車椅子生活をしていると
残念ながら利用した施設の方が
一般の人と同じように
考えてしまうことがよくあります。
そうすると、外出先などで
ちょっとしたトラブルになってしまう
ことが、たびたびあります。
今回は、車椅子で外出する際に
トラブルを起こさないための
チェックポイントをお伝えしていきます。
私がトラブルに陥ってしまった
事例もお伝えしていきます。
お好きなところからお読みください
車椅子生活は意外なところでトラブルに遭う可能性がある
先日、利用した駐車場においては
この20年の車椅子生活で
最大のピンチを迎えました。
それは、とある駅前の
駐車場での経験です。
24時間利用できる駐車場と
表記されていたので、
安心して利用しました。
駐車場をとめた際に、
係員に24時間の入出庫が可能かどうか
再度確認したら大丈夫のお返事が。
いざ夜になって戻ってきたら
ダメだったんです。
なぜかというと、
駐車場に行くエレベーターが
21時台で止まる仕組みだったのです。
そんな情報はどこにもありませんでした。
身障者用駐車スペースを
数台確保している駐車場でありながら、
車椅子の方が21時以降止めることを
全く意識されていないものだったのです。
しかも警備員の方に伝えても、
の一点張りでした。
こういったトラブルが
車椅子利用者にはよくあるんです。
バリアフリーが整っているとPRしているところでも使いにくいことが
これは、名古屋に行った時のことです。
「うちはバリアフリーが
しっかり整っています」
と、明記されておりました。
でも、いざ行ってみると、
身障者用駐車スペースは
一般の駐車場と同じ広さだったのです。
しかも、それだけでなく、
カラーコーンが置いてあるんです。
車椅子利用者の目線のバリアフリーには
なっていないことに気が付かないで、
バリアフリーであることをアピール
しているところに矛盾を感じました。
その他では、トイレマップに
多目的トイレが設置されていますと
表記されていた事例です。
いざ行ってみると、
トイレの中に車椅子が入れない
といったことが最近でもありました。
きっかけは事実とは異なるバリアフリーを体験したから
実は私がバリアフリーの調査を
2005年から始めたのには、
きっかけがあります。
それは、
こういった情報を精査して、
きちんと車椅子ユーザーに発信したい
と思ったからなんです。
大手ホテルチェーンの
ホテルに行った時のことです。
「バリアフリールーム有」
と記載されていたので、
利用しました。
しかし、実際に部屋に入ると、
バリアだらけだったんです。
トイレと風呂には段差があって、
しかも車椅子では入れない狭さ。
バリアフリーではなく、
単なる部屋が広いだけだったんです。
仕方がないので、
フロントに電話をしたところ
と信じられない言葉が返ってきました。
このように、施設などでは
どういうものが車椅子で利用できるか
確認しない場合が多いことがあります。
車椅子で出かける際のトラブル防止の注意点
事前に連絡しても
現地に行ってもダメな場合があります。
ですので、最近は
- ホームページの写真
- GoogleやYahooで目的地の画像確認
- GoogleEarthにて映像確認
- 以前利用したことのある人の記事や写真
などを確認した上で外出先へ
向かうことに決めています。
今までの経験の上からですが、
石橋を叩いて渡るつもりで臨んだ方が
トラブルになる確率は少なくなると思います。
白倉栄一
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