過去にトラウマがあったり鬱屈した経験がある人に対して居場所を提供されている法人を知っていますか?
生きづらさを抱えている方が自分の居場所を見つけられるシェアハウス「リバ邱」です。今回は、「現代の駆け込み寺」というコンセプトでシェアハウスを運営されているリバ邱代表の片倉蓮さんにインタビューをさせていただきました。
今回は、7つの記事にわけて、インタビュー内容をお伝えしていきます。第6回目のインタビューは、リバ邸などで生きづらさやコンプレックスを抱えている方たちと多く付き合ってきた片倉さんに「生きづらさを抱えている方に伝えたいこと」について語っていただきました。
誰よりもクズであり、クズでも生きてていいと豪語する片倉さん。なぜこんなにも「クズ」ということにこだわっているのか?今回のインタビューで片倉さんが「僕はクズなんです」と言っている意味の真相がわかりました!
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リバ邱代表の片倉蓮さんプロフィール
片倉 蓮(かたくら れん)さん
プロフィール
株式会社リバ邱、有限会社スーパー片倉の代表。高校中退後、バーの経営をするが、お金の関わりしか周りとの縁がないことに気づき、人生を見つめ直す。生きづらさをどうにかしたいと彷徨っていたところ、家入一真さんが創業したリバ邱というシェアハウスに出会い、人との繋がりの大切さを知る。クズサロンというオンラインサロンでは、100名近くのメンバーがおり、クラウドファンディングも2つのプロジェクトを成功させている。
エンジェル投資家になりたい
そういう生きづらさを抱えてる人たちに何か伝えたいことがあれば、ぜひ教えてください。
そうですね。
まず最初に僕は将来「エンジェル投資家」になりたいと思っています。
※「エンジェル投資家」とは、起業家のスタートアップを支援する個人投資家のこと。
中卒や高卒の人たちを支援したいなって思ってるんです。先ほども言いましたが、僕も高校を中退してるんです。高校やめた時に、世界一周してるんですけど、その時に有名私大の大学生と出会って、いろいろ話ししてたんです。
でも、その人が「僕は学歴が低い奴らと連んでることが情けない」って話をしてたんです。「学歴がないだけで、こんなに差別受けるんだ…」って思って、そこから僕は学歴を人に言えなくなっちゃったんです。
過去の出来事で学歴コンプレックスに…
はい、それがすごいコンプレックスで。世の中に中卒、高卒者ってめちゃくちゃいると思うんですよ。僕もそうだったんですけど、そういう人たちの多くは「人生オワコン」みたいな諦めてる人が多いんです。
※「オワコン」とは、ブームが過ぎ去って時代遅れのコンテンツのこと。
その時は情報も全くなかったので、「僕もうこっからの人生、地元の工場に就職して、一生ここで働き続けるんだ…」っていう先の見えない不安がめちゃくちゃあったんです。
でも、高校で勉強したやつは大手の会社に行って、いい給料もらって、成功して行くんだなっていうのがその時の僕の価値観でした。こういう風に思っている人ってめちゃくちゃいると思うんですよ。
ウェルサーチでも「学歴がないのですが…」といった相談がたまにきますので。
クズでも生きてていいんだよ
だから、そういう人たちに僕がクズBARの活動とかリバ邸やってるのって、「僕みたいなクズでも何とかなるぜ」ていうのを伝えたいんです。
クズBARは、僕みたいなダメ人間がちゃんとお金稼いでるという姿を多くの人に知ってほしいんです。毎日、酒飲んでいたり、遊んでるだけで、「僕働いてます!」みたいな発信ってしないんですよ。
はい(笑
「毎日遊んで、毎日酒飲んでるだけなのにちゃんと生きれてるよ!」っていうのを世の中の人たちに提示したくて。失敗もしてきたし、挫折をしてても僕みたいな人間もどうにかなってるんだから、君らもどうにかなるよっていう。
自分がクズになり、誰でも超えられる存在に
僕も学歴コンプレックスとか借金があった時にめちゃくちゃ不安があったけど、「僕みたいなダメ人間がどうにかなってるんだから、君たちもどうにかなるよ!」っていう誰でも超えられる立ち位置でいたいんですよね。
今の起業家さんたちってすごい優秀だから、「あんな風になれない…あの人だからできたんでしょ…」とか思うんですよ。
そういった人たちって自分には手の届かない存在って思われちゃいますもんね。
だからこそ、僕はダメ人間でい続けたくて。優秀じゃない・クズなんだよ!っていうのを見せることによって、「あの人程度だったら俺らでも抜かせるよね!」っていう頑張る指標になると思うんです。
だから、僕は「クズ」っていうのをけっこう全面に押し出してるんです。「こんなクズにはなりたくないからさすがにこれは超えなきゃな」みたいな(笑
クズにはなりたくないから、超えてもらいたいっていう。
そういった背景を聞くと、納得できますね。ぜひこれからも「クズ」であり続けてください(笑
編集後記
片倉さんインタビューありがとうございました。
第6回目のインタビューでは、生きづらさを抱えている方に向けて片倉さんが伝えたいことを語っていただきました。中卒で学歴コンプレックスや借金を抱えていた片倉さん。
同じような境遇や生きづらさを抱えている人たちに「こんなクズな生活をしていても何とかなるんだぜ!」ということを伝えるために自分を「クズ」と豪語しているとは。クズでも生きてていいんです。最初は、なんでこんなにもクズと言っているのかと思いましたが(笑
このような理由があったのですね。
次回のインタビューでは、
他のインタビューも下記、一覧から見ることができます。
片倉蓮さんインタビュー
1:シェアハウス株式会社リバ邸代表の片倉蓮さんインタビューvol.1
2:生きづらさを抱えている人たちへコミュニティを提供!片倉蓮さんインタビューvol.2
3:居場所がなくて孤独を感じていた経験からスタート!片倉蓮さんインタビューvol.3
4:人生ドロップアウトした人でも好転することができる!片倉蓮さんインタビューvol.4
5:クラウドファンディング成功者がコツをぶっちゃけてくれました!片倉蓮さんインタビューvol.5
6:クズでも生きてていい!究極のクズになる!片倉蓮さんインタビューvol.6
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ウェルサーチ 障害者・編集チーム
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