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絵が描けなくなった統合失調症の私が、悩みを克服したエピソード


やりたいことがあるのに、実行に移せない…

 

そんな悩みを持つ統合失調症や障害がある当事者の方は、たくさんいらっしゃると思います。

 

いざないのみこと
実際に私は、大好きな絵が描けなくなってしまった時期がありました。

 

夢や希望を持って生まれて来たのに、どうして自分がこんな思いをしなければならないのか?と思う方もたくさんいらっしゃると思います。かくいう過去の私も健常者の幸せを喜ぶ事ができずに羨ましがっていました。

 

障害を持っている方にも、極度の依存を人にしていました。なので、統合失調症を抱えているそんな私が、どうして絵が描けるようになっていったのか?について克服できたお話が出来たらと思います。

 

障害や生きづらさを抱えていて、自分ではやりたいと思っていることをやれないと困っている方の参考になれば幸いです。

魔の統合失調症と思っていた過去

私は、年賀状に直筆の絵を描いて送るくらい好きでした。当時は、好きなアニメのキャラクターであったりしましたが、当時の友達に大変喜ばれていました。年賀状を描いていた時期的には、中学生が一番ピークだったと思います。

 

それくらい絵が好きだったのに、高校生になると、突然絵が描けなくなっていました。

 

いざないのみこと
これがスランプってやつなのかな?

 

と当時思っていました。スランプは、いつか時間が解決するものと思っており当時の部活が忙しかったと言うのもあって、いつの間にか年賀状以外はあまり絵を描かなくなっている自分に。

 

社会人になると、もう無理やりひねり出していました。当時は、鬱もあり泣きながら描いていました。凄く辛かったのを想い出します。そんな頃、会社の方に、病院に行ってくるように進められました。

 

初めて精神科に行った時

いざないのみこと
なぜ私が病院…。

 

病院に行って来ましたが、お薬を処方されました。

 

何故、お薬を処方…。

と思ってお薬を飲もうとした瞬間!

 

「薬を飲むな!」

 

とどこからか声がしたのです。

 

 

いざないのみこと
誰だろう?

 

でも、飲もうとすると声が凄く辛い。そんな出来事もあって、私は薬を飲まなくなってしまいました。

 

鬱で会社を休職

そうして、しばらく経ったのちに鬱が酷くなってしまい、会社を休職する事になりました。

 

「何もする気になれない」「何もしたくない」「でも、なにかしなくては」

 

そう思うと焦る気持ちで一杯になりました。

 

いざないのみこと
精神的な葛藤が強く、まさしく「生き地獄」のような感じでした。

 

本当に生きているだけで、ありがたいとも思えずただいたずらに時間も過ぎていくのがとても遅いんです。

 

いざないのみこと
辛いから早く時間が過ぎていってくれたらいいのに、目を閉じている間に死んでしまっていたら…。

 

と何回も思いました。

 

でも死ぬ勇気も無く、自分も大変でしたが、家族も大変だったと今ながらに思います。

 

絵が描けない!精神的にも辛くなる日々

年賀状で、病気の状態でも繋がってくれている友達はいました。さあ、描くぞと思って描こうと思っても描けない!いくらひねり出そうとしても出て来ない!仕方がないので、今の自分に最低限描ける絵を描きました。

 

その後、評判を聞いて私は、ショックを受けました。

 

 

「手抜きだね…。」

 

と言われてしまったからです。

 

いざないのみこと
手を抜いてない、本当に描けない!

 

精一杯かいたのに…。

 

と思いました。

 

精神的にも辛く周りが羨ましくなる毎日

それから、描く頻度は下がって一定のお友達にしか描かなくなりました。描けないので、写真をコラージュしたりして出してました。

 

健常者のお友達は数が少なくなりましたが、今も繋がっていてくれる友達には、ありがたいと思っています。

 

いざないのみこと
私の場合は絵ですが、似たような経験をしたのは、私だけではないと思います。

 

絵が好きで、描いていたけれど描けなくなって周りから白い目で見られて、ショックが大きくて…。

 

どうせ自分なんてってネガティブになってしまって、周りがキラキラしていて羨ましくて…。

 

私もそうでした。幸せになっていく友達が、羨ましくて喜んであげられませんでした。卑屈になってしまう気持ちはわかるつもりです。

 

いざないのみこと
そんな私でも、今では「絵を描くこと」で起業することもできているのです。

 

では、私はなぜ絵を描くことができるようになったのか?

 

統合失調症の中、通っていた事業所が転機に

いざないのみこと
その転機とは、統合失調症が原因で通っていたA型作業所での出来事です。

 

そのA型事業所で、デジタルの知識を身に付ける事ができました。その時の知識は微々たるものでしたが、私にとってはとても大きな出来事だったのです。

 

そして、仕事の合間を縫って絵を描かせて頂けていました。

 

最初は、「描けるかな?」というイメージでした。

 

いざないのみこと
でも、今までの私が体験したことのないアートでしたので、とりあえず、なにか描いてみよう。

 

初めてのことでしたので最初は、私も苦労しました。しばらく、絵を描いていなかったので、まずはボカロを描いてみたり描けるものを探していました。

 

そんなある時、

 

いざないのみこと
可愛い女の子描きたい!

