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川崎市で障害者も住めるシェアハウスとは?ウェルトーーク!〜vol.1〜

  • 最終更新日:

TV制作の会社を経営しながら、障害者と健常者が一緒に暮らすがコンセプトの川崎市にあるシェアハウス「MAZARIBA」を運営されている内田勉さん。福祉の専門家や当事者が発信するWebメディア「Welsearch(ウェルサーチ)」の編集長である日野。

 

『ウェルトーーク!』とは、一般的な福祉の支援とは、ちょっと違った福祉のアウトサイダーの2人が提供するによる参加者も一体なって進めていくトークライブです。

 

2018年12月27日に記念すべき「ウェルトーーク!」の第一回目が開催されました。この記事では、YouTubeでライブ配信した動画だけでなく、書き起こしをしております。当日、見れなかった、参加できなかったという方も見れるようにしました。

 

今回は、第1回目ということで、2人の事業内容についてなどの自己紹介から始まり、某有名な24時間ぶっ通しで配信する番組についてのこともTV業界に携わっている人の観点からも語っていただきました。

 

障害者も住める住宅としてシェアハウスを運営していますが、いったいどのようなシェアハウスなのでしょうか?

ウェルトーーク!vol.1

まず最初に「ウェルトーーク〜vol.1」の動画になります。聴覚障害者の方や動画よりも文章の方がいいという方のために、書き起こしの文章もありますので、お好きな方でご覧になっていただければ幸いです。

 

 

内田
『ウェルトーーク』という番組の第1回目になります!

 

日野
第1回、よろしくお願いしまーす。(拍手)

 

内田
で、あとyoutubeでも見ているんですかね。

 

日野
そうですね。あとから来てくれる方もいると思います。どんどん増えてきますので。

 

内田
という訳でウェルトーク、スタートなんですけど、どういった番組なんですか?

 

日野
そうですね。あとでお互いの自己紹介もするんですけど、2人とも、元々福祉分野の人ではないけれども、福祉のことに携わっているということで。

 

凝り固まった福祉とは違った目線から、トークライブをしたら面白いなって思ったのがキッカケですね。

 

先月の終わりぐらいですよね。話をして「やりましょう!」って感じで。

 

内田
1か月くらい準備があったんですけど、あまり準備時間が無かったと言う。

 

日野
2人でチャットしながらね。

 

内田
という訳で、これは上から目線でお話すればいいですか?

 

日野
いや、視聴者の方もそうですし、参加者の方と一体となってできれば。こういうトークから良いアイデアは生まれてくると自分は思っているので。

 

それを形にするのが自分の役目かなと思っています。一緒になって良い方向に、福祉を持っていければと思っています。

 

内田
わかりました。よろしくお願いします。

 

では、日野さんまず自己紹介からいきましょうか

 

ウェルサーチ編集長:日野の自己紹介

日野
はい。今、「ウェルサーチ」という福祉の専門家だったり、当事者が情報発信しているwebのメディアを運営している、日野信輔と申します。福祉業界、本当にITが凄く弱いので。

 

内田
えっ、そうなんですか?

 

日野
 調べても出てこないってことが多いのですね。そういった状況だったので、福祉の専門家や当事者に発信してもらうことで、正しい情報・リアルな情報を知ってもらう。

 

知ってもらうだけだと意味がないので、そこからしっかりとマッチングできるようなところまでしているサイトを運営しております。宜しくお願いします。

 

次は、内田さんも軽く自己紹介をお願いします。

 

障害者と健常者が一緒に住める「MAZARIBA」内田さんの自己紹介

内田
はい、内田勉と申します。本業というか、元々テレビディレクターをやっていて、地上波ニュース番組の取材ディレクターをやっています。今でもやっているんですが。

 

あとはホームページの制作と、シェアハウスを5軒運営しています。今、ここ収録場所になっている川崎市の「MAZARIBA」というシェアハウス形式の住宅なんですが、これが5軒目のシェアハウスです。

 

ここだけ新しく始めたコンセプトで、障害を持っている人と持っていない人が一緒に住むというものをやったときに、色々どうやったらいいかな?と相談しているうちに、日野さんと知り合って。

 

日野
そうですね。実際に自分も見学させていただいたんですが、今は障害者の入居者はいないんですかね?

