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ニューロダイバーシティとは?脳の多様性をうまく使った先進企業の事例!


「Harvard Business Review」11月号、
『「出る杭」を伸ばす組織』の特集にて、
自閉症やADHDなどの人材を活かす
先進企業の事例が紹介されていました。

 

ここではまず、

ニューロダイバーシティ(脳の多様性)
とは何なのかをご紹介します。

 

そして、世界の先進企業が、
なぜ非定型発達者たちの雇用を
積極的にしているのか?

 

実際に雇用したらどのような
結果がもたらされたのか
ご紹介していきますので、
ぜひ参考にしていただければと思います。

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ニューロダイバーシティ(脳の多様性)とは?

ニューロダイバーシティとは、

脳の多様性と訳されます。

 

つまり、幅広い性質の異なる
脳の状況ということになります。

 

もっと具体的に例を出しますと、

 

  • 自閉症
  • ADHD
  • 統合運動障害
  • 失語症
  • 計算障害

 

などがそれに含まれます。

 

非定型発達者と言うときもあります。

 

人よりもある才能が特化しているので、
「普通」じゃないと思われることが多いです。

 

研究でも自閉症や失読症などの障害は、
パターン認識、記憶、数字といった分野の
特殊な能力と表裏一体である可能性が
高いことがわかっています。

 

(そもそも「普通」とは、
大多数の人がそうであると
思っていることなので、普通である
必要はないと思いますが、
話がそれますので割愛します。)

 

しかし、

 

ニューロダイバーシティという考え方には、
そもそも障害というのではなく、

一種の才能として見ています。

 

あくまでも脳の状況が違うので、
治療を行う必要はないという考え方があります。

 

むしろ、

 

  • 少しの支援
  • 協力
  • 理解

 

があれば、才能が開花される
ケースが多いです。

 

実際にニューロダイバーシティの
考えを大切にしている方たちの多くは、
脳の多様性の人材が必要とすることは、
治療ではなく支援や受容だという
認識を持っています。

 

ニューロダイバーシティは可能性を秘めている

ニューロダイバーシティという概念を
持った人たちは、この多様な脳を、
人類の能力の可能性として見ているのです。

 

この概念のもとでは、
障害のある人という認識ではなく、
極端に能力が高いために、いわゆる
「普通」ではない人たちを指します。

 

ある能力が尖っているので、

今回ご紹介する

『Harvard Business Review』のように、
「出る杭」と表現するのも
わかりやすいかもしれませんね。

 

多様な脳の人たちの思考によって、
この世は進化したり、科学が進歩したり、
創造的な芸術が生まれてきます。

 

『Harvard Business Review』で
紹介されていた世界の先進企業が
その脳の多様性をうまく活用した
事例を今回はお伝えしていきます。

 

ニューロダイバーシティを活用した事例

世界の先進企業では、上記でお伝えした
ニューロダイバーシティという考えが
広まっており、必要な配慮や支援をして、
非定型発達者が活躍できる場が増やす
活動が増えてきております。

 

例えば、一部を紹介すると

 

  • SAP
  • ヒューレット・パッカード
  • マイクロソフト
  • フォード・モーター
  • IBM
  • JPモルガン

 

などの企業が初期ないし、
試行段階の取り組みを進めています。

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大手企業で先陣をきったSAPでさえ、
まだ開始から4年しか経ってないですが、
会社の名声だけでなく、それを遥かに
超える成果がすでに得られているとのこと。

 

例えば、

 

  • 生産性
  • 品質
  • 革新性の向上
  • 広範囲に渡る従業員関与の増大

 

といったところです。

 

では、実際に先進企業がどのように
ニューロダイバーシティの活動を
しているのかの事例を紹介していきます。

 

SAPのケース

ヨーロッパ最大級のソフトウェア会社である
SAPは自閉症の方々を積極的に
雇用するという方針を打ち出しております。

 

応募してきた人の中には、

 

  • 生物統計学
  • 電気工学
  • 文化人類学の修士
  • コンピュータ科学
  • 応用数学
  • 経済統計学
  • 電気工学

 

など成績が優秀で賞などの受賞歴がある
人材が多数発掘されました。

 

このような自閉症者が実際に仕事に入ったら
実力を発揮し、今までにない成果を
上げる人も多かったみたいです。

さらに!

 

パソコンで有名なHPE
(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)

は、上記の施策を通して、脳の多様性を
持った人材たちがいるテスターチームを
構成しました。

 

その結果、テスターチームの生産性が
他のチームより30%も高い結果が出ました。

 

オーストラリア防衛省のケース

オーストラリアの防衛省は現在、
脳の多様性を持った人材を
サイバーセキュリティ分野に活かす施策を
HPEと共同で立案しております。

 

この施策の参加者は、優れたパターン認識力を
活かしてコンピュータのログなど
雑多なデータから侵入や攻撃の釣行を探るような
業務を遂行することになると言われております。

 

自閉症の方々がいるグループでは、
他のグループでは見抜けないパターンを
認識することがすでにわかっています。

 

【障害者の驚異的な絵の才能】

 

今回は、先進企業の事例のみを
紹介しましたが、

 

実際に雇用すると様々な

問題が発生するのでは?

 

と思う方も多いでしょう。

 

そこで、別の記事では
実際にどのように非定型発達者の
人材を活用しているのかを
ご紹介したいと思います。

 

編集後記

いかがでしたでしょうか?

 

世界の先進企業が非定型発達者の
人材をうまく活用する
ニューロダイバーシティという
概念が広まってきています。

 

今回の事例のように個々人の
能力を最大限に発揮するために
脳の多様性を持った人材を
支援する動きは今後ますます
広まっていくかと思います。

 

彼らの才能をうまく見出して、
それを最大限に発揮させることができれば、
今までにないイノベーションが

生まれるのではないでしょうか?

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

あなたのご意見や感想なども
ぜひお聞かせいただけますと幸いです。

 

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日野信輔

日野信輔

株式会社Nextwel代表取締役。WelSerch編集長。福祉×Webマーケティングで障害者のプロデュースなどしております。ネットの力で福祉業界の素晴らしいところをどんどん発信するサイトを構築してます。詳しいプロフィールはこちら→日野信輔
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