そのため、一般雇用と障害者雇用の両方で就労した経験があります。
2つの経験では辛い時に嬉しい言葉をたくさんかけてもらい、前向きに物事を考えられるようになりました。
今回の記事では両方の就労を経験した私が辛かった時にどのような言葉をかけられて、嬉しく感じて前向きな考えや気持ちになれたかをご紹介いたします。
今、障害者雇用を担当されている方や辛い思いをしている方へ私の体験が少しでも励みになれば嬉しいです。
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障害者雇用時にかけられた嬉しかった言葉
旅行会社の総務チームのサポート業務で事業所内の各部署に郵便物、宅配物の配布、部署から依頼があれば、チラシや宅配物等を仕分け、各支店に発送する仕事に取り組んでいました。
ポストを開けるまではどのような郵便物が入っているか分からない、宅配業者がどのような宅配物を持ってくるか分からない、突発的に来た部署からの依頼があれば支店に発送する、様々な人に声かけをしながら作業に取り組くんでいました
毎日何が起こり、どのような仕事になるか分からず、事業所内には部署が約50カ所あり、1部署辺り10人で総勢約500人が働いていました。
そして、考え悩みすぎて体調がどんどん悪化して一時は逃げ出そうと思いました。
そのもっとも辛い状況の時、一緒に働いている、身体障害の2人の方が私の事を気遣い言葉をかけてくれました。
❶しんどかったら休むことも大切
1人の方は「しんどかったら少し休みながら、自分のペースで出来ることをやれば良い、まずは会社に出社することを目標にしたら良い。今日出来なかったことでも少しずつやっていけば、ゆくゆくは出来るようになる」。
➋仕事は仲間で助け合いながら
2人目の方は「皆が出来るからと言って、自分も出来るわけではない、出来ることをやれば良い。困ったときはお互い助け合ってカバーしたら良い」。
❶➋の言葉を聞いて以降、私は楽な気持ちで働くことが出来て、相手の気持ちも考え、さらに仲間に頼りながら働く事も出来て、様々な仕事も任せて貰え私自身の成長にも繋がり楽しく、嬉しい気持ちで働くことができました。
一般雇用時にかけられた嬉しかった言葉
障者雇害用時にたくさん暖かい言葉をかけてもらい、私自身体調が回復したので、次はこの人達の役に立ちたいと気持ちで一般雇用で障害のある方を支援する立場の職業指導員として就労しました。
前職で障害のある方と一緒に働いた経験がすぐに活きると思っていたのですが、そう甘くなく、最初はなかなかうまくいきませんでした。
何故なら、職業指導員の仕事はサポートがメインではなく、障害のある方がどのようにしたら、自分自身で考えて、自立して行動出来るかを考えて導いてあげることがもっとも大切だからです。
そこでは、関わり過ぎる支援をしてはいけないとの事で、最初はものすごく苦労しました。
どのように仕事をしていったら良いか分からず悩んでいる時に、このような言葉をかけてもらいました。
自分の色を前面に出していく
「スタッフそれぞれ、自分の色のやり方があるからその色を出していけば良い」。
この言葉を聞いて、難しく考えるのでは、自分らしく自分に出来ることで支援していこうと思え、楽しく働く気持ちを思い出して、とても嬉しい気持ちになりました。
そして、さらに、働いていく内に、もう1つある言葉をかけて頂き、ものすごく心に響きました。
人生において大切にしたいと思えたこと
その言葉は、「自分の幸せだと思う人生を送りましょう」。という言葉です。
初めはシンプルに聞こえる言葉でしたが、考えていくうちに「自分の幸せは何か?」「今後どのように行動していけば幸せか」?これらのことを考えることで自然とポジティブ思考になり、前向きな気持ちを得ることが出来ました。
この言葉を聞いて以降、悩んだ時は今、本当が自分が幸せかを考えるようにしています。
自分の幸せを考えて時には仲間に頼ることも大切
今、辛い思いをしている方は本当に今自分自身が幸せかどうかを考え、周りの仲間や友人に頼ることも大切にして欲しいと思います。
私は一時は逃げ出そうと思いましたが、その時に暖かい言葉をかけて頂き、逃げませんでしたが、辛い思いをしていて逃げたくなった時、私は逃げても良いと思います。
今、辛い思いをしているあなたもまずは自分が本当に幸せと思えるかを考えて、自分が幸せだと思う人生を考え送ってみて下さいね。
タケ
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