 

内田
 今は精神系の方がいます。前は、聴覚障害の方がいました。

 

日野
その方とは、チャットで会話しているとか。

 

内田
意外と聴覚障害の人は困らないんですよ。今チャットがあるから。筆談とかだと大変だけど、チャットでの会話は、そんなに困らない。

 

むしろ家にいなくても、そのチャットに入っていれば、家の出来事が分かるのでありがたいぐらい。そういう勢いです。

 

TV業界から障害者も住めるシェアハウスに携わったキッカケ

日野
まず1つの目の質問、いきなりいいですか?

 

内田
はい。

 

日野
元々テレビ業界でバリバリやっていた内田さんが、なぜこういった一種の福祉業界じゃないですが、福祉の制度を使っていないので。福祉業界に携わったきっかけというか、なんで障害者も住めるシェアハウスを始めたんですか?

 

内田
シェアハウスの中でも障害者の人と一般の人が住むというきっかけは、問い合わせがあったんです。知り合いの凄く誠実な不動産屋さんから、「内田さんの物件は今空きありますか?」と問い合わせがあって。ありますよと言って。

 

で、何歳くらいの人ですか?ってな感じがあって。その中で「ちょっと耳が聞こえない人ですが、大丈夫ですか?」という質問があったんです。何かそれ困りますかね?

 

日野
いやどうでしょう、困りますかね。いきなり言われたらどう接すればいいんだろう?という意見が多そうですが。

 

内田
僕はたまたまですが、耳の聞こえない友達が2人ほどいて、別にいいんじゃないって。あれ何か困るんだっけ?という感じだったんですよね。

 

正直にそれは何か困るんですか?と聞いたら、障害者というだけで、入居を断る大家さんはいっぱいいるんですよと言ってました。

 

日野
それは、多いですね〜。空き家住宅の対策で障害者の方が住めるよう動いている方がいるのですが、一番のネックがオーナーさんの理解というのを聞きますね。

 

そこで話が頓挫しちゃうというケースが多いかもしれないですね。

 

内田
何が困るんですか?みたいな。家賃ちゃんと払ってくれるんですよねって。ちゃんと払えるんですけど、何が困るかというと大家さんは電話が通じないのは困るんですよって。

 

何かあった時、例えばゴミ出しが適当だった時に大家さんから電話したい、と。でも、入居者の人が聴覚障害で耳が聞こえないと電話できない。

 

それメールしようよって話じゃないですか?(笑

 

日野
たしかにメールだったら、やり取りできますもんね。

 

内田
メールしたらいいじゃないですか?って言ったら、大家さんが年配でメールできないんですよって。じゃあ、FAXしたらいいじゃないですか?FAXだったらまあ誰でもできる。いや面倒くさいですよって。

 

結局なんでもダメなんです。そういう話に今なっていて、それはなんかよくないというか。それがの障害者も住めるシェアハウスをするようになったキッカケですね。

 

そうこうしているうちに、たまたま、うちのシェアハウスに住んでいた女性が足の癌になって、片足切っちゃったんです。今は義足で、遊びに来てくれたり、アドバイスくれたりして協力してくれる人なのですが。

 

ちょうどその人がうちのシェアハウスに住んでいる時に足を切っちゃって、その人がうちのシェアハウス戻ってきたいって言われた時に、戻ってくる家が欲しいってことになったんですよね。

 

日野
じゃあ、本当に実体験から障害者でも住めるものがあったらいいんじゃないか?ってなったんですね。

 

内田
そういう感じで障害者の人が住める家を作りたいなって感じです。

 

日野
 いいですね。何か視聴者の方もこのシェアハウスに関して聞きたいこととかありますか?あ、そうですね、これ見せてなかった。

 

障害者も健常者も住めるシェアハウスとは

内田
一応これが川崎市でやってるシェアハウス「MAZARIBA」のイメージイラストになります。

 

【参加者からの質問】

質問です。例えば、車椅子の方が入居したいと言った時にエレベーターはあるのでしょうか?

