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身体症状をすべて『心因性』と診断され精神科へ舞い戻るのはなぜ?八壁ゆかりの崖っぷちブルース第7回

  • 最終更新日:

はーい皆さん、ご無沙汰ご無沙汰! 八壁ゆかりですよ!

 

「崖ブル」こと「崖っぷちブルース」のお時間ですよ! 久々に!!

まあまずは「久々」になった理由を簡潔に説明せねばなるまい。

 

「薬の変更でメンタルボッコボコにやられた」

 

「薬戻したら持ち直したけど、今度は体調が不良どころかヤクザになった」

 

以上だ!!!

 

ゆかり
そう、問題は体調だよ。

 

身体症状なんですよ。

端的に言うと、2分以上歩けないレベル。杖ついて最長六分くらい。あとはもう夫にしがみついて引きずられる感じ。病院では車椅子借りてる。

 

恐いのは、痛みがないってこと!

 

ゆかり
何なんコレ?!

 

でも結局は精神科へ舞い戻ってくるパターン。

 

というわけで、今回は「身体症状」と精神的な好不調、そして「心因性」という言葉について、例によってワタクシの経験を基にお話ししていきたいと思います。

どんな症状でも最終的には「精神科に帰れ」

ゆかり
いや、これね、これなんだよ……。

 

たとえば、上記の

 

  • 足が動かなくなって、いくら念じても足が前に出てくれない
  • 汗が噴き出して呼吸が浅くなる
  • 挙げ句意識が遠のく

 

という症状をだね、私は当初、普段糖尿病内科にかかっている病院の整形外科で診てもらったんですけどね、血液検査の結果、筋肉へのダメージ的な項目の数値が異常に高いことが発覚して、

 

「運動厳禁」

 

と言われたのでね、なるべく外に出ないよう努めたのだけれども、いやいや、私も生活というやつをやらなあかん、一応主婦でもあるんやで、俺。

 

 

ゆかり
スーパー行って食料品買わなあかんし、洗濯物干すのに動くし、片道一時間の精神科には絶対行かなあかんがな。

 

そもそも「歩く」ゆうて人間の一番根本的な動作ですやん。

 

なんで俺大阪弁なん。

 

で、その後、症状はガンガン悪化してですね、夫と共に哀愁のチバラキ(=実家)に滞在したんですよ、10日ほど。家事しなくていいというのは、これ非常に楽ちん、気楽、実母の野菜たっぷり健康料理のおかげで糖尿病にもグッド。

 

しかし悲しいかな、夫を以てしてもあそこに滞在できたのは10日が限界。家族とは仲のいいワタクシですが、一緒に住むとなると色々と無理がね、あるんですよ。

 

身体症状が出てるが検査に異常が出ない

というわけで東京に戻って、弟に貰った杖をつきながら先述の病院に行ったら、あらま!

 

血液検査にどこにも異常がない!!!

 

ゆかり
でぇぇぇええええじゃあなんでこんなにしんどいの?!

 

なんで歩けないの?!

 

Tell me whyyyyyy?!?!?!?

 

 

というわけで、次は総合病院に行きました。

電話であらかじめ症状を説明し、「神経内科」にかかるよう言われたのでそこに。

 

ところが。

 

ここでも触診などしても、異常はなかったのです。

 

ゆかり
さらに、今度大学病院の医師が検査に来るからその時に診てもらえ、と言われて了解したらそれが1ヶ月先だよコンチキショウ!!

 

(一応予約はしました)

 

その数日後、別の身体症状が悪化してきました。

 

右手の親指の根元周辺の、感覚がないんです。これ、現在進行形。

 

触るとぴりぴりと痺れる感じで、思いっ切り爪を立てても鈍痛が数秒遅れてやって来るだけ。しかも、感覚がない範囲が、日に日に広がってきたんです。

 

ゆかり
……流石にヤバない?

 

そう考えた私は、地元の健康福祉センターに連絡し、症状を説明して何科にかかればいいか相談してみました。すると相談員の方が、最悪の場合、

 

「脳梗塞」

 

の可能性があるかも、おっしゃりました。

 

ゆかり
——これ、やべぇヤツだ。

 

どんなにヤバくても最後は精神科に戻る

私はすぐさま総合病院に再度電話し、「脳神経内科」に飛び込みました。夫引きずって。

しかし、ここでも触診などしましたが、CTなどは撮られず、こう言われました。

 

「異常ないと思うよ、心配しすぎ。心因性でしょ」

 

はいコレ! 来ましたコレ!!

 

ザ・非常に便利な言葉、「心因性」!!!

