今や生活で必需品ともなっているクレジットカード。金融機関だけでなく、いろいろな企業がクレジットカードを提供しています。
そこで、疑問に思ったことが、「障害者でもクレジットカードを持つことができるのか?」ということです。今回は、その「無職の障害者でもクレジットカードの審査は通るのか?」という疑問について、ネットやリアルでの口コミや情報などから調べてみました。
最初に結論から言いますと、「無職の障害者でもクレジットカードを作ることができます」。
こちらの記事では、クレジットカードを作成するときの審査で重要となってくるポイントや障害者や無職の方でも作りやすいカードを紹介していきます。この記事をご覧いただければ、障害者でもクレジットカードを手に入れるための重要なポイントを知ることができますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
障害者でもクレジットカード審査は通るのか?
クレジットカードのこととなると、うちにも「障害者なのですが、クレジットカードを作ることができるのでしょうか?」という相談があったり、そのような発信を多く目にしますが、実際のところ、どのような現状になっているのでしょうか?クレジットカードについて、いろいろと情報を仕入れていると、
という方から、
といった意見までありました。なぜこんなにもバラバラの意見が出てきているのでしょうか?いろいろな意見がありましたので、まずは参考程度に事例をご紹介しましょう。
障害者のクレカ事情の口コミ事例
【例1】
私は身体障害があって障害者1種2級ですが、クレジットカードは普通に通りました。
私の場合ですが、20歳前の障害基礎年金と労働による収入があります。
【例2】
私の父が身体障害者一級だったのですが、イオンカードを作ることができました。その情報があったので、私もクレジットカードの審査を受けてみました。結果、精神障害者2級で年金受給しているのですが、作ることができませんでした。
【例3】
無職の障害厚生年金3級で、収入は年で60万円程度でしたが、カードを作ることができました。
【例4】
私は、障害年金を受給していますが、楽天カードは発行することができました。
【例5】
車椅子ユーザーで身体障害者1級ですが、クレジットカードは一向に作れていません。
あくまでもほんの一例ですが、ほんとにいろいろな意見があって、これでは無職の方や障害者でもクレジットカードが作成できるのかどうか迷ってきちゃいますね。では、本題の無職の障害者でもクレジットカードが作れるのかどうかについて、迫っていきたいと思います。
無職の障害者でもクレジットカードは実際に作れるのか?
通常、クレジットカードを作成する場合、会社員だったり何かしらの「一定の収入」があることが前提と言われております。
では、「無職だとカードは作れないのか?」というと、一概にそういうことではなく、無職の障害者でも作れる可能性は十分にあります。先ほど、「一定の収入があることが前提」とお伝えしました。
そう。
もちろん審査が厳しい会社であれば、カードを作成することは難しいですが、比較的に審査が甘いクレジットカード会社であれば、十分、クレジットカードを作成できる可能性があるのです。
心配となってくる障害者であるかどうかを記載する箇所は、書類審査のところではないところがほとんどですし、診断書を提出する必要もない企業がほとんどです。でも、ここで注意点がいくつかありますので、先にお伝えしておきます。
クレジットカードを作る時の注意点
クレジットカードを作る際に、2つほど注意点がありますので、お伝えしておきます。クレジットカードの審査を受ける前に、ぜひ頭に入れておいてください。
1:職業欄に「無職」はNG
1つ目は、クレジットカードを作るときに職業欄を記入するところがあるかと思います。そこに、「無職」と記入してしまうと、審査はほぼ通らなくなるので、注意してくださいね。
と思うかもしれませんが、一概にそんなことはないみたいです。クレジットカードの審査に通るためには、職業欄を記入する際に「年金受給者」と書くと通りやすいという意見がありました。
2:本人確認の受け答えはできるように
2つ目の注意点は、書類審査が通った段階で、本人確認の電話がかかってきます。その電話にきちんと本人が対応して、受け答えができることが条件となります。逆に言いますと、このくらいのコミュニケーションが取れないくらいの障害がある方は、クレジットカードを作成するのが難しいということです。
