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車椅子ユーザーが観光地へ旅行する時の3つポイントをブログで紹介!

  • 最終更新日:

車椅子ライフデザイナーの白倉です。

 

車椅子生活になって20年が経ちましたが、

私にとっての最大の楽しみは

観光地などへの旅行です。

 

今まで見たことのない景色を楽しむことは

日常からの解放でもあり、

ストレス発散につながるので、

旅行はかなりおすすめです。

 

ただ、車椅子ユーザーの場合、

きちんと旅行に行けるのかどうかが

不安になってしまうことも

あるかと思います。

 

そこで今回は、車椅子ユーザーが

旅行計画を立てる際のポイント

お伝えしていきます。

 

私、自信、身体障害者で車椅子に乗りながら

日本1周を経験しており、

ブログでもその情報を発信してますので、

参考にしていただければ幸いです。

車椅子で旅行する際の条件

日帰り旅行でもストレスの

発散になると思いますが、

たまには普段めったに行けない

観光スポットへ旅行したいものですよね。

 

飛行機に乗ったり、

新幹線に乗ったりして

遠い観光地などに行くと、

さらに日常から解放された感が

かなり強くなっていきます。

 

その場合は、どうやって観光地などへの

旅行計画を立てるのかの

ポイントを3つお伝えします。

 

1:レンタカーの確保

まず1番はじめに計画を

立てなければならないのが、

目的地でのレンタカーの確保です。

 

飛行機や新幹線で最寄りの駅まで行っても、

そこからの交通手段がなければ、

計画が台なしになってしまいます。

 

最近では、テレビ東京で不定期に放送している

路線バス乗り継ぎの旅でも

お分かりだと思いますが、

路線バスが廃止されているところが

ものすごく増えている現状です。

 

そのため、最寄りの駅から路線バスを

乗り継いで目的地に行くことは

まず不可能に近いということです。

 

現地での交通手段

ですので、目的地までの交通手段は

タクシーあるいはレンタカーになってきます。

 

近距離ならばタクシーでも行けますが、

少しでも距離が離れたらタクシーで

旅行するのは価格的に考えても

ちょっと難しいのではないでしょうか?

 

そこで、最初にレンタカーの確保

必要になってくるという訳です。

 

車椅子利用者以外の方が運転するには

大手のレンタカー会社で

福祉車両を事前に予約します。

 

どのレンタカー会社でも最近では

福祉車両を確保しているところが
ほとんどです。

 

ただし、

 

車椅子利用者が運転するには、

「手動運転装置付きのレンタカー」

が必要となってきます。

 

残念ながら大手のレンタカー会社では

手動運転装置付きのレンタカーが

保有しているところがないのです。

 

そのため、

 

手動運転装置付きのレンタカーを

貸してくれる業者をインターネットなどで

リサーチしておく必要があります。

 

関連:車椅子に乗っている人が乗る車って?自分で運転する場合の方法!

 

まだまだ少ない状況ですが、

各地方でも数軒の会社が貸してくれると思います。

 

例えば、九州においても

3社くらいはあったと思います。

 

また、

 

手動運転付きのレンタカーが見つからなくても、

着脱可能の装置を自分で購入していればOKです。

 

それを持参して、現地の通常の

レンタカーに自分で取り付けていくのです。

 

そういったことを踏まえますと

レンタカーを確保するのが一番先になります。

 

【車椅子でレンタカー】

 

2:宿泊施設の確保

次に宿泊施設の手配となってきます。

 

レンタカーが確保できても

現地での宿泊施設が決まらなければ、

旅行自体が延期、最悪の場合、

中止になってしまいます。

 

バリアフリールームを用意している宿泊施設は、

まだまだ少ないのが現状です。

 

しかも週末となると予約で

埋まってしまうケースも出てきます。

 

そうなると県内全域において

予約がいっぱいといったことも想定されます。

 

私も日本1周旅行をしていた時に、

週末にぶつかった秋田と鹿児島で

バリアフリールームの予約を取るのが、

とても難しかったです。

 

鹿児島については最後まで予約ができず、

となりの宮崎県に宿泊した経験があります。

 

そのため、週末の金曜日・土曜日の

宿泊については、旅行の直前の予約には

十分注意した方がいいでしょう。

 

【バリアフリールーム】

 

3:航空チケットの確保

そして最後に予約するのは、

「航空チケット」です。

 

なぜこの航空チケットが最後かと申しますと、

航空チケットの空き状態は

ネットで見ることができるからです。

 

それ以外の情報については

ネットで確認する方法がありません。

 

宿泊施設も可能のように思えますが、

バリアフリールームの有無や予約状況は

ほとんどの宿泊施設では電話以外では

対応されていないのが現状です。

 

【車椅子で飛行機に搭乗】

 

観光地への旅行のスムーズな流れ

以上のことをまとめて、

スムーズな手配の流れは

以下のとおりとなります。

 

現地での交通手段

宿泊施設

飛行機・新幹線

 

という流れがベストです。

 

航空チケットの空き状態が

ネットで確認して満席であれば、

旅行自体は延期または中止ですが、

 

  • ゴールデンウィーク
  • お盆
  • 年末年始

 

などを除けば、ほとんど

満席になることはないと思います。

 

満席になっていても

別の時間帯は空いていることが多いです。

 

今回は、自分で旅行の目的地を

計画する場合ですが、それが面倒であれば

エイチ・アイ・エスなどによる

パック旅行もおすすめです。

 

ただし、履行人数もあるので、

参加者が人数に達しなければ、

旅行自体が中止になる場合も

あるのでご注意ください。

 

ぜひともこれを機に「旅行」を計画して、

行動範囲を広げて楽しんでみてください。

 

車椅子で日本を旅行してきた経験を

ブログでも発信しておりますので、

ぜひこちらもご参照ください。

 

車椅子ライフデザイナー まおう

 

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白倉栄一

「車椅子ライフデザイナー」として車椅子でも生活しやすい環境を目指す専門家。大手総合スーパーに入社したものの、24歳で交通事故に遭い、脊髄損傷が原因で車椅子生活になる。その後、ハンディキャップがありながらも、店舗の人事総務課長として人事・総務・採用・教育・クレームの責任者として勤務。社内のお客さま満足度調査では、店舗が全国1位に輝いた実績もある。また2005年からは1000件以上のバリアフリースポットを調査。2016年12月には念願だった日本1周の調査を果たし、車椅子でも行ける旅を紹介している。詳しいプロフィールはこちら→白倉栄一


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