 

内田
いい質問です。結論から言いますと、厳しいです(笑)。

 

「MAZARIBA」は障害者と健常者が住めるということですが、バリアフリー住宅じゃないんですよね。残念ながら。階段もあるし、段差もある。

 

車椅子の人が入居していただいてもいいんですが、階段を自分でズルズル引きずる感じで移動するのが苦じゃなければ別にいいかな。という感じです。

 

日野
そうですよね〜。ここは、助成金とか使っていないんですよね。福祉とは関係なく、シェアハウスとしてやっているので。

 

まずはバリアフリーとか整っていなくても使えるような方々が入居する形にはなりますね。では、入居できる方としては、主にどういった方とかですかね?

 

内田
最初はどっちかというと身体障害の方が分かりやすいので、対象なのですが、今わりと精神障害がある方も住んでいて、問題ないなと分かってきたので、だんだん広げていきたいなと思っています。

 

なんでここバリアフリーじゃない住宅を借りたのかというと、僕よく言うのですが、僕たちはエベレストに登る必要はないと。高尾山でいいと。

 

もちろんバリアフリーの物件だったらいいですよ。でも、それなりにお金もかかるし、そういう人が入ってきた時に一緒に暮らすノウハウみたいなものも必要なんですよね。まだ最初の段階なので、1人で自立できる人が最初の対象ですね。

 

日野
そうですね。いきなりそういった部分まで対応してしまうと、サポートしきれなくてサービスが中途半端になってしまうケースとかも出てきそうですね。

 

内田
うちは、支援するというのは、あまり考えていなくて。そもそものきっかけが不動産屋に断られて、それはないだろうというのがスタートなので。

 

別に支援はそんなに考えていなくて、住みたい人が住める住宅になればいい。あまりそういうハードルとか、頑張らなきゃとかということは、考えてないんですよね。

 

福祉のイベントを盛り上げるコツ

日野
はい、分かりました。もう1つ質問です。

こういった「MAZARIBA」ということで色んな人が住めるシェアハウスですが、立地としても川崎市の中でも、あまりいいところじゃないじゃないですか、お世辞じゃないですが(笑)

 

内田
まさしく、その通りですね。

 

日野
イベントもやっていますが、けっこう人とか来ていらっしゃるじゃないですか?そういったコミュニティづくりと言いますか、楽しめる場を作るコツみたいなものはあるんですか?

 

内田
シェアハウスを5軒運営している中、分かりやすい表現としては、人間楽しいことが好きなんだなと思いました。面白かったり楽しかったりすることには人が集まります。

 

こういうトークライブも、「こういう記事書いて、みんなに訴えかけていこうよ!」というやり方もあると思うのですが、こうやって話して、みんなに聞いてもらって、その場で意見を聞いて、まとめた方がいいじゃん、っていう感じですね。

 

日野
こういう場の雰囲気から生まれるものもありますもんね。そういったものを自分も大切にしていきたい。

 

今はネットでの情報発信がメインになっちゃっていますけれども、こういったリアルの場をどんどん作っていければなとは思っていますね。

 

内田
あとコミュニティという意味で言えば、みんなでご飯を食べたり、お酒飲んだりというのは、共通言語として誰でも引っかかるところです。ご飯を食べない人は基本的にいないので。お酒飲まない人はいるんですけど。

 

だから、例えばこれもトークライブだけではなく、この後に交流会をする。トークライブだけやると言うとそのために行くのかよってあるのですが、ちょっとご飯のついでに、聞いたついでにちょっと一杯飲めるとか。

 

それで楽しいなら良いんじゃないのかなという。そういうのをいっぱいやる中でたまにはすごい意識高い何かをしてもいいだろうし。まず場を楽しくするというのが最初ですよね。

 

日野
そういうのいいですよね。ちなみに、一番盛り上がったイベントは何ですか?

