あっ! こ、こんにちは! ややや八壁ゆかり、です! すみません心の準備が、ね! できてなくて!!
毎度おなじみ「八壁ゆかりの崖っぷちブルース」のお時間なんですけども、以前書いた「物質・行為への依存」の記事、皆さまご記憶でしょうか?
あの記事内で、私は自分がいかにタバコ依存が酷いか、かなりギリギリの中毒エピソードを披露したわけですが、えーとその、人生何が起こるか本当に分からないもので、結論から言いますと、
もう20日以上、タバコ吸ってません。
ビックリ仰天驚愕喫驚天変地異ですよね!!!
いや、マジで恐いです、何か悪いことの前兆なんじゃないか、ですとか、本気で頭がおかしくなってるんじゃないか、とか。
というわけで今回は、長年のヘヴィ・スモーカーで精神障害を患っている私が、何故か突然タバコを吸わなくなった経緯と