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車椅子で東北新幹線の乗車券・特急券を購入するときのポイント!

  • 最終更新日:

先日のことですが、

JR東日本の東北新幹線に乗って、

東京駅から盛岡駅へ行ってきました。

 

今までは新幹線の乗車券・特急券を

事前に予約しておりましたが、

今回は、当日に購入することに

なりましたので、その流れをシェアいたします。

 

どのようにして購入するのか?

乗車席は、どうすればいいのか?

 

など、いくつかのポイント

踏まえてご紹介していきます。

JR東日本の東京駅での乗車券・特急券購入

乗車券・特急券を購入するときには、

障害のレベルによっては事前に

伝えなければならないものがあります。

 

ただ今回は、一般的な車椅子利用者が

乗車する場合を例にしてご報告いたします。

 

今回は「JR東日本の新幹線」

での購入についてです。

 

駅員さんのお手伝いを

まったく必要としない場合は、

ある程度自由に行動ができます。

 

しかし、

 

車椅子を利用している方にとっては、

乗り降りする駅でのサポートや

乗車する席などをしっかりと

決める必要があります。

 

公共交通機関に乗る際には、

車椅子ユーザーは、一般の健常者が

気軽に乗るようにはいかないのです。

 

ホームページでは分かりにくい点が多い

JR東日本では「お身体が不自由なお客さまへ」

というホームページが用意されています。

 

しかし、残念なことにここでは詳しい

手続きの内容は、載っていないのです。

 

では、購入する際にはどうすればいいのか?

 

まず最初に、乗車する駅の

「みどりの窓口」へ行きます。

 

実は、東京駅というのは、

はっきり言ってかなり難しいです。

 

巨大マンモス駅なので、

駅の掲示板を見ても、

 

「JR東海道山陽新幹線のりば」

 

と記載しているのですが、

 

「JR東北新幹線のりば」

 

というものは記載されていないのです。

 

東京駅では、JR東日本全体を

「JR線のりば」と掲載しているんです。

 

東京駅は、東海道山陽新幹線こそ

JR東海ですが、それ以外は

すべてJR東日本となっています。

 

そのことから、ひとくくりで

「JR線」としているのです。

 

購入時は乗車席の希望をきちんと伝えた方がいい

次に実際に、みどりの窓口に

到着したところをお伝えします。

 

みどりの窓口は、

どこに行っても行列です。

 

最低でも5分以上は並ぶと

想定したほうがいいでしょう。

 

窓口で乗車券・特急券を購入しますが、

1番早い時刻の新幹線には

乗ることができないのです。

 

なぜなら、

 

駅員さんのサポートする時間もあるので、

20・30分以降の新幹線になってしまいます。

 

そして、ここが大きなポイント!

 

どの席にするか?

 

「車椅子で座れる席をお願いします」

 

と言ってしまうと、

トイレのない車両などや

車椅子置き場のないような席を

案内されてしまう可能性があるので、

注意してください。

 

乗車時間が少ない場合は

あまり気にならないのですが、

2~3時間かかる場合は

検討することをおすすめします。

 

伝えた方がいいポイントは、

 

  • 車椅子から席に乗り移って座っていくのか?
  • 車椅子のまま乗っていくのか?
  • トイレが近くにあるのか?

 

といった項目です。

 

多目的室は必ずしも確保できるとは限らない

車椅子ユーザーが

よく使う多目的室については

毎回「賭け」だと思っております。

 

みどりの窓口で多目的室を

利用したいと言っても

 

予約には、1時間半以上かかります!

 

と言われてしまいました。

 

大抵の方は、そんなに長時間

待つことはできません。

 

もし使うとなれば、車掌さんに

お願いすることになるのですが、

そうなると事前にどこの席を

購入しておけばいいのか?

 

ここでのポイントは、

多目的室のある号車の席を

とりあえず確保しておくこと

が重要となってきます。

 

そして、空いていれば多目的室。

空いていなければ通路となります。

 

このような理由から、

「賭け」と言いました。

 

車椅子利用席をキープしながら、

多目的室をお願いするのは、

実はかなり難しいことなんです。

 

【1人で新幹線に乗ってみよう

 

乗車券・特急券の購入方法は慣れるしかない現状

残念ながらこういった点が、

車椅子ユーザーにとっては

けっこう辛いところなんです。

 

また、

 

一度改札でサポートをお願いしてしまうと、

駅弁や土産などの購入も難しくなります。

 

できれば、

 

「駅弁や土産などは大丈夫ですか?」

 

とか声をかけてくれれば嬉しいです。

 

なぜなら、多目的室に入ると、

車内販売が来ないからです。

 

ちなみにJR東日本の場合は、

多目的室の利用の際には、

 

授乳される方や

急病の方がいらっしゃったら、

 

部屋から出ていただく

ことがありますが、

よろしいですか?

 

と言われます。

 

この点は留意しておくべき
ポイントとなります。

 

最初はイメージがつきにくいかと

思いますが、何度か利用していたら

購入のポイントがわかってきます。

 

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白倉栄一

「車椅子ライフデザイナー」として車椅子でも生活しやすい環境を目指す専門家。大手総合スーパーに入社したものの、24歳で交通事故に遭い、脊髄損傷が原因で車椅子生活になる。その後、ハンディキャップがありながらも、店舗の人事総務課長として人事・総務・採用・教育・クレームの責任者として勤務。社内のお客さま満足度調査では、店舗が全国1位に輝いた実績もある。また2005年からは1000件以上のバリアフリースポットを調査。2016年12月には念願だった日本1周の調査を果たし、車椅子でも行ける旅を紹介している。詳しいプロフィールはこちら→白倉栄一


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