前だねって言われます。

 

実際に豊臣秀吉の軍師で

「黒田官兵衛」って方がいるんですけども、

その方のお孫さんに「黒田長興」

っていう方がいるみたいで、

その名前を聞いてから好きになったっていう。

 

ミーハーでございます(笑)

よろしくお願いします。

 

日野
よろしくお願いします。

 

まずですね、最初に視聴者の

方に向けて軽く自己紹介を

よろしくお願いいたします。

 

わかりました。

 

私は、見えにくいかも

しれないんですけれども、

車椅子ユーザーです。

 

脊髄損傷という、人間には首から

お尻のところまで脊椎という

骨があるんですけれども、

 

その骨の中に脊髄という

神経の束があるんですね。

 

それを15歳の春に、しかも

中学校卒業して2日後。

 

中学校の卒業旅行で、

家族と出かけたときに、

ちょっとプールでおいたをしてしまいまして…

 

プールの飛び込みに失敗して、

首の骨を折ってしまったんですね。

 

日野
旅行中にですか?

 

そうなんですよ。

しかも、スキーに行ったんですよ。

 

なんでプール?

 

っていう状況なんですけれども(笑

 

スキーでさんざん滑って

体が疲れてしまったあと、

ちょっとプールに行こうかと、

唐突にですね。

 

プールに行って、

疲れた体だったので、

反応が鈍かったんですね。

 

思いっきりガツンと

頭をぶつけてしまって、

首の骨を折ってしまいました。

 

日野
高いところから飛び降りたのですか?

 

いやいや、普通のレジャープールです。

 

そこで、水底に頭をぶつけて、

脊髄を損傷してしまって、

それで車椅子になりました。

 

それ以降ですね、無事に高校に

復学することはできたんですけれども、

 

暗黒の高校時代

って自分の中では言ってて、

何をする気力も起きない、

鬱になりかけてるくらいな状態な

精神状況になってしまってました。

 

日野
それは、何もできなくてってことなんですか?

 

はい。

心のダメージが相当大きかったですね。

 

それで、何をする気力も起きないし、

友だちも作ろうと思わない。

 

もう、高校時代、友だちと

呼べる人はひとりもいない。

 

で、誰の名前も思いだせない。

 

先生の名前くらいは覚えているかな

って感じでしたね。

 

日野
学校には行ってらっしゃったのですか?

 

はい、行ってました。

 

高校時代はそうだったんですけれど、

大学に入って、それじゃあまずいよね、

このまま行ったら人生終わってしまう…

 

と思って、

自分の中で大学に行くにあたって、

ルールを課したんですね。

 

どういったルールかというと、

大学通うときに、履修科目を

決めるときあるんですけど。

 

日野
はいはい。

ありますね。

 

いろんな授業に見学に行って、

それで履修科目を決めるという

作業があると思います。

 

その時に、必ず1人以上に

声をかけて友だちを作ろう。

 

そういった自分ルールですね。

 

なかなか、対人恐怖症な状況の中

がんばって話しかけたら、

なんとか友だちができたんです。

 

だから、大学時代は、

結構思い出も作れたし、

友だちもできたし、いい

学生時代を送れたかなと思うんです。

 

そして、大学を卒業してからは、

就職活動したんですけれど、

なかなか車椅子ユーザーだと入れる

会社さんがなかったので、大変でした。

 

一年は就職活動中という

ニート期間がありまして…

 

車椅子の〜、

その当時だから、15年前ですね。

 

日野
202年くらいですかね。

 

15年前になると、車椅子で

仕事を見つけるというのは、

なかなか難しい状況でしたね。

 

当時、車椅子のトイレがあるような

会社さんはほとんどなかったですし、

車通勤ができるっていう会社がなかった。

 

なかなか仕事が決まらなかったです。

 

それプラス超超超氷河期

だったんですね。

 

日野
就職氷河期のときってことですよね。

 

まわりのみんなも50社も落ちたとか

話が当時あったりましたね。

 

でも、今思えば、相当本気で

やったほうがよかったんじゃないかと。

 

日野
ああ〜、就活を。

 

なぜかというと、障害を理由に、

諦めちゃってるところも

あったんじゃないかなと思う。

 

どうせ障害持ってるから仕事として

雇ってもらえないんじゃないかとか。

 

まあ、でもそんな状況を見かねてか、

前の前の訪問介護事業所を立ち上げる

という時にいただいたオーナーの方から

引き揚げていただいて、

 

「うちでバイトしてみないか」って、

言っていただいて。

 

日野
それはたまたま

出会ったんですかね?

 

もともと大学時代からの知り合いで。

 

そういったかたちで、関わらせて

いただくことになったんですよ。

 

関わらせていただいたあとに、

そういったかたちでご紹介いただいて、

10年通わせていただきました。

 

障害当事者の方と、高齢者の方に、

訪問介護事業所を訪問ヘルパーさんに

行ってもらったりしていました。

 

編集後記

白井さんインタビューありがとうございました。

 

第1回目のインタビューでは、

白井さんがどのような経緯で

車椅子ユーザーになったのか。

 

暗黒の学生時代から

就職活動のときのことまで

語っていただきました。

 

企業の管理職としても

活躍なさっていた白井さんですが、

仕事のコツなどについても

次回以降で話してもらってます。

 

だから、まだまだインタビューの

内容は続きますよ。

 

ぜひVOL.2以降もご覧になってください!

 

【白井長興さんインタビュー】

1:シェイクハートプロジェクト代表の白井長興インタビューVOL.1

 

2:障害者が就職先で働くコツ!車椅子でも管理者や外資系で活躍!白井長興インタビューVOL.2

 

3:日本せきずい基金やシェイクハートプロジェクトの活動!白井長興インタビューVOL.3

 

4:障害者と健常者が共生するための考え方!白井長興インタビューVOL.4

 

5:障害者でもできることをポジティブに考える!白井長興インタビューVOL.5

 

6:障害者と健常者が交流するきっかけ作り!白井長興インタビューVOL.6

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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