 

そう思ったのです。

 

復帰して最初に描いた絵が展示されることに

その時描いた絵が、これです。

 

いざないのみこと
のちにパークホテル東京さんで原画のグループ展をやらせて頂けるとは思いもよらずに…。

 

「荘厳」

 

いざないのみこと
少女を光が一体となって、光輝く様子を描かせて頂きました。

 

「道」

「道」

 

いざないのみこと
いばらの道のような道だけれど、そこを乗り越えた先には大きな希望が待っているというメッセージを込めて描かせて頂きました。

 

絵の輝かしい実績の裏には…

実は当時。他の利用者さんに気持ち悪い絵ばっかり描きやがってといじめられました。それでも、描き続けました。私に絵の理解者はおりませんでしたが、それよりも絵がかけたのが本当にうれしかったのです。

 

いざないのみこと
会社の決まりで絵具が使えなかったので、その当時なんとか表現出来ないかとひねり出したのが、白黒の絵だったのです。

 

何個か出来たので、地元のイラストレーターさんのところに見学に行く機会があり、絵を見て頂けました。

 

そして、先生の言葉で私は今でも絵を描いていられるようになったのです。

 

日常と違うものをみると拒否反応をするんですよ

私は、今も絵を描いていられるのは先生のこのお言葉です。

 

いわゆる、みんなが良いねと思う絵と言うのは、常識の中で形作られた価値観であったり安心するから良いねと思うらしい。

 

まったく、日常と違う価値観を持つ絵だったりすると、良いと思う人と気持ちが悪いと思う人に分かれて新しいものを生み出している証拠です。

 

とおっしゃって下さいました。

 

いざないのみこと
全員の人に「良い」と思ってもらうことは、不可能に近いです。

 

賛否両論があるということは、好きか嫌いという判断をしてくださっているので、自分の絵をちゃんと見ていただいている証拠なのです。

 

私の心を救ってくれた言葉

正しい反応

 

いざないのみこと
この言葉が無かったら私は、絵を描くのを辞めていたかもしれません。

 

私は、必死に勉強しました。先生は、私の元々の感覚を評価して下さいました。

 

私は、イラストを描いていたつもりだったので、まさかアートとイラストの中間と言われるとは思いもよらなかったのですが、諦めずに描いて来て良かったなと思える習慣でした。

 

先生には、大変感謝しております。しかし、そこからが、私の戦いの始まりでした。

 

統合失調症の私を嫌っていたけど

統合失調症の当事者として私も苦しみました。でも、その時々で、絵を描く事を諦めない、お仕事する事を諦めない、という諦めない精神が功を奏したのかなと思います。

 

八方塞がりのように見えても、どこか叩くと道があってそこをひたすら進んできたのかな。

 

いざないのみこと
今になって思うことは、叩き続けること学び続けること、求め続ける事が大切だということです。

 

周りの反応に失望したときもありますが、自分が頑張っていたら自然といい出会いもありますし、人生本当に捨てたものではないなと思っております。

 

「頑張ってね」と言う言葉は私はあまり好きではないので、「無理しないでね」と言う事にしています。

 

いざないのみこと
実は昔は、「頑張ってね」と言われると切れていたりしたのです。

 

だから、精神障がいを持っている方への声かけの仕方は本当に大変だと思われますが、福祉関係者の方々には、本当に頭が下がる思いです。

 

私は、鬱を克服したので、まだ活動がしやすいと言う面があると思います。でも、鬱があると本当に辛いんですよね。私の鬱の克服の仕方も普通とは多分違っているので、また、お話できたら良いなと思います。

 

私のエピソードが役に立てれば

いざないのみこと
絵を描けるようになっていった経緯をお話させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?

 

以前も起業した経緯の記事で少し書かせていただきましたが、あれだけ悩まされていた統合失調症・精神障がいを抱えていることが、私の強みの1つにもなっています。

 

 

現在は、お花をあしらった女の子の作品を描く事が多いですが、色々メッセージも込めて作っているので、絵を展示させて頂ける所を探しております。

 

日本で、障害を持っている人のアートに寛大な企業様や喫茶店を経営されていらっしゃる方、病院さんなど。作品自体はまだ少ないので、沢山は飾れませんが、ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お問い合わせいただければ幸いです。

 

 

合わせてお読み頂けますと嬉しく思います。

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高校卒業後上場企業に勤めるも、23歳の時、統合失調症を発症する。その後、A型作業所にてデジタルの技術を勉強し、地元のイラストレーターを師事する。Photoshop、illustrator、premiereなどの技術を教えてもらいつつ独自で勉強し、自閉症スペクトラムのお子さんに教えさせて頂いております。いっぱい遊びコト展AUTUMN Exhibition パークホテル東京にて原画のグループ展をやらせて頂き、海外展などのグループ展をへて、浜松市福祉交流センター 障害者アート展示会に出展させて頂いたさいに、中日新聞さんから取材のお申し込みがあり新聞にその模様が掲載されました。


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