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車椅子ユーザーの健康維持の情報を広めるために!菅原瑞貴さんインタビューvol.2

今回は、障害者専門の

パーソナルトレーニングを運営している

Universal Training Center

(ユニバーサル トレーニング センター)
代表の菅原瑞貴さんに
インタビューさせていただきました。

 

今回、7つの動画にわけて、
インタビュー内容をお伝えしていきます。

 

第2回目のインタビューは、
菅原さんが障害者専門の

パーソナルトレーナーになった

きっかけについて語っていただきました。

 

パラアスリートでたくさん

運動をしている人たちでも

健常者と比べると3〜4割ほど

筋肉量が少ないということ。

 

では、アスリートではない

車椅子ユーザーは一体どんな

状態になってしまっているのか?

 

そんな車椅子ユーザーの

健康維持やトレーニングに関わる

情報が少なすぎる現状に対して、

菅原さんが思ったこととは?

ユニバーサル トレーニング センター 菅原瑞貴さんインタビュー動画

菅原さんインタビュー動画は

こちらになります。

 

第2回目は5分ほどの動画です。

 

下に書き起こしもしておりますので、

見やすい方で見ていただければと思います。

 

【菅原 瑞貴さんインタビュー動画】

 

車椅子ユーザーの健康維持の情報がなさすぎる

聴覚障害の方もいらっしゃるので、

菅原さんのインタビュー動画を

こちらで書き起こしていきます。

 

テキストベースでも読めるので、

ぜひこちらもご参照ください。

 

では、さっそくインタビュー

内容に入っていきましょう。

 

菅原 瑞貴さん

ユニバーサル トレーニング センター

車椅子ユーザーの足の筋肉量はかなり落ちている

日野
先ほどは、自己紹介

ありがとうございました。

 

自己紹介の方でも

少し出てきたんですけど、

障害者のトレーニング業界に

入ったきっかけの部分が

自分も気になりました。

 

そこの部分をもう少し詳しく

聞かせていただければと思います。

 

はい。

 

なぜこういう風に事業を

立ち上げたかっていう話になるんですけど、

一般的に障害者、なんらかの

原因があって症状を持ってしまう。

 

例えば、車椅子生活の人にとっては、

車椅子で生活するっていうことによって、

足使わなくなりますよね。

 

足使わなくなると、足の筋肉量って

一気に下がって行っちゃって、

脂肪がついて、代謝もぐんぐん

下がっちゃうんですね。

 

ある研究によると、

車椅子バスケの選手。

 

結構しっかり動かれてる選手でも

健常者と比較すると、足の筋肉量が

三割から四割落ちているって言われてます。

 

そんなにパラアスリートで

しっかり動いてる人でさえ、

それだけの筋肉量が落ちているんです。

 

じゃあ、動いてない人だったらどうなの?

 

っていうと、

もう想像できると思うんですが、

もっと筋肉量っていうのは

落ちていっちゃうんですよね。

 

日野
その筋肉量が落ちちゃうと、

劣化といいますか、機能も

どんどん下がっちゃう?

 

おっしゃる通りです。

 

障害者、車椅子生活の人の話を

させていただいたんですけど、

例を出しましょう。

 

車椅子で一見太っていない健康体と見えても…

 

太っていない普通の体に見えたとしても、

先ほど説明させていただいた通り

筋肉量も下がって脂肪も増えていくんです。

 

一見太っていないように見えても、

実は足の筋肉量だったり、

筋肉使ってないところっていうのは、

中身が肥満状態になってたりすることが

けっこう頻繁にあるんですね。

 

日野
見た目では

わからないけどっていう?

 

そうなんです。

 

そういった情報ってなかなか

世の中に出てこないですよね。

 

日野
たしかに見たこと

ないかもしれないですね。

 

っていうところで本来は、

そういった障害を持って生活されている方。

 

車椅子ユーザーの方っていうのは、

健常者以上に健康を

維持するということに関して、

しっかり意識して取り組んでいかなきゃ

いけない立場になってるんですよね。

 

車椅子ユーザーの健康に対する情報が少なすぎる

 

日野
ちなみに当事者の方も

健康維持のための知識などは

浸透してないんですか?

 

そうですね。

 

やっぱり聞く情報源っていうのが

普段はインターネットだったりありますけど、

病院で聞いたりはあるかと思います。

 

だから、入院してる時はいいんですけどね。

 

通ってる時はいいんですけど、

症状が安定して全く病院に

行かなくなってしまった後は

もう情報がほとんどないですよね。

 

実際、病院の看護師さんだったり、

お医者さんだったりっていうのは、

素晴らしいケアをされてると思うんですよ。

 

でも、

 

日本の医療でカバーできないところ、

そこのサービスっていうのが

圧倒的に足りないなって感じています。

 

本来だったら健康をより意識しなきゃ

いけない人たちの情報やサービス

っていうのがほとんどないような状態。

 

健常者に関しては障害者に比べると
健康であるっていう状態じゃないですか。

 

そういった人たちの情報やサービス

っていうのはありふれているにも関わらず、

本来健康を追求しなければいけない人たち。

 

情報を欲しがっている人たちに対して、

そういう情報がないっていうのは、
社会としてもうちょっと改善していく

余地があるのかなって思います。

 

そういう意味で僕はこの事業を立ち上げて、

より多くの方に体のことに関して

意識改革を意味づけていけたらなと思って、

この事業を始めました。

 

日野
はい、わかりました。

 

聞く限りだと本当に必要で

みんなに知ってほしい

情報なのかなと思いますね。

 

きっかけの部分

ありがとうございました。

 

ありがとうございました。

 

 

編集後記

菅原さんインタビュー

ありがとうございました。

 

第2回目のインタビューでは、

菅原さんが障害者のトレーニングに

携わったきっかけの詳細を

語っていただきました。

 

一見、健康そうな外見をしていても

車椅子ユーザーは、実は肥満状態に

なってしまっている人が多いという現状。

 

しかも、

 

車椅子ユーザーに対する健康維持の

情報はインターネット上でも

あまり見かけることはできません。

 

健康維持が1番必要な人に対して、

必要な情報がきちんと届くように

より多くの方に知ってもらいたい。

 

そんな想いで立ち上げられました。

 

次回の動画では、なぜ訪問型の

パーソナルトレーニングにしたのか?

 

根ほり葉ほり聞いてきました。

 

次回のインタビューも下記、

一覧から見ることができます。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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