本人確認の電話は必ず掛かってくるのではありませんが、万が一、電話がきたら答えられるようにしておくといいです。
これらのことがクリアできれば、クレジットカードが発行されやすいと言われています。注意するポイントについて、理解していただいたら、次は、障害年金受給者でも作りやすいと言われているクレジットカード会社についてご紹介していきます。
障害年金受給者でも通りやすいクレジットカード
上記でもお伝えしたように無職の方や障害年金受給者は、クレジットカードを手に入れることができないということを目にしますが、実際には一概にはそんなことは言えないことがわかりました。いろいろと情報をしいれていると、今は、カードの審査難易度も緩和されてきているという意見も見えてきました。
だから、クレジットカードの種類によっては、無職で障害年金で生活している人でもクレジットカードを入手できる可能性が高くなってきているのです。
そこで今回は、障害年金を受給している方でも作りやすいと評判のクレジットカードを3つ紹介します。ご紹介するクレジットカードは、年金の収入しかない人でも作成できるケースが多いので、どのカードにしようかな〜?と思ったら、以下の中から、あなた好みのカードを決めていただければと思います。
※もちろん絶対に審査が通るということはありませんので、そこだけは注意してください。
1:楽天カード
まず初めにご紹介するクレジットカード会社は、「楽天カード」です。楽天カードマンのCMでもお馴染みの楽天カードは、なんと顧客満足度調査で常にNO1となっています。障害年金受給者であっても作りやすいクレジットカードでは絶大な人気を誇っています。
最近は、いろいろなデザインも追加されて、自分の好きなクレジットカードのデザインを選ぶこともできるようになっています。(下記は通常バージョンのデザインです)
ネットでいろいろと審査結果の情報を調べてみても、けっこう多くの障害年金受給者の方が入手できていますので、審査難易度は易しいのかと思います。
楽天カードのHPでも「高校生を除く18歳以上の方であれば、どなたでもお申込みいただけます」と、きちんと明記されております。
また、楽天カードは楽天ポイントも付与されるので、楽天市場で買い物をする人にとっては嬉しいサービスですね。今なら新規でクレジットカードを発行したら、楽天ポイントが最大で5000円相当のプレゼントがもらえるのも嬉しい特典の1つです。
ちなみに楽天カードは、上記の通常のクレジットカードだけでなく、「楽天ピンクカード」というものもあります。こちらは特に女性に人気のクレジットカードとなっております。
2:エポスカード
次にご紹介するクレジットカード会社は「エポスカード」です。エポスカードといったらマルイですね。こちらも、障害年金受給者でも申込みができるクレジットカードです。
ちなみに、公式サイトでも「日本国内に住んでいて、満18歳以上のかた(高校生のかたを除く)でしたら申し込みOK」と書いてありますので、年金で生活されている方でも申し込み基準は満たしています。『マルコとマルオの7日間』というエポスカード利用者限定のマルイのセールも定期的に開催されています。
今なら新規でエポスカードを発行したら、エポスポイントが最大で8000円相当のプレゼントがもらえるのも嬉しい特典の1つです。
あとは、マルイで買い物をする方はもちろんですが、カラオケによく行く人は便利です!というのも、ビッグエコーやSHIDAXなどの大手カラオケボックスであれば、だいたいエポスカードを提示すれば、割引を受けることができるからです。
イオンカード
最後にご紹介するクレジットカードが「イオンカード」です。イオンといえば、『20日・30日は5%オフ♪』のCMでお馴染みの会社ですね。
イオンカードも年会費無料で作成することが出来る節約系クレジットカードです。近くにイオン系列のお店があるなら、お買い物も節約することができますので、おすすめです。ちなみにイオン系列のお店は、
- イオン
- マックスバリュ
- イオンスーパーセンター
- サンデー
- ビブレ
- ザ・ビッグ
となっております。
今なら新規でイオンカードを発行したら、イオンのポイントである「ときめきポイント」が最大で8000円相当のプレゼントがもらえるのも嬉しい特典の1つです。