 

一番盛り上がったイベントは?

内田
雑色と言う、東京の蒲田の近くにシェアハウスがあります。そこはお庭付きの住宅なのですが、そこでやった自分史上最大に盛り上がったイベントが2階から流しそうめんをするというイベントです。

 

日野
2階からって、けっこう高さありますよね。

 

内田
あります。一軒家なんですが、2階から庭に向かって斜め45度くらいにぐわーって流しそうめんやって。それは竹を千葉の山奥まで行って、取りに行くところから始めているんです。

 

2階から流しそうめんの何が良いかというと、凄く角度が急なとこですね。だから、すごく速い勢いで難しいというのと、あとちょっと竹の節があるんです。ちょっとの段差があってもぴゅーっと麺が跳ねるんです。ぴゅーって飛んで。これは一番盛り上がりました。

 

日野
麺がコースアウトしそうですね(笑)いいですね。そういう面白いイベントとかだとやっぱ人が来やすいんですかね?

 

内田
人は来るんですが、面白いベントって2回目やったらこれ前やったよねってなって、面白くなくなっちゃう。これが大変です。

 

日野
たしかに定期的に違うのをやっていかないというのが、大変ですね。

 

内田
そうですよね。せいぜい3回目くらいじゃないですか同じことをやって楽しめるのは。だから、毎回頭をひねる。

 

日野
やっぱり皆さんここが悩みどころなんですね〜…

 

ウェルサーチで1番反響があったものは?

内田
じゃあ僕からもちょっと質問いきます。日野さんがやっているウェルサーチで、今まで例えば反響があった記事を教えていただけますか?

 

日野
そうですね。今まで一番反響があった記事は障害者の年収の記事ですね。

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その記事がはてぶとかでもすごく盛り上がって。はてなブックマークというのがあるのですが、そこで300ぐらいシェアがあり、1日で2万PVくらいいきましたね。1記事だけで。

 

内田
けっこうシェア来ましたね!ちなみに皆さん大体どれくらいですか?

 

日野
全国の平均で言うと、15,000円以下なんです。もちろん障害者雇用をされている人はもっともらっていますけど。平均で11、2万ぐらいかな。

 

内田
働いている人が平均15,000円?これって働いていない人もいれている?

 

日野
施設でも仕事をしていて、工賃をもらってるんですよ。B型だと平均で時給100円にもいかないような作業をしているところがすごく多いです。

 

例えば、1工程1円にもならないような仕事をしている。そういうのを頑張ってやっても、時給100円いかないんじゃないですか。そういうのを請負っちゃうんですよね。

 

施設の人は支援のプロだけれど、商売に関しては全くなので、仕事の取り方が分からない。そういった現状は障害者だから単価が低くてもやってくれる雰囲気をだしちゃっているのかな?と思いますけど。

 

だから、今いろんな外部の人たちと連携して、工賃アップも施策を進めているんですよ。工賃単価10倍計画と名付けているんですが。

 

内田
工賃単価10倍計画ってなんですか?

 

日野
いろんな外部の人と連携すると、販路やアイデアがかなり出てくるんです。デザイナーさんも関わってくるので。

 

今やっている作業と変わらずに単価を上げていくシステムなので、利用者が新しい作業を覚えなくてもいいような形で進めていっておりますけどね。

 

ウェルサーチではどういう記事が多いか?

内田
わかりました。もう1つ質問ですが、日野さんがやっているメディアのウェルサーチでは、どういう系の記事が多いですか?

