WelSearch ウェルサーチ|福祉の専門家や当事者たちが発信する福祉情報サイト

クラウドファンディング成功者がコツをぶっちゃけてくれました!片倉蓮さんインタビューvol.5

過去にトラウマがあったり、鬱屈した経験がある人に対して居場所を提供されている法人を知っていますか?

 

生きづらさを抱えている方が自分の居場所を見つけられるシェアハウスリバ邱です。今回は、「現代の駆け込み寺」
というコンセプトでシェアハウスを運営されているリバ邱代表の片倉蓮さんにインタビューをさせていただきました。

 

今回は、7つの記事にわけて、インタビュー内容をお伝えしていきます。第5回目のインタビューは、クラウドファンディングを2つ成功されている片倉さんがクラウドファンディングを成功させるコツについてぶっちゃけてくれました。

 

片倉さんはどのようにして、2つもクラウドファンディングを成功させたのでしょうか?その秘訣に迫ってみました。特に福祉系の方には、クラウドファンディングを成功させるノウハウについては、知ってもらいたいです!

リバ邱代表の片倉蓮さんプロフィール

 

 

片倉 蓮(かたくら れん)さん

リバ邸

 

プロフィール

 

株式会社リバ邱、有限会社スーパー片倉の代表。高校中退後、バーの経営をするが、お金の関わりしか周りとの縁がないことに気づき、人生を見つめ直す。生きづらさをどうにかしたいと彷徨っていたところ、家入一真さんが創業したリバ邱というシェアハウスに出会い、人との繋がりの大切さを知る。クズサロンというオンラインサロンでは、100名近くのメンバーがおり、クラウドファンディングも2つのプロジェクトを成功させている。

 

人は突き抜けると応援してくれる

日野
ご自身で100名くらいのクズサロンというコミュニティを運営されているだけでなく、先ほど、クズBARを運営費ほぼ0円で運営しているとおっしゃっていましたが、どのように集めたのでしょうか?

 

スポンサーはなんなんですかね(笑

人間ってちょっと変わったことしてると叩かれるんですけど、突き抜けちゃうと応援してくれる人が出て来るんですよ。

 

僕やっぱりこうやって僕はクズですとか、自分の人間性を全面的にツイッターとかでも出したりしてるんですね。その人間味の部分にけっこう共感してくれてる人たちが多いんです。

 

「なんか蓮君っていい方にも悪い方にも大きく転ぶからそれにかけて見たくなる!」って言われたことがあります。

 

日野
まさしく自分の思った通りに生きるって感じですね。

 

周りの目は気にしない!みたいな?

 

そうですね。

だからこそよくトラブルもあります。好いてくれる分、批判的な人も多いので、けっこう喧嘩もしてストレスです(笑

 

まぁ、なんか僕みたいにアクが強い人間にはもちろんファンもアンチもいると思うんです。でも、それを気にして八方美人して、自分が辛いコミュニティにいなきゃいけないよりかはそっちの方がいいと思ったんですよ。関わらない方が楽じゃないですか。

 

クラウドファンディング成功者が語る本音

日野
本当に自分の道を進んでいるんですね。

 

あとは、茨城の居酒屋でクラウドファンディングに成功されたと思うんですけど、それはどうやって集めたんですか?

 

あれは結構ハードでしたね〜。僕2回クラウドファンディングをやってるんですけど、2回目はすんなり150万円くらい集めたんです。

 

けど、1回目はTwitterのフォロワーが2、30人の時に始めたんですよ。そこでコツを見つけたんですね。結構これはすごいコツというか。

 

日野
それ教えてもらってもいいんですか?(笑

 

はい、大丈夫です。コミュニティを作る人って、みんなプライドが高いんですよ。だから、一人でなんでもやろうとする人がとても多いんですね。

 

クラウドファンディングで成功させるコツは「巻き込む」

でも、僕は自分の発信力がないのもわかってたので、茨城の有名な人を一緒に巻き込んだんですよね。「一緒にやりませんか?」って。

 

それで、その人たちも一緒のメンバーですみたいな風にしちゃうんです。一緒に作ってもらうメンバーみたいな。言い出しっぺは俺だけど、それに賛同した人たちみたいな感じで集めたんです。

 

クラウドファンディングってお金が入って来た分、リターンがあるんですよ。そのリターンの部分でその人たちに入ってもらうんですよ。例えば、茨城のライターさんだったらライターの○○さんが居酒屋で限定セミナーやりますとか。

 

あとは、茨城の起業家さんだったら、○○がどうやって起業して来たか?をリターンに入れるとかですね。そうすると、そのリターンもけっこう売れるので、その人達にもメリットあるんです。

 

けっこう最初のクラウドファンディングって日本人の特性を利用してるんですよ。最初、盛り上がってるところにお金が集まりやすいみたいな。

 

最初一気に、「支援するよ!」って確約をもらっておくんです。そして、いざ始めた瞬間に30%くらい達成して、あとはどんどん勢いで知らない人たちに伝播していくという。

 

日野
最初の根回しも重要ということですね!

 

始まったら一気にバーンと、ある程度金額を達成させる。

 

そうです!

それ以降は未知数だったんですけど、もうがむしゃらに行くしかないと思って、かなり行動していました。

 

40日に設定してたんですが、35日で達成できたんですよ。最初の目標が49万1950円とかだったんですよね。「フルマラソンの距離を走り抜けます!」みたいなイメージでその金額設定したんです。

 

CAMPFIRE創業者の家入一真との1枚

 

クラウドファンディングは最初と最後が盛り上がる

早めに達成できたんですが、これは最後まで遣り抜こうと思って、次60万を目指そうってなったんです。残りの5日間で。やはり最初と最後が盛り上がるんですよ。

 

ですので、最後僕ら渋谷で路上で「こういうことやってます!」みたいに演説してたんですね。その時クラウドファンディングがそんなに有名じゃなくて、「こいつら意味わからん!自分の理想語って、何オカルトしてんだよ!」みたいな批判的な目で見られたりもしたんです。

 

でも、「支援してくれた人たちに僕ら最後までやり遂げました!」って見てもらいたいからやってたのもあるので、本当にリアルで足を動かしました。

 

日野
それはリアルで募金みたいな形で支援してもらったんですか?

 

はい!

でも、リアルから実ったものは全然少ないんですけどね。

 

クラウドファンディングを経験した人に当たる

あとはクラウドファンディング知ってるコミュニティに行って、「僕らもコミュニティ作ってるんですよ!」っていう熱意を語って、知らない人にも共感してもらったりもしていました。クラウドファンディングを1回やったことある人って、人に感謝している方が多いんです。

 

だから、自分もその人たちの夢を応援できる人たちなんですよ。すんなり信じてくれる人が多い。それでその流れで信用を作ってきた成果が今年またクラウドファンディングやって、1日で達成したんです。30万が目標だったんですが。

 

30万すぐ達成して、次また違う目標たててたら最終的にその額になって。最終的には、トータルで民間から200万くらい調達することができました。

 

日野
そんなに集まることができたんですね!

 

「これ言っていいの?」的なノウハウの根幹までありがとうございます。福祉方面の方にもクラファンのノウハウはぜひ知ってもらいたいです。

 

編集後記

片倉さんインタビューありがとうございました。

 

第5回目のインタビューでは、2つのクラウドファンディングを成功させたコツについて、かなりのノウハウを教えてくれました。

 

やっぱり成功している方の事例は、とても参考になりますね。クラウドファンディングを成功させるコツとしては、

 

 

といったことですね。

 

この記事を見た方は、本当にラッキーだと思います。クラウドファンディングをやろうとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

次回のインタビューでは、生きづらさ抱えている方に向けて伝えたいことについて、語っていただきました。片倉さんが「僕はクズなんで」と言っている真相も明らかになりました!

 

他のインタビューも下記、一覧から見ることができます。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたのご意見や感想などもぜひお聞かせいただけますと幸いです。

 

あなたの一言がこのサイトをよりよくするためのヒントとなりますので、コメントやお問い合わせもお気軽にお書きください!

 

 

The following two tabs change content below.

ウェルサーチ 障害者・編集チーム

Welsearchの障害者・編集チーム。障害を持ったさまざまな方がリアルの日常や施設・職場での体験を発信しております。障害者の生活や考えはどのようなものなのか?感じ取っていただければ幸いです。
モバイルバージョンを終了