今回は、福祉と地域を結びつける活動をされている「アンダンチ 医食住と学びの多世代交流複合施設」の代表者して・福井さんをお招きしました。
複合施設の面白さ、複合施設だからこそできること、その理念についてお聞きしました。私はそのコンセプトをお聞きして、深く感銘を受けてしまいました。
ぜひ、最後までお読みください。
お好きなところからお読みください
仙台にあるアンダンチとは?
今回のインタビューは、動画でも視聴可能です。
事業内容はですね、サービス付き高齢者向け住宅があり、看護小規模多機能型居宅介護事業所・訪問看護ステーション。
そして、障害者就労継続支援B型事業所があります。
企業指導型保育園で、保育園があって、飲食店であんだんち食堂という地域向けのレストランを行っています。
複合施設というやつでしょうか。 どうしてそんなにたくさんの事業をやることになったんですか?
アンダンチの始まりに迫る
その場に飲食店だったりとか障害者の就労支援で障害の方の働く場も作り、いろんな人が交わる場づくりをしていきたい、というのを考えていて。
目指しているコンセプトについて
一般の方も関われるように飲食店を置く。障害者も関われるように就労支援を置く。 素晴らしいと思います。関わらないと知らないことって多いですもんね。 介護や就労支援のことは良く分からなかい方も多いですし。
そのコンセプトは何なんでしょうか?
地域の方もどんどん来ていただきたくて緩やかにつながる地域の縁側みたいな場所を目指して行っています。
アンダンチってどんなこところ?
と複合施設になっておりますが、1つずつ概要をお聞きしたいと思います。
アンダンチレジデンス
大きな特色としてはあんまり施設っぽさを出したくないので、暮らしとか住まいっていうところに重点を置きました。
デザイン性も考えて作ってきました。
HOCカンタキ
特徴としては、365日24時間医療ニーズが高くても在宅で暮らし続けたいという方をサポートしています。
アンダンチレジデンスの隣にあるんですよね?
現在アンダンチレジデンスと併用している方は2名くらいで基本的には外の地域に出て行ってます。
看護師が6名、理学療法士が4名とSTさんが1名。あとは介護福祉士がやっているという事業所です。
多様性を受け入れられる保育園
それを聞いて少しびっくりしました。
基本的には福利厚生の面が強くて、19人定員で0~2歳時のお子さんをお預かりしている保育園になります。
入所している高齢者の方々との交流などもあるんですか?
高齢の方もですが、障害の方とも普段から関わっているので、多様性を受け入れられるような人としての土台が作れれば嬉しいなと思っています。
機能がある食堂とは
この食堂は2つの機能があるんです。
食べてみたいです!
就労支援を始めた理由
どうして就労支援も始めたんでしょうか?
アンダンチが上手くいっているのは、就労支援B型のアスノバがあるからだという風に思っていて、現在もすべての事業にかかわりを持ちながらやっているというところでは、アンダンチに無くてはならない存在です。
そういって頂けると利用者さんも嬉しいでしょうね。
駄菓子屋
高齢者住宅の入口にあるので、地域の方が気軽に来てくださいます。
入居者さんが店員やってくれないかな、と思っていたんですけど「やりたくない」って話が出て、なかなか口説き落とせず、就労支援の方に全部委託をしている形になっています。
就労支援の力を借りて
そのおかげで、彼らがやっていないときの店番も非常に楽になりました。
入居者さんもその後は、手伝いを依頼すると手伝ってくれるようになりました。
福祉と地域交流の理想
地域の小学生達の行き場所になりつつあると思っています。
うーん、福祉も知れる理想的な多世代交流の場ですね!
マスコットと福祉の繋がり
生き物ですね。2頭のヤギがいましてアンダンチのマスコットになっているかなと思います。
それまた、なんでヤギなんですか?
なぜかというと仙台市の若林区は唯一仙台の中で4年制の大学がないエリアでして、僕らが掲げる「地域づくり」とか「街づくり」でいうと、大学生のフレッシュさとかパワーが必要なんです。
大学と関係が作りたいなていうのもあって、大学との関わりをヤギを介して取りました。
アンダンチの取材を終えて
サ高住にはじまり、果てはヤギの飼育にまで世界が広がっているアンダンチ。
駄菓子を買いに来たり、あんだんち食堂の寝かせ玄米を食べに来た人が、高齢者や障害者と交流を持つことで高齢者が元気になったり、障害者がやりがいを得たりする。
そして、高齢者や障害者と交流することで一般の方にも様々なことを知ってもらう。
福祉と地域が関わるだけでなく、相乗効果の可能性が、お話を聞いていて目に浮かんできました。
あなたはいかがでしたでしょうか?
さて、次回の記事はヤギによってアンダンチに就職したスタッフの方にお話をお聞きしました。
そちらの記事も併せて読んでいただければ幸いです。
前回の記事では仙台にある複合施設「アンダンチ」の福井さんをお招きして、複合施設の面白さ、その可能性をお聞きしました。 地域住民の方々と、施設で暮らすお年寄りや障害者が交流を持つことで双方に生まれるであろうメリットを垣間見た気がします。 未来の福祉のかたちになりうるのではないかと、僕個人としては思っています。 今回の記事では、そんな魅力あふれるアンダンチに就職したアスノバ職員の方に、アンダンチで働くやりがいをお聞きしました。 福祉の枠を超えた多世代交流ができるアンダンチだからこ... 【取材】アスノバ職員にアンダンチの魅力を聞いてみた|アンダンチ(仙台)で働く... - WelSearch ウェルサーチ|福祉の専門家や当事者たちが発信する福祉情報サイト |
アンダンチ
公式HP:https://andanchi.jp/
ウェルサーチ 障害者・編集チーム
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