 

日野
今はいろんなライターさんのおかげで、いろんなジャンルの発信があります。例えば、発達障害の目線からいろんなレビューをするみたいな。劇のレビューや、発達障害、精神障害の方が通っている就労移行という施設。

 

要は職業訓練校みたいなところもあるんですが、そういったところに実際に行ってみて思ったこととか。当事者の体験談みたいなことを発信してもらったりしてます。

 

専門家の方にはそれこそ知識は凄くあります。例えば、視覚障害者の方の接し方だったり、専門的なところで行くと、障害者雇用するためにはどういった制度があるのか?特別支援学校を卒業したらどういった職業に就いている人が多いのか?

 

あとは、障害者年金系や障害者が入れるような保険のことについてだったり。

 

内田
ノウハウ的なことですかね?

 

日野
そういうものも多いですね。福祉の業界って、知っているか知らないかだけなんですよ。福祉の業界は申請主義なので、知っていないと制度を受けられない。

 

だから、障害者年金とか、障害者手帳を持ってない人とかも意外と多いんですよ。

 

内田
障害者なのに、障害者手帳を持っていない?

 

日野
そうです。例えば、1回申請に行ったけれど、自分ではうまく説明できないから、断られることもあったり。特に、年金系は多いですね。

 

あとは、意外と障害者手帳のメリットの部分も知らない。いろんな公共施設が半額とか無料で行けたりするんです。そういったものも有効活用できていないということが多いですね。

ウェルサーチを始めたキッカケは?

内田
そのような、人たちもいるんですね。ちなみにどうしてそういうウェルサーチを始めようと思われたんですか?

 

日野
 そうですね。元々、自分自身がWEBのマーケティング、メディアを作るのが得意だったというのが第一前提でありました。福祉分野ってNPOが多いですよね。

 

すごく良いことをやっている人が多いのですが、マネタイズができてない。要は、お金を生み出せてないから継続ができてないところがすごく多いんですよ。

 

内田
大体のNPOがそうですよね。

 

日野
 そういった現場とか話を聞いていて、この活動もっと世に知ってもらえたら、もっと売り上げも出るような仕組みにすれば、継続できるのにというのがすごく多かったんですよね。

 

内田
そういう団体って、ちょっとしたことで続けられそうなのですか?

 

日野
そういう団体もあれば、もちろん企画などを考えなきゃならない時もあります。1番はボランティア精神が強いというのですかね。お金は貰えないとか。

 

補助金はいっぱい貰っているんだけれども、売上の部分はほぼ無いという団体がやっぱり多くて。まずは、いい活動をしている団体を知ってもらわなきゃ意味ないなと思って。こういったメディアを通して、検索したらすぐ出てくるような。

 

SNSとかでも目に留まるような活動というのをどんどんうちでも紹介していますし、色んな人に知ってもらいたいなというのは思っていました。

 

【視聴者のコメント】

傷病手当金について教えてもらいました。

 

内田
ああやっぱり役に立っていますね。

 

日野
メンタルでやられちゃった人とかで、辞めた時とか、場合によっては、傷病手当のいうのがもらえるのですが、それを知らない人が多いんですよね。

 

そういう傷病手当というのがあることを知っておくだけでも、気持ち的にかなり変わってきますよね。収入的な部分では。

 

うちのメディアのコンセプトとしては、みんなで作り上げていくサイトにしているんですよ。TwitterとかSNSとかで色んな意見もらったりとかするんで、それを記事にしたりとか、あとはこういった場で生まれるアイデアだったりとか、トーク内容だったりとかを記事にしたりしています。

 

だから、いろんな人が発信できる場。こういうサイトってなかったんですよね。すべて自社のサービス誘導へまとめちゃうというものばかり。でも、うちは発信してもらう代わりに、集客は全部うちがやりますという形でサイト内でもご紹介しているんですよ。

 

いろんな全国のつながりも増えてきているので、そういった人たちとかサービスとか福祉のリソースをどんどん紹介して、横のつながりというのを広げていっていますね。

 

会場に来ていただいた参加者の皆さん

海外には障害者や福祉専門のテレビ番組がある?