イオンカードのHPでも「18歳以上の方は、ご入会いただけます」と記載されております。ただ、「所定の審査により」という文言が入っているので、上記の2つよりかは、少し難しい可能性がございます。
…
…
…
これら3つのクレジットカードが無職の障害者でも作れる可能性のある会社だと評判が高かったです。
障害者でも作りやすいカード
- 楽天カード
- エポスカード
- イオンカード
障害者がクレジットカードを作る上での心構え
一通り、障害者でも作りやすいクレジットカードについて、お伝えしてきましたが、クレジットカードを作成する上で、絶対に頭に入れておいていただきたい心構えがあります。1番注意していただきたい点は、
ということです。特に、「リボ払いで借金を作ってしまい、払えなかった…」というケースも聞きます。クレジットカードを使う際は、しっかりと相談しながら、自分に合った方法で使ってください。
クレジットカードを作成するにあたっての心構えをお伝えしますので、ぜひ頭に入れておいてください。
キャッシングは「借金」です
クレジットカードには、「キャッシング」というサービスがあります。これは簡単に言いますと、クレジットカード会社から借金をするということです。もちろん、キャッシングは返済しなくてはいけませんね。ですので、娯楽のためなどに使うのはNGです。
ほとんどのケースで、キャッシングには年利で15%ほどの利子がついてしまいます。10万円借りたら、年間で1万5000円の利子という計算ですね。この利子がついてくると、返済が非常に大変になってきますので、キャッシングは利用しない方が無難です。
不安な方はキャッシング枠は0円にしておく
これは、年金受給者の方がクレジットカードの審査に通りやすくなるポイントでもあるのですが、上記の不安点を考えるとキャッシング枠は「0円」にしておくといいです。
キャッシング枠を設定した場合ですと、年収の3分の1までがクレジットカードの利用限度額となるという法律があります。例えば、年収200万円だった場合、66万6666円までが利用限度額となるという計算ですね。
キャッシングを設定すると、クレジットカードの審査もより難しくなってしまいます。ですので、年金受給者の方がクレジットカードを新規で作成する場合には、ショッピング枠のみでのお申込みにしておくことをおすすめします。
障害者で緊急でお金が必要になったら
「どうしても緊急にお金が必要になったのですが…」という場合には、救済案もあります。これは何かと言いますと、障害者手帳をお持ちであれば、「生活福祉資金貸付制度」というサービスを利用することができるのです。
これは、お住まいの地域の市区町村社会福祉協議会にお問い合わせする流れになります。近くの市区町村社会福祉協議会がわからない場合は、こちらに一覧が載っておりますので、参考にしていただければ幸いです。
もちろん、このサービスにも審査があります。何に使うのか?や返済計画などを一緒に考える必要があり、場合によっては証明書類を要求されるケースもあります。ただ、ご自身の資産状況によっては無利子、あるいは年利で1.5%という、かなりの好条件でお金を借りることができます。
編集後記
いかがでしたでしょうか?いろいろとリサーチをしてみましたが、無職の障害者でもクレジットカードを作成することはできるみたいですね。諦めていた方も上記のクレジットカード会社であれば、通るかもしれませんので、試してみてください。
もちろん障害年金だけでなく、就労での収入もあった方が審査が通る確率はグンと高まります。あとは、貯金額がいくらかあれば、それも審査の対象にはなるみたいですね。
ただ、勘違いしてほしくないことは、障害者でも「絶対に」カードが持てる!と思わないでくださいということです。通常は、勤務されていて一定の収入があることが前提ですので、そこだけは忘れないでいてください。
あ、あと、あくまでも審査結果の詳細に関しては、企業しかわかりませんので、「この記事を読んだけど、カード作れなかったぞ~!!!」というのはやめてくださいね(笑)
ぜひ参考程度に頭に入れていただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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ウェルサーチ 障害者・編集チーム
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