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統合失調症で仕事も続かなかった私が起業に至った経験談!

  • 最終更新日:

こんにちは、西ノ原です。

 

最初にぶっちゃけてしまいますと、私は30歳まで、自分のやりたいことを優先する自分勝手な生き方をしてきました。

 

30歳も過ぎても思ったような結果も出なく、「就職しなければヤバい…」と思ったときには、もう時すでに遅し。まともな職務経歴もないので、雇っていただけずに職を転々としていたのです。

 

そして、段々と精神的にもストレスが積み重なってきて30代のときに統合失調症という精神障害と診断されました。

 

西ノ原
本当に人生のどん底を経験してきたのですが、とある言葉によって、私の人生は谷から抜けることができたのです。

 

ついには起業することにまで。そんな統合失調症を抱えている私の人生のどん底から起業に至った経験談を赤裸々にお伝えします。

 

統合失調症などの精神障害がある方々、生きづらさを抱えている方にとって、人生を変える1つの選択肢として、参考にしていただければ幸いです。

仕事もろくに続かず統合失調症と診断される

西ノ原
では、さっそく私が統合失調症と診断され、どん底な日々から起業するにまで至った経験談を話していきますね。

 

私が自分のやりたいことを見つけるために遡ったのは、高校生時代の体験でした。私は高校生の頃から表現することに憧れて、

 

  • 演劇
  • 絵画
  • 音楽
  • 文学

 

など、どんなジャンルでもいいから人を感動させたい。そんな仕事につきたいと思って毎日を過ごす日々。

 

そんな夢を抱き、パソコンの専門学校に入学しました。そこで知り合った友人からカメラを勧められて、私は写真にどっぷりとのめり込みました。

 

そう。自分の生活費を稼ぐことよりも自分のやりたいことに突き進んでいたのです。親にも、

 

西ノ原
30歳までは黙って見守ってくれ!

 

などと言って、「いつか写真で成功するぞ!」と生きこんでましたが、独学でやっていたこともあり、なかなか結果が出ない悶々とした毎日を過ごしておりました。

 

仕事も人間関係もうまく行かない日々

「なんでもいいから表現する仕事ならいい」と考えるようになり、小説や短歌、仏画にも手を出しましたが、どれも上手くいかず、とうとうタイムリミットの30歳を迎えてしまったのです。

 

泣く泣く就職活動をスタートしました。しかし、こんな自分勝手な人間に世間はそんなに優しくなく、真っ白な履歴書に雇ってくれる会社なんてありませんでした。

 

なんとかありつけた仕事でも、社会人としての経験の乏しい私は、人間関係でつまづき何度も仕事を変えました。

 

西ノ原
そしてついには、身体と心が耐えきれず「統合失調症」と診断されてしまったのです。

 

統合失調症と診断されてからも仕事の採用は0

病気になってからも仕事をしないわけにはいかず、40歳を過ぎてから保育士の資格なども取りましたが、経験不足を理由にどこにも採用されませんでした。

 

その後、通院と訪問看護を受けながら自宅療養という生活になったのです。

 

西ノ原
若いころに夢を抱いていた表現・芸術活動もろくにできず、就職もできないという負のスパイラルをずっとさまよっていました。

 

でも、そんなどん底の生活もずっとは続かないものです。私を変えてくれた、たった1つの言葉があります。

 

どん底から起業するキッカケとなった言葉

私は表現というやりたいことも出来ずに、ただ生きているだけの生活をしているときに、それは訪れました。

 

表現することに導かれるように出会った方から、

 

「やりたいことがあるなら、とことんやってみなよ。

 

後悔しないように行動してみなよ!」

 

という一言に、ズドーンと心を突き動かさられたのです。ふと、気がついたら仏画を描いてる自分に気づく。

 

その中に、「心を込めて描けば、みな仏」とあり、一心不乱に仏画を描き自分の思いを言葉にして書きました。

 

 

 

西ノ原
そして無謀にも描き始めて2か月足らずの作品をまとめて、無料で個展が開ける場所に持っていったのです。

 

100ショップで揃えた色紙を額に入れて、勢いのままに行動しました。今考えるとなんとも見る人に失礼なことをしたと反省していますが、それでも行動したい何かを変えたいと思い、個展をスタートしました。

 

初めての個展

 

嬉しいことに小さい子からお年寄りの方まで見ていただき、大変ありがたい言葉もいただきました。

 

今までに味わったことのない達成感

実際に私の想いが詰まった作品の個展を開いてみて感じたことは、

 

西ノ原
ライブって気持ちいい!

 

これが正直な感想でした。

 

実を言いますと今までは、

 

西ノ原
なんで誰も俺の良さがわからないんだ!

 

なんで、俺を見つけてくれないんだ!

 

そんな気持ちでした。

 

そう。じっとこもってて思っているだけでは、何も変わらないことがわからなかったのです。

 

でも、行動してみて初めて人に感謝することを覚えました。今さらと思われるかもしれませんが、実感したのは本当に初めてだったのです。それからの私は少しずつですが変わっていきました。

 

もちろん行動をすれば、いいことだけでなく、壁にぶつかったり、大変な思いも経験します。でも、それよりも自分のやりたいことに向かって行動していくことは、充実感があったのです。

 

統合失調症で生きづらさを抱えていた自分だからこそ

それからは、この衝動が抑えきれませんでした。

 

西ノ原
このどん底の生活を変えたい!

 

と思うようになり、紫雲堂という会社をひとり起業しました。起業というと会社を設立して、イケイケドンドンで…と思っていましたが、今は個人でも予算をかけずに独立することができます。

 

実際に行動してやってみたら、なるようになりました。今までの私は、自分自身に制限をかけてしまい行動せず、いろいろと言い訳をしていたことに気づきました。

 

それでは人生は変わらない。小さな成功体験をすることが大事と言われていますが、本当にこの個展を開いたという一種の成功体験をしたことによって、私の人生はとてもいい方向に向かっていくことができています。

 

 

こんな自分でも何か役に立つことがあるのではないか、統合失調症で障害を抱えている自分にしか出来ないやり方で。

 

西ノ原
と、大きなことを言っていますが、出来ることはモノを書くことと仏画を描くことぐらいなんですけどね。

 

でも、40年以上も自分勝手に生きてきて、職場もコロコロと変えてきた自分が体験してきたものがあるからこそ、そういった悩みを抱えている方に寄り添うことができます。

 

もし、今、立ち止まっている人がいたら一歩前に出てみてください。もしかしたら最初は、谷しかないかもしれません。でも、谷底まできたら、あとは登るだけです!その先にはきっと高い高い山がありますから。登った先の景色を見ましょうよ。

 

もし不安なこと・わからないことがありましたら、いつでもお問い合わせください。

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西ノ原正明

高校生の時に表現することに憧れて、写真、小説、短歌と手を出したもののどれも上手くいかず46歳までは、ただただ生きているだけのような人生でした。そんな時、偶然知り合った方から、「やりたいことがあるならとことんやってみなよ、行動してみなよ」という言葉に突き動かさられて、初めて個展を開き、2020年の10月12日には起業までしてしまいました。現在もまだ病気と戦いながら前に進む毎日です。


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