日野
また内田さんに質問ですが、テレビ業界で今足りていないものって何かありますか?

 

内田
テレビ業界で足りないのは、視聴率以外の物差しですね。例えば、Twitterのリツイート数みたいな。

 

視聴率は見ているだけなので、そこから次のアクションが起きているかどうかというのが分かりにくいんです。次のアクションこうなっていますよね、が分かれば、マーケティングにも役立ちますし、どれだけ深く刺さったかという指標があると良いなあと。

 

何となくネットで話題とか、ハッシュタグでどのくらい呟かれているとかで何となくは分かりますよね。

 

日野
テレビもやっぱり、エンタメ系は視聴率が良いんですか?

 

内田
それは良いですよ。あとは、見ている人が高齢化しているので、お年寄り向けの内容が受けますね。

 

若い人は見るものがいっぱいあるので、テレビを見ない人が多いんですよ。

 

 

【参加者からの質問】

もっと細くてもいいから、全年齢向けじゃなくて絞ったのが良いかなと思います。

 

日野
視聴率って観点から見ると、そういうのは難しいんですかね?

 

内田
いや、昔は深夜番組があって、夜の12時から朝の6時までは視聴率にカウントしないんですよ。一応数字は出るんですが、平均視聴率にカウントしないんです。

 

そこで実験的なことをしていたんですが、最近はそこアニメかショッピングくらいしかやっていないですね。最近はあまりチャレンジしないんですよね。

 

昔は危ない番組とかいっぱいあったんですが、夜も録画で残っちゃうので、危ない事できないんですよ。

 

日野
そうなんですね〜。誰かが言っていた、海外では障害者専門のテレビ番組、チャンネルがあるって。

 

福祉関係のテレビ番組ってあるけど、日本は専門のチャンネルがない。やっぱりそれも視聴率とかに関わってくるからですかね?

 

内田
テレビの仕組みは、その国によって法律が違うんです。例えば、アメリカだと「全部の放送時間に何%は公共的な放送しなさいよ」と決まっているのです。

 

24時間やっているのは、また違う仕組みだと思うのですが、日本はそういう仕組みがないですよね。そういう仕組みちょっとで作ったほうがいいかな。

 

例えば、人口比率で行くと、障害を持った人が5%ぐらいいるとしたら、全放送時間の5%はそういう番組にしなさいとか。そういう法律を作った方が僕はいいと思います。時間は深夜になるかもしれないですが。

 

日野
特に、今はネット配信も増えてきましたからね。うちもこういったのはどんどん配信はしていきたいなと思いますけどね。

 

何か見たい番組ありますか?福祉関係でこういった番組あったらいいなって。

 

24時間テレビは業界の人から見たらどうなの?

【参加者】

福祉だと24時間テレビが絶対出てくると思うんですが、あれは障害者と健常者に溝があるような感じがしています。そこの溝はもうちょっと近く行けないのかな、と。Twitterとかで意見を見ていても、ちょっと距離が遠いという感じが多かったので。

 

日野
そうですね。これけっこう毎年の議論かと思うのですが、自分が聞いた意見で、昔は真面目じゃないですが、The・福祉のようなことを発信していたようなのですね。元々の始まりは。

 

ただ視聴率か分からないですが、そこから感動だったり、あとはジャニーズとかの有名人とコラボしてやっていく方向に変わっていったというのは聞いたことはあります。テレビ関係者からしてどうですか?

 

内田
僕はずいぶん前ですが、24時間テレビの総合演出の人とずっと仕事をしていたことがあります。その人も普通に卒なくこなしていましたから。

 

内容で言うと、まず見てもらうというのは大前提であります。あれだけ一生懸命に媚を売った企画をガンガン並べてどうだ、見るだろうという内容でやっても、やっぱり視聴10%ちょっとしかいかないんですよ。

 

NHKのハートネットTVの視聴率はちょっと分からないですが、おそらく数%ですよね。あんな数字を出したら間違いなくその年で24時間テレビは終わります。

 

だから終わってもいいと考えるか、続いた方が良いと考えるかというのがまず大前提であって、それから内容をどう深めるかというのは、継続的な検討課題であります。

 

で、その内容が深まっていかないというのは、やっぱり国民性が反映されてしまうので、国民の問題なのかな、と。もちろん丸投げする訳じゃない。

 

テレビ関係者の努力もちろん必要なんですが、基本的には見られないと番組は終わるというシンプルな方程式なので。会社が売り上げをあげないと潰れちゃうのと全く一緒なんですよね。

 

日野
そうですね。自分の意見としては、一般の人にいかに障害分野を気に掛けてもらえるかというものをすごく重要視しています。

 

福祉に固まっちゃう人がすごく多いんですよ。福祉系だけを対象にしたイベントをやったり。だから、うちはいかに一般の人、福祉と関係ない人を巻き込んでいくかを重要視しています。

 

そういった目線から言わせてみれば、ああいった形でもいいのかなと思いますね。そこからも議論が生まれている訳じゃないですか。理解関心を持ってもらえる1つの手段としては、自分はいいのかなと思いますけどね。

 

内田
色んな意見がある人はそこから一歩深まって、自分でいろいろ調べたりとか、自分なりに発信をしたりとかしますもんね。テレビ作っている人も当然そこは気にするので。

 

すごく議論は深まって、これはこうした方がいいなという風に世の中全体が動いていくと、テレビ作る方も変わっていくので。

 

日野
そうですね。そういった目線で見たら、内田さんがやっているようなシェアハウスやエンタメ系のイベントというのは、本当自分も取り入れていきたいなとは思っている分野ではあるんですよね。

 

つまり、たまたま行ったら障害者がいたというのが自分はベストだと思っています。何かしら偏見じゃないですが、そういうものを持っている方は多いので。実際に会ってみたら、「あーこんなもんか」みたいになる。

 

内田
カジュアル福祉みたいな?

 

日野
そうですね〜。まぁ、自分は福祉と思っていないですが。

 

内田
僕もあまり思っていないです。

 

日野
支援していると言うよりも、ただ単にそういったものが足りてないからやっているだけなんですよね。それが一般的な言葉にしたら福祉だから、あえて使っているだけですね。

 

内田
自分は中々、障害とか福祉とか言葉が難しくなりがちなので、僕もすごく言葉には悩んでいるんですけど。

 

日野
それは、本当に思います。

 

内田
時間になりましたので、今日はそんなところで。ウェルトーク第1回無事終了します。

 

最後に

記念すべき第1回目の『ウェルトーーク!』はいかがでしたでしょうか?今回は2人の事業のことがメインでしたが、一般的な福祉とは、ちょっと違ったトークが聞けたかと思います。現地で参加していただいた方とは、お鍋を食べながら交流したり、川崎の工場夜景を見たりもしました。

 

ちなみに、川崎市にある障害者も健常者も一緒に住めるMAZARIBAも随時、見学は無料で受け付けております。テレビ業界で活動されている方なので、少し違った目線から障害者福祉のことを知ることもできますよ。

 

このような感じで、定期的に『ウェルトーーク!』は開催していく予定です。YouTubeやFacebookのライブ配信もやっていきます。また、次回からは、福祉で活躍されている方をゲストとして、お呼びしていきますので、お楽しみにしていてください。

 

『ウェルトーーク!』も皆さんと一緒に作り上げていきたいと思っておりますので、「こういうトークが聞きたい」・「○○さんとのトークライブが聞きたい」といったご要望がありましたら、お問い合わせからいつでもリクエストしてください。

 


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日野信輔

日野信輔

株式会社Nextwel代表取締役。WelSerch編集長。福祉×Webマーケティングで障害者のプロデュースなどしております。ネットの力で福祉業界の素晴らしいところをどんどん発信するサイトを構築してます。詳しいプロフィールはこちら→日野信輔


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