開き戸を自動ドアにするシステムクリエーションです。
しかし、多くの方は、以下のように考えてしまっていないでしょうか?
- そこまで負担がかかっているようには見えない
- 車椅子でも開閉できているから問題ない
- 介護者がいるから必要ない
確かに介護者が常に付き添っている場合は、必要ないかもしれませんが、いつでもどこでも常に一緒にいるということは少ないでしょう。
また、周りから見れば負担がかかっていないように見えるドアの開閉は、車椅子利用者からすればとても大変なのです。
今回は、車椅子利用者にとってどれだけ開き戸(ドア)の開閉が負担になっているのか、自動ドアになることでどれだけ楽になるのかを解説します。
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車椅子利用者が開き戸(ドア)の開閉で負担になる3つ
車椅子が開き戸の開閉で負担に感じることは、主に3つあります。
基本的な開き戸は、車椅子利用者のために作られているものではありません。
そのため、以下のような負担を感じさせてしまうのです。
- ドアを押したり引いたりする力が入らない
- 開き戸(ドア)を開く際に幅が足りない
- 鍵に手が届かない
ドアを押したり引いたりする力が入らない
車椅子利用者は、ドアを押したり引いたりするだけでも負担がかかっています。
なぜなら、車椅子に座りながらだと、押す力も引く力も入れづらいためです。
たとえば、開き戸を押す場合、通常なら押すと同時に前に進みますが、車椅子に乗りながらだと、押しながら前に進むことが難しくなってしまいます。
引くタイプのドアも同様。
重量のあるドアは、グッと力を込めて引っ張らなければいけません。
しかし、車椅子のように座ったままでは、力を入れて引っ張ることが難しいです。
無理に引こうとすれば、バランスを崩して転倒してしまう可能性もあります。
開き戸を押したり引いたりすることは当然の動作ですが、車椅子に乗りながらでは、かなり難しい動作といえるでしょう。
開き戸(ドア)を引く際に幅が足りない
引くタイプの開き戸の場合、引く際に後方の幅が足りない場合があります。
車椅子でドアを引いて通る場合、ドアを引いた後に一旦車椅子で後方に下がってから通らなければいけません。
車椅子利用者でない場合は、ドアを引いた際に横によけたり、後方に隙間があれば問題ないかもしれませんが、車椅子の場合は後方にスペースがないと難しいのです。
とくに一般的な家庭は、廊下の途中にドアがあることが多いので、十分なスペースでない場合がほとんどでしょう。
鍵に手が届かない
車椅子利用者にとっては、「高さ」も負担の原因になります。
車椅子に座ったままでは、鍵穴に手が届かない場合があるのです。
車椅子利用者は、当然立ち上がって鍵をあけることができないので、とても不便です。
どうにか手が届く位置にあったとしても、それではスムーズに鍵をあけることができません。
ドアに関する実際の車椅子利用者の声
実際に車椅子利用者がドアによって苦労したこと、自動ドアがあることで便利に感じたことを見ていきましょう。
主に以下の2つを紹介します。
- 通常のドアで苦労した声
- 自動ドアがあったことで便利だと感じた声
さまざまな車椅子利用者の声があるので、参考にしてください。
通常のドアで苦労した声
通常のドアで車椅子利用者が苦労したケースをいくつか紹介します。
実際にどのような気持ちでドアを開閉しているのか、どんな不満があるのかわかるでしょう。
今日地元の小さなショッピングモールで
車椅子移動してるとき自動ドアじゃない押しドアの前で
頑張るかーと気合入れようとしたら
2回とも人が駆け寄ってきて開けてくれた~
凄く嬉しかった~😆もちろん笑顔でありがとうございます~💕
とお礼言ったよ~
寒かったけど心がポカポカだよ😆#車椅子— ごん (@g_o_n_gon_) November 12, 2019
こちらは、押しドアで苦労されたケースです。
内容としてはとても心温まる内容ですが、投稿にもあるように、自動ドアではない押しドアでは気合を入れなければなりません。
また、投稿ではたまたま周りの方が助けてくれましたが、助けがなければドアの開閉が難しいということもわかるでしょう。
玄関ドアを自動で開けてくれる機械ってのはまだないんかなぁ。
車椅子の人が開き戸を開けるって結構大変なんだけどなぁ。
リョービのラクアドはなんか違うし— koumuten3 (@koumuten3) April 28, 2020
こちらは、ストレートに玄関ドアの開閉に困っている内容です。
自動ドアがあったことで便利だと感じた声
自動ドアがあることで、スムーズだったケースや便利だと感じた声を紹介します。
いくつかを紹介するので、自動ドアのメリットとして参考にしてください。
【車椅子てハワイ旅行⑤】
ハレクラニホテルのトイレはボタンを押すと自動で開いてくれる素敵な自動ドアでした^_^ちなみにここは多目的トイレではなく、一般のトイレですよー。 pic.twitter.com/lf6tFUjBCW
— ちん中村珍晴 (@suisui_project) February 7, 2020
こちらは、ハワイのホテルの自動ドアです。
動画付きなので、わかりやすいのではないでしょうか。
自動ドアであれば、車椅子利用者一人でも、スムーズに進入できます。
日本では見かけた事が無いけど、この車椅子用自動ドア開け機が、凄く有り難いです!!ポンと押すだけで押し戸も引き戸も開きます(^_^)ベビーカーもドアを開けて抜けていくのは難しいのて、全てのドアに設置してくれたら良いのに…‼ pic.twitter.com/j8kxCBptY1
— macha (@machakoara100) December 16, 2017
こちらもボタンを押すことでドアが開く、海外の自動ドアです。
投稿にもありますが、ベビーカーも車椅子利用者もスムーズに進入できるので、多くの人が便利に利用できます。
2つの声を紹介しましたが、自動ドアの便利さによる声に関しては、海外の自動ドアに関するものでした。
それだけまだ日本には、開き戸の自動ドア化が普及していないということです。
車椅子利用者の開き戸(ドア)による不満・負担は大きい
実際の声も合わせて解説しましたが、周りが考えている以上に開き戸による負担は大きいものです。
また「介護者がいるから必要ない」と感じる方もいるかもしれませんが、それは反対に一人では行動できないということです。
もし開き戸が自動ドアになっていれば、車椅子利用者が自分の好きなときに行動できます。
今回「自動ドアがあったことで便利だと感じた声」で紹介したものは、ボタン式ですが、弊社で取り扱っている「スイングドアオペレーター」はリモコンで操作することも可能です。
リモコンひとつでドアの開閉ができれば、車椅子利用者が感じる負担は、大きく減らすことができるでしょう。
スイングドアオペレーターの取り付けや費用に関しては、お気軽にご相談頂ければと思います。
周りがしっかり理解して、車椅子利用者の生活しやすい環境を作っていきましょう。
また、スイングドアオペレーターの詳細は、こちらをご参照ください。
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