 

そしてこの単語が来ると、大抵の場合、続く台詞はこう決まっているのです。

 

「精神科の先生に相談したら?」

 

コレね! もう俺は暗に「精神科に帰れ」と言われてるようにしか捉えられなくてですね!! 正直辛いんすよ! また私のせいかって!!

 

ゆかり
そう、「また」、です。

 

何を隠そう、ワタクシ八壁ゆかり、過去に何度も何度も同じ目に遭っているのです。

ちょいと振り返ってみましょうか。ちょいとね。

 

過去の心因性(らしい)身体症状5選

小学校の時分にすでに原因不明の頻脈(横になってる状態で毎分150越え)に襲われていた私、長時間立っているとぶっ倒れるという体質はいまだ健在。なので、10分以上乗る電車で座れないのは致命的です。

 

過去の身体症状

  1. 頭痛
  2. 頻脈
  3. 低血圧
  4. 目眩&倦怠感
  5. 下痢(現在進行形)

 

ゆかり
たぶん自律神経もちょっとおかしいんだと思います。それでは行ってみよー!

 

身体症状1:頭痛

2008年頃、頭に物凄い激痛が走るようになりました。精神科で痛み止めをもらっても効かず、片頭痛の薬をもらっても効果無し、主治医に「脳外科行け」と言われ、紹介状と共に行ってみました。

 

「精神科から来られたんですね」

 

紹介状を見た担当医は開口一番そう言いました。

一応MRIは撮りましたが、異常なし。「精神科の先生に相談された方がよいかと」と言われ、ゲームオーバー。

 

身体症状2:頻脈

2009年、東京の片隅で独り暮らしをしていた頃、やたら脈が速くなって息もできないような状態に陥りました。今考えれば、バイトのストレス症状だったのかもしれませんが。

 

頻脈とは長い付き合いなので、最初は主治医に減脈の薬をもらっていましたが、ある日、

 

ゆかり
あれ?

 

これ死なねえか俺?

 

と危機感を抱くレベルの動悸を覚え、タクシーで最寄りの病院に行きました。新患受付すらおぼつかない状態で処置室に運ばれ、少し休んでから診察。

 

精神系の薬をかなり飲んでいたので、おくすり手帳をドクターに渡しました。一応、24時間脈を測る検査を行いましたが、

 

「脈が速いだけで、不整脈などの異常はない。ほっときゃ治る(意訳)」

 

という結果。それ以上の措置はされませんでした。

 

身体症状3:低血圧

先に数値だけ言います。

 

上が70弱、下が40前後。

 

正常値の目安:上が120〜129mmHg、下が80〜84mmHg

 

 

ゆかり
死ぬかと思いました。

これも原因不明ですが、血圧を上げる薬をしばらく飲んでいたら落ち着きました。

 

身体症状4:目眩&倦怠感

2016年くらいでしょうか、

 

  • 「立っていられない」
  • 「座ってることすら苦行」
  • 「立ちくらみの嵐」
  • 「目眩の二重奏」
  • 「ベッドに転がっていてもぐるぐるする」

 

という恐ろしい症状に襲われ、2ヶ月闘いました。

 

最初は内科に行き、耳鼻科に回され、そこで検査を受けて異常がなかったので「心因性」と言われて終了。セカンドオピニオンで別の耳鼻科にも行きましたが、以下同文。

 

結局、フード・カウンセラーの友人のアドバイスで食生活を見直したら徐々に軽減していきました。

 

身体症状5:下痢(現在進行形)

これはここ4年ほど継続している症状です。

 

汚い話になりますが、何の兆候もなく、痛みもなく、突然水様便がカムアウトしやがります。無痛です。

 

結論から言うと、ここ2年近く、私は紙オムツを穿いて生活しています。

 

 

ゆかり
もうパンツには戻れません。恐いです。

 

なぜなら過去に出先でこれが発動し、号泣レベルのトラウマ事件を起こしたからです。

 

最初は抗鬱剤のパキシルを服用しました。そうしたら便秘気味なほど落ち着いたのですが、セロトニン症候群という副作用が出てしまい中断。

 

それからありとあらゆる下痢止め、漢方、胃腸薬などを試しましたが、止まらず。ガスかと思ったら違った、なんてのは日常茶飯事、決して女子的に(男子的にもですが)喜ばしい現象ではありません。

 

一度落ち着いたのは、消化器内科で食生活を改善せよ、と言われた時です。

 

  • カフェイン禁止
  • 油禁止
  • 生野菜禁止
  • 生フルーツ禁止
  • 熱い飲み物禁止
  • 乳製品禁止油禁止

 

この指示に基づいて食生活を変えたら、止まりました!! 数ヶ月だけ!!(号泣)
(普通に下痢が酷い方、これ試すといいかもしれませんよ)

 

……とまあ、ちょいっと振り返りましたがね、下痢だけはやっぱりストレス性らしく復活しやがりましたね。

 

ゆかり
パンツ? 知るか!!

 

オムツライフ快適や!!!

 

身体が健康であるジレンマ

身体の検査結果に異常がない時、おそらく大方の方はほっとしたり、喜んだりすると思います。私も最初の内はそうでした。

 

しかし、ここまで「心因性」、「心因性」と断罪されて精神科に戻されてしまうと、不謹慎な話ですが、いっそハッキリと原因が分かる結果の方がマシだ、とすら思うこともあります。

 

そして冒頭に書いた、大抵の科で言われる台詞、

 

「心因性だから精神科の先生に相談して」

 

というドクターの言葉の重さ。

被害妄想かもしれませんが、私にはこれが、

 

『身体に異常はないんだから、異常なのはおまえの頭の方だ』

 

という風に聞こえてしまうのです。

そして、『精神科に帰れ』とも。

 

 

ゆかり
私のせいなのか?

 

自分のせいなのか?

 

私はこんなこと望んでないのに?

 

毎回毎回、「心因性」と言われる度に、私は泣きます。

 

また、精神科にかかっていて薬を飲んでいると、別の弊害もあったりします。

 

私は飲んでいる薬が多いので、いつもドクターにおくすり手帳を見せるのですが、たいていの場合、

 

「こんなに飲んでるんじゃあここでは薬出せないなぁ」

 

と言われます。それがいいことか悪いことか、まだ分かりませんが。

 

気は病からも知ってほしい

「病は気から」という言葉がありますね。私はこの言葉が大嫌い、というか、

 

「気は病から」

 

の存在も認知して欲しいと切望しています。

 

だって「気」を病んでるからストレス症状として身体的な「病」が出るわけで。

これを存じ上げない方々からいただく根性論はもう聞き飽きましたが、やっぱりそれなりに凹みます。

 

「だったら気合いで乗り越えてやんよ!」

 

と息巻くことも、たまにあります。

今回の「歩けない」症状も、実際に足腰に障害を持つ実母を見習って、自分で自分に「大丈夫、私は歩ける、やれる、歩ける!」と言い聞かせながら生活しています。

 

でも、やはり、気合いやら根性やらも、実際に筋肉に限界が来たら、「スラムダンク」のキャラでもない限り、精神力で上回ることはできません。

 

身体症状と精神疾患まとめ

ちょっと悲観的になってしまいましたが、最後に私が努めて考えるようにしていることをご提案させていただきます。

 

ゆかり
よほどの不注意か自傷行為でない限り、身体的な不調はあなたのせいではありません

精神的な不調も、ほとんどの場合、外的要因があるはずです。だからまず、自分を責めるのを止めましょう

 

それから、身体症状についても、メンタルのドクターや関係者と情報共有をしてみてはいかがでしょうか。

経験上、身体症状が「メンタルの薬の副作用だった」ということもありました。

 

というか今現在私を苦しめている「歩けない」症状も、稀に起こる薬の副作用の可能性がある、と言われています(ソリューションは「痩せろ」です)。

 

ゆかり
フィジカルもメンタルも、両方あなたです。

分けて考えず、良い意味でも悪い意味でも「相互作用」を意識しながら生活してみてはどうでしょう?

 

実際、メンタルが安定したら外出しやすくなったり、身体の調子がいいとやるべきことが苦なく終わる、なんて体験、あったりしませんか?

 

というわけでね、八壁は絶賛ダイエット中ですよ!! 一応来月の筋肉の検査は受けるけど!! 幸運を祈っててくれ! 俺は歩きたい!!!

 

連載シリーズ:八壁ゆかりの崖っぷちブルース


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八壁ゆかり
病歴22年目突入のパンク主婦、物書き。 精神疾患を抱えたまま、高校不登校時に「そうだ、ニューヨークに行こう(永住的な意味で)」と思い立ち、全日制高校から通信に移り英語学校へ。卒業後、単身ニューヨークに飛ぶものの、病状の悪化で帰国を余儀なくされる。今でも英会話は得意。 主たる精神疾患は解離性障害とそれに伴う解離性健忘、最近は統合失調感情障害も加わった。健忘が酷すぎるので、「記録魔」そして「保存魔」として首都圏で名を馳せつつある昨今。 幼い頃から小説を書いており、新人賞でもかすりはするが一歩とか二歩とか及ばないのでそろそろ及びたい次第。noteはこちら→note


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