私は、パニック障害と強迫性障害が併発しており、今までにとても生きづらい体験をしてきました。
- 就職をしても続かなかったり…
- 無断欠勤をしてしまったり…
- 突如、恐怖に襲われたり…
- 人間関係をこじらせてしまったり…
でも、今では素敵な仲間に囲まれて、芸人を目指しています。そんな体験があったからこそ、気づくことができた自己肯定感をあげる「障害や病気」との向き合い方をお伝えしていきます。
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自己肯定感が低かった過去の自分
前述のように私は、パニック障害と強迫性障害を抱えており、ダメ人間だと思って自己肯定感がとても低かった生活をしてきまいた。
慢性的な無気力状態であるスチューデントアパシーに悩まされて不登校になってしまったり、一般企業や民間企業に就職できず会社員や公務員や準公務員になることができないなどが理由で親元を離れないでいるパラサイトシングルに悩まされている若者がいるということは最近よく目にするようになりました。
それは就職をしてから、とても感じるようになりました。
社会人になってから障害が顕著に現れる
私は過去に一般企業に新卒や中途で何社か入社した経験がありますが、その先々で会社の人に迷惑をかけてしまっておりました。
例えば、報告や連絡や相談を忘れてしまう。教えてもらった仕事ができないことが多々あって、会社の部長や直属の上司に注意されてばかりの毎日。
しまいには何の連絡もなしに無断欠勤をしたこともあります。
何よりもパニック障害と脅迫性障害が原因としてあったことが多いです。
パニック障害となると、日常生活でも何を最初にしたら良いかといった優先順位が分からなくなって、落ち着きがとれなくなってしまいます。
強迫性障害となると、ムシャクシャして物を壊したり誰かに殺されるのではないかと恐怖に襲われたりします。また、自分は悪くないのに、他人に必要以上にむやみやたらに謝りすぎたりして、最悪の場合人間関係をこじらせてしまうケースもありました。
私は社会人になって、こんな経験ばかりをしてきたので、「自分はダメな人間である。」または、「自分の尊敬している人・好きな人に迷惑を掛けてしまうのではないか?」などと物事を考えすぎてしまい、負のスパイラルに陥ってしまったのです。
『ハッピーバースデー』という本で、主人公のあすかちゃんが母親からひどいことを言われたりして、あすかちゃんは自分の爪で喉の皮膚にあざを作ってしまうのが癖になってしまいました。
それで自分を害してしまうほど心や気持ちが病んでしまって、一歩踏み出せないでいたという物語がありました。
それを私は回想し、今思えばメンタルヘルスケアの資格をとっておけばよかったとちょっと後悔していますが、それよりも大きな出会いがあり、自分自身が前向きに考えられるようになったのです。
自己肯定感が上がった転機
「NPO法人いろり」が運営しているシェアハウス「いろり亭」に出会い、自己肯定感が低かった自分がウソのように物事を前向きに考えられるようになりました。
自分のことを理解してくれる仲間がいる素敵な環境。
今では、音楽を聴いたり、外でランニングをするようになっただけでなく、知らない店に行って美味しいものを食べたりもできるようになりました。
しかも、お笑い番組やバラエティ番組が好きで、芸人への道を目指すようにまでなったのです。
病気や障害との向き合い方
このような経験から、私は病気や障害があっても決してそれが理由でダメ人間になっているんじゃないということがわかりました。
できないことをフォロー・理解してくれる仲間がいることによって、それができるようになったのです。だから、自分がいる環境ってすごい重要なんだと感じました。
障害者といっても、某芸能人で身体に何かしらの障害を抱えているけど、独特な発想をしていたり、絵画が上手い人がいますが、海外で絵画の功績が認められたりしています。
できることにフォーカスをして、それを伸ばしていけば、「障害や病気」が逆に才能として発揮されるケースもあるのです。(もちろんそれには相応の努力は必要かと思いますが)
成功体験が自己肯定感を上げる
こうやって自分の好きなことや得意なことを伸ばしていけば、最初は小さいながらも成功体験を掴むことができるのです。
私のように、「ランニングができるようになった!」「外でご飯が食べれるようになった!」など、ちょっとしたことでもできるようになったことを意識してみると、気持ちは嬉しくなります。
- 外に出るのが億劫な人は、ベランダに出てみる。→外に出れた!
- 忘れ物が多い人は、メモをしてみる。→メモが書けた!
- 起きるのがめんどくさい。→起きることができた!
こんな些細なことでいいんです。これが積み重なってくると、とても大きな成功体験になってきます。
解釈を変える
障害者の中には「せっかちタイプ」、「プライドが高いタイプ」、「怒りっぽいタイプ」など様々なタイプが挙げられます。過去の私のようにこれまで失敗体験をたくさんしてきた人は、マイナスの方向に捉えてしまうことが多いです。
でも、
- 「せっかち」を言い換えると「即断即決ができる」
- 「プライドが高い」を言い換えると「自分に自信がある」
- 「怒りっぽい」を言い換えると「人に注意ができる」
とあるように解釈を変えるだけで、プラスな出来事になるのです。それはすなわち、人には何かしらの特性があるということですよね。
もちろんこれがマイナスの解釈をしてしまうと、気持ちもマイナスになってしまうのです。
慣れるまでは難しいですが、このプラスの解釈を意識するだけでも、自分の自己肯定感は上がっていきます。
ネガティブ思考をやめる方法については、こちらの記事でも説明しております。
かくひかりのりっちゃんです。 メンタル改善プロジェクト第2回です。 メンタル改善プロジェクト誰もがありのままの自分を受け入れ、生き生きとした日々を過ごせることを願って、「生きづらさを和らげるコツ」を発信していきます。 第一回を読んでくださった方は、もうご存知かと思いますが、私はずっとネガティブ思考のメンタルが弱くて、とても生きづらい生活をしてきました。 そんな私だったのですが、ネガティブ思考を克服して、安定した毎日を過ごしております。 そこで今回は、心が楽になる「ネガティブ... ネガティブ思考をやめたい!経験者が語る付き合い方コツ〜メンタル改善プロジェク... - WelSearch ウェルサーチ|福祉の専門家や当事者たちが発信する福祉情報サイト |
自己肯定感まとめ
いかがでしたでしょうか?
ダメ人間だと自分のことを思っていた私が自己肯定感を上げることができるようになった方法は、
- 環境を変える
- 成功体験をする
- 解釈をプラスに変える
などお伝えしました。
もちろん人それぞれ違うと思いますが、理解してもらえる環境があるというのは、すごく心が楽になります。
このように私の人生の転機となった「いろり亭」。
もし以前の私と同じように生きづらくて悩んでいたり、相談できる人が周りにいないという人がいましたら、オンラインでのお悩み相談も行なっていますのでお気軽にご連絡ください。
いろりホームページ:https://irori-npo.com/
あなたの生きづらい生活が少しでも楽になるよう祈っております。
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