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「音楽を届ける」という福祉のかたち NPO法人音の風が紡ぐ、笑顔のつながり

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NPO法人「音の風」は、京都を拠点に、高齢者施設や障害者施設を訪問して利用者さんと一緒に音楽を楽しむ活動を続けている団体です。

 

2003年の設立から23年目を迎え、会員数は約100名。

アマチュアからプロまで幅広い音楽家が参加しています。

 

活動のジャンルは幅広く、高齢者施設では懐メロや唱歌を中心に、障害者施設ではアニメソングなどリクエストに合わせた選曲で、コンサート形式から一緒に歌う参加型、リズム遊びのレクリエーション型まで、訪問先の要望に応じた音楽を届けています。

 

100名のメンバーそれぞれの得意分野を活かしたコーディネートも、この団体の特徴です。「

ミュージックサロン」という音楽教室のような事業にも取り組んでいます。

 

今回は代表理事の西野桂子さんに、活動のきっかけから伺いました。

音楽業界から福祉の現場へ

窓辺に観葉植物が並ぶ明るい部屋に、アップライトピアノが置かれた水彩タッチのイラスト。

――

プロフィールを拝見して、もともと音楽業界にいらっしゃったとのことですが、この活動を始めたきっかけは何かありますか。

 

――西野桂子さん(以下敬称略)

私は長く音楽業界で勤めていまして、少子化もありますし、楽器店で楽器が売れなかったり、コンサート会場になかなか人が集まらなかったり、ネガティブな要素を実感することが増えていました。

そういう状況の中で、もう少し音楽を好きな人たちを増やしていきたいと思ったんです。

 

そんな時に、福祉施設で活動している知り合いのピアノの先生に頼まれて福祉施設に出向いて活動しました。

福祉の現場というのは、今まで私が経験したことのない場所でした。

 

本当に、「生きていくことに音楽が必要」だと思っている方がたくさんいるということを初めて知りました。

 

それまでは楽器店やコンサート会場など、音楽を取り巻く環境の中にいましたが、全然知らない福祉の現場に行って、初めて音楽の力やニーズを知ったんです。

これはもっとこういう活動を広めていかなければと感じて、自分で会を起こそうとしました。

 

どうせやるならば長期的に継続的にやっていきたい。

 

ボランティア活動だけだとおそらく限界が来るだろうと思いましたので、助成金や市との連携事業など、様々な主体と連携しながら継続的に活動できる方法を考えたいということで、NPO法人を設立するに至りました。

 

――

福祉施設の話が出ましたが、当時の現場はどんな状況だったんでしょうか。

音楽みたいに生活を潤すような活動の影響は大きかったですか。

 

――西野

はい。設立して年数が経ちますので、だいぶ福祉の環境も変わってきています。

現場でもレクリエーションに対する重要度が高まってきていますし、現在と当時では状況がまったく違います。

 

設立当初はまだまだ余暇を楽しむというところに支援の手が行き届いていませんでした。

 

福祉の現場というのは、生活ができる最低限の支援が中心に行われていて、それでも手が足りないという状況でした。

余暇の時間は、福祉施設の中で座って新聞を読んだり、テレビを見たり、中には何もしないで座ってただ次の食事を待つというような過ごし方をされていたような気がします。

 

そんな中で、設立当初は余暇活動の支援が明らかに不足していましたし、福祉関係者の方からもそうした声を聞いていました。

音楽を持ち込むことで、利用者の皆さんの生活に潤いが生まれるということを、私たちも活動する中で実感していました。

 

現在はレクリエーションも非常に充実してきていますし、私たち以外の音楽グループも福祉施設でたくさんボランティア活動をされています。

それ以外のレクリエーション活動も充実してきていますので、今は昔ほどそういうことを感じることは少なくなりました。

 

――

やっぱり生活の中に楽しみがあるというのは、大きいですよね。

 

ジュン
音楽業界の中にいた西野さんが、福祉の現場で「音楽を必要としている人たち」に出会った。何もしないで次の食事を待つだけだった余暇の時間に音楽を届けたことが、すべての始まりでした。「生活を支える」だけでなく「生活を楽しむ」ところにも手が届くようになった背景には、こうした地道な一歩があったのだと感じます。

福祉の現場で音楽が生むもの

車椅子に座った高齢の男性が、テーブル越しに立つ女性へ手作りのお守りのような小さな袋を手渡している、温かい雰囲気の水彩イラスト。

――

実際に施設で活動を始めた頃、利用者さんの反応はどうでしたか。

 

――西野

まず、福祉施設に外部の人がなかなか入る状況ではなかったんですね。

外部から人が入ってくることで、利用者の皆さんがよそ行きになるといいますか、社会性が引き出されるんです。

 

今まで閉ざされた空間で限られた人間関係の中で過ごされていたところに、私たちのような外部の者が入ると、職員さんの話によると、それまであまり会話もされなかった方が急にシャキッとされて、お客様を自宅に招き入れたかのようなしっかりとした対応をされることが増えたので、とてもありがたいとおっしゃっていました。

 

音楽活動をすることで非常に驚いたのは、特に有名な曲──懐メロや唱歌など、若い頃に親しんで楽しまれていた音楽は、歌詞を見ずに大きな声で歌ってくれることです。

 

うつむき加減で背筋も丸くされて車椅子で待機されている方が、音楽が始まると、その背筋が伸びて、私たちよりも大きな声ではないかというくらいに、はつらつとした声で歌い出されるんです。

 

高齢者施設には私も自分の祖母の施設によく行きましたが、すごく暗い印象で、誰も言葉を発せない、薄暗い、重苦しい空気が漂っていた印象が残っていました。

 

そんな中で少し伴奏を始めただけで、皆さんの表情が明るくなったんです。

特別養護老人ホームの利用者さんとは思えないくらい元気な様子で、非常に驚きました。

 

また、職員さんの話によると、音楽活動の後は利用者の皆さんが覚醒されて、過去の話をたくさん思い出して職員さんにもお話をされるということもよく聞きます。

 

一緒にリズムで手拍子をしたり、簡単な楽器を演奏していただくこともありますが、自然に体が動くんです。

 

「動かしてください、リハビリしましょう」というとなかなか動かない・上がらない手が、音楽を通して無理なく体が動くということも、私たちは非常に驚きます。

 

もちろん無理な運動は制限していますが、自然な形で体を揺すったり腕を上げたりする様子が見られることは、驚くことですね。

 

――

やっぱり一番大きいのは、一緒に参加してみんなで作り上げるということですかね。

 

――西野

もちろんコンサートの要望がある時は、音楽をお聞かせするプログラムを中心にしますが、それ以外はほとんど一緒に音楽を楽しむ形です。

 

私たちが提供するというよりは、皆さんが楽しめるよう伴奏したり、リズムを促したり、支える側の音楽を提供するという方が多いと思います。

 

――

利用者さんも楽しいし、提供する側も楽しんでるから、やっぱりみんなで楽しむということが雰囲気をよくしているんですかね。

 

――西野

それはあると思います。

 

音楽のプログラムの途中で質問やクイズを挟みながら、利用者の皆さんの思いや今考えていること、思い出したことなどを言葉にしていただくことを意識的にしています。

 

ある時は音楽を止めて、皆さんで非常に盛り上がってお話しするということにもなりますので、普段できないようなことを引き出すというところを意識していますね。

 

選曲する時も、例えば歌詞の中に出てくる花や鳥などをプリントアウトして持って伺って、「これは何でしょうか?」というところから、「子どもの頃にどうだった」というような話や言葉が出てくるきっかけを、歌やツールを活用して促す。そういうことが多いと思います。

 

――

利用者さんからすると、ただ来てもらうだけじゃなくて、一緒に何かする仲間が来た、という感覚になるんですかね。

 

――西野

非常にそれはあると思いますし、むしろ私たちは「教えてください」という言葉かけをすることが多いです。

 

もちろん人生の大先輩ですし、私たちが持っていく曲というのは後から勉強して、おそらく高齢者の皆さんはこの曲がお好きだろうということを経験上知ってはいますが、リアルタイムではないんですね。

 

そうした曲を用いながら「この曲、昔どなたが歌っておられましたか? 私たち全然知らないので教えていただいていいですか?」というような形で、むしろ私たちが教えていただくという姿勢でお話しかけをしていますね。

 

――

そこで学んで楽しんでということが、大きいキーワードですよね。

 

――西野

そうですね。いくつになっても、例えば高齢者施設の話ですと、何か自分が人の役に立ちたいとか、貢献したいとか、教えてあげたいという思いをお持ちです。

 

今、施設の中にいると、どうしても「してもらっている」とか「自分は能力がない」とか、そういうところに日々追い込まれている方も非常に多いです。

 

そんな中で、まだまだ自分が知っていることを伝えるとか、音楽の時間だけ若い人たちが来て、自分たちの知っていることを全然知らないから「ちょっと教えてあげようかな」というような気持ちになるというのが非常に重要だと思います。

 

そういう関係性になるような形で進めています。

 

――

く音楽療法というのも聞きますけど、それとはまた別なのですか。

 

――西野

はい。私たちのグループには音楽療法士もおりますし、音楽療法の依頼を受ける時は音楽療法士を派遣しています。

ただ、それ以外の多くは音楽療法までは求められず、普通に一緒に音楽を楽しむレクリエーションが多いです。

 

一部は専門的な研究対象となるような活動を希望される場合もありますが、ほとんどはそうではないですね。

 

――

やっぱり音楽療法と聞くと、身構えてしまう部分もありますかね。まずは楽しんで参加してもらうというのが大事ですか。

 

――西野

そうですね。

音楽療法のプログラムとレクリエーションのプログラムは、内容としてはそこまで違わないんです。

 

ただ、それを記録に取って分析するかどうか。活動がその利用者さんにとってどういう効果が表れたかを、後で音楽療法士と施設の職員さんで分析していきますので、やっている内容自体は利用者さんにとってハードルが高いものではないと思います。

 

提供する側の視点や狙いが違うということは確かにあります。音

楽療法士の場合は、一つ一つのプログラムにきっちりとした狙いや視点がありますので。

 

ジュン
うつむいていた方が背筋を伸ばして歌い出す。リハビリでは動かなかった手が音楽に合わせて動く。そして「教えてあげようかな」という気持ちが、利用者さんの表情を変えていく。音の風の活動は、演奏を聴かせることではなく、音楽をきっかけにした「人と人のつながり」を届けているのだと感じました。

「来れたら来てね」から学んだこと

椅子を中心に、複数のギターとドラムが置かれた、人のいない演奏スペースを描いた水彩イラスト。

――

20年以上活動されてきた中で、特に印象に残っているエピソードはありますか。

 

――西野

引きこもりの方たちのグループでの活動を長くしていますが、引きこもりの方たちというのは、私たちが音楽を提供しに行く日に必ず来られるかどうかがわからないわけですね。

 

そのグループの中で、特に音楽が大好きだという方たちと一緒にバンドを組んで、どこかで演奏を発表しようというプログラムをしていたときのことです。

 

私たちとしては力を合わせて一つ一つのパートをみんなで作り上げる音楽に持っていきたいのに、練習に必ず全員が来られるわけでもないという、支援としては難しい場面が多かったんです。

 

印象に残っていることとして、引きこもりの方たちがおっしゃっていた言葉があります。

 

グループ活動をしていて一人が抜けて思うように練習が進まなかったら、迷惑をかけるし申し訳ない気持ちになったり、他の人は「あの人が来ないから進まなかった」という不穏な空気が流れそうなところを、彼らは「来れないことが前提」として互いに理解し合っているので、来れないことに対して誰も何も思わない。「来れたら来てね」ということを徹底されているんですよね。

 

当日、大きなコンサートを迎えたのですが、バンドのボーカリストがリハーサルにも現れず、私たち支援する側としてはすごくヒヤヒヤしました。でも他のメンバーを見ていると、「そういうこともあるよね」という受け止めなんです。

 

そこで思ったのが、引きこもりという社会との関係がすごく難しい中で生きてこられた方々が、どうしてこんなに寛容になれるのかということ。

もちろん引きこもり当事者なのでその気持ちが理解できるということが前提にありますが、私たちはこの寛容さを見習うべきだと感じました。

 

結局、大きなコンサートの本番の少し前にボーカリストが現れて、コンサートは事なきを得たのですが、それに対して誰も非難せず「よかった、よかった」となるわけです。

 

その様子を見て、引きこもりの方たちは精神的に難しい部分があるのはその通りだと思いますが、一方ではすごく寛容で受け入れられるような理解があって、当事者同士という前提がありますが、すごくいい関係性が見られたなと思います。

 

私たちの現実の世界では見られないようなコミュニケーションのやり方がすごく印象に残っていますし、今でもメンバーの間で「見習いたい部分だよね」と語り継いでいます。

 

――

そういう違う世界を見ることで皆さんの勉強にもなりますし、活動を通じて絆も深まるというのは大きいですよね。

 

――西野

そうですね。気づかされることの方が多いですから、いつも教えられる感じですね。

 

――

いろんな施設に派遣されているとのことですが、メンバーの方に「ここだけは大事にしてほしい」と伝えていることはありますか。

 

――西野

やはりどうしても音楽好きのメンバーが集まっていますから、自分本位の選曲だったり、中にはオリジナル曲を披露したい、自分の音楽を披露したい、自分がやりたいことをやりたいと思いがちなんですが、「何でもいいですよ」という現場は稀です。

 

福祉施設やご要望のある多くの場は、みんなが知っている曲だったり、参加者が楽しめることを前提にしてほしいとおっしゃいます。

 

プログラム作りの際には要望をしっかり聞いた上で、自分が好きな曲だからという理由で演奏するということにならないよう心がけてほしいと思いますし、そのように伝えています。

 

――

自分だけが楽しくてもダメだし、相手だけが楽しくてもダメで、お互い楽しくなる雰囲気が一番大事ですね。

 

ジュン
「来れないことが前提」という言葉が、ずっと頭に残っています。来ないことを責めるのではなく、来られた時に一緒に楽しむ。そんな関係性を当事者同士が自然に築いていたという話は、支援する側の私たちこそ学ぶべきことだと感じました。そして、その学びをメンバーにも伝え続けている西野さんの姿勢に、23年間活動を続けてこられた理由が見えた気がします。

コロナ後の課題と、これからの展望

夕焼けの道を、手をつないで歩く4人の女性と、その横を歩く子どもの後ろ姿を描いた水彩イラスト。秋の風景の中、温かな光に包まれている。

――

今後、何かこういうことをやりたいという展望はありますか。

 

――西野

今まで高齢者、障害者、子どもたちを中心とした活動が多かったのですが、今後一つ、私たちができていなかったところとして、若者をターゲットとした音楽活動に着手できないかと考えています。

 

若者といっても子どもも含みますが、主には中学生、高校生、大学生あたりです。

 

特に現在、部活動の地域移行がスタートしていまして、今まで学校の先生が部活動の指導をされていたところを、今後は外部から指導者を見つけていこうという流れの中で、地域の学校に通う子どもたちに対して私たちにできることが何かないかと思っています。

 

特に不登校の問題や、先ほどの引きこもりの問題、そこまでいかずとも何らかのしんどさを感じている子どもたちに対して、今まで部活が一つの居場所になっていた子どもたちもいたと思います。

 

そうした居場所となるような温かい空間を、音楽好きな子どもたちが、音楽がうまいとか下手ではなく、そこに行けば音楽を楽しめるという温かい音楽を通した居場所を作っていけないかと、今後できたらいいなと考えています。

 

――

福祉というとどうしても高齢者とか障害のある方メインのイメージが強いですけど、引きこもりや不登校の方への支援もどんどん広げていきたいですよね。

 

――西野

はい。またコロナの影響もありまして、コロナ前は月の活動が50件を超えていたのですが、コロナで全てストップして、コロナ後に徐々に戻るかなと思ったのですが、戻りきらなかったんですね。

 

今もボランティア活動が、以前の何十件というところからほぼゼロに近い形になり、今も戻っていません。福祉現場への活動が戻っていないんです。

 

盛んに行われていたコロナ前の様子をご存じない方が福祉現場にもたくさんおられて、外部からの受け入れがまだまだ慎重にされている施設がほとんどです。

 

それと同時に、こうした音楽による温かい時間が今まで開催されていたということが引き継がれていないと感じることも多いです。

 

立ち上げた当初は余暇活動の不足という社会課題がありましたから、私たちの活動がすごくフィットして次々50件以上の活動になったわけですが、この20数年を経て、しかもコロナ禍を経て、今までの音楽の提供の仕方をここで少し考え直していかなければならないタイミングに差しかかっています。

 

地域活動のニーズがかなり変わってきたということもありますので、そういうニーズに応えつつも、新たに今の若者を対象としたところに進められたらというのが、一つのきっかけとしてあったと思います。

 

――

やっぱり時代の変化が早いですから、そういう対応力もいろいろ必要になりますよね。

最後に、この記事を読んだ方に一言お願いします。まず施設側の方へ。

 

――西野

私たちとしては、コロナ前のように外部から伺って温かい時間を過ごしたいという希望はあるんですが、まだ復活されていないところが多いですから、施設側に言えるとしたら、受け入れの再開を検討していただきたいなということは思いますね。

 

――

こういう音楽で楽しい時間は、いろんなメリットがありますから、昔みたいに活発に取り入れてほしいですよね。

あとは、障害のある方や高齢者の方に対して何かメッセージがあればお願いいたします。

 

――西野

私たちは音楽家以前に、人としてのつながり、コミュニケーションが大好きなので、一緒におしゃべりしたり、楽しい時間を過ごしましょう、ということができたら嬉しいなと思います。

 

ジュン
コロナ前は月50件を超えていた活動が、ほぼゼロに近い状態から戻りきっていないという現実は重いものでした。一方で、その経験があったからこそ「若者の居場所づくり」という新しい方向に目を向けられているとも感じます。音楽がうまいかどうかではなく、そこに行けば楽しめるという場所。そういう居場所が増えていくことを願っています。

編集後記

今回の取材を通じて一番心に残ったのは、「音楽家以前に、人として」という西野さんの言葉でした。

音の風の活動は、音楽の技術を届けることではなく、人と人がつながる時間を届けることなのだと思います。

 

うつむいていた方が歌い出す瞬間、「教えてあげようかな」と利用者さんの目が輝く瞬間、「来れたら来てね」と言い合える関係性。どのエピソードにも、音楽をきっかけにして人と人がつながっていく姿がありました。

 

私自身、福祉の現場を取材する中で「福祉=最低限の生活支援」というイメージを持たれがちだと感じることがあります。

でも、楽しい時間があっていい。音楽があっていい。この記事を読んでくださった方が、そう感じてくれたら嬉しいです。

取材先情報

団体名:NPO法人 音の風(おとのかぜ)

設立:2003年

所在地:京都市

公式サイト:https://www.otonokaze.org/

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久田 淳吾

発達障害(ADHD・ASD)と吃音を抱える40代男性。今まで発達障害の事は知らずに生きてきたが、友人の話を聞いて自分にも当てはまる事が多すぎる事を実感し、病院にて診断を受けると見事に発達障害との認定を受ける。自分に何ができるかと考えた時、趣味の写真でプロの先生に話を聞く機会があり、吃音が強く出ていたことに気がついた先生が『君は吃音持ちだね。だったら吃音の方の気持ちがわかるはず。それを活かして吃音の方の気持ちがわかるカメラマンになったらどうか』という言葉を思い出し、発達障害者として同じ気持ち、舞台に立てる人間として趣味のカメラ、動画編集技術を活かして情報発信をする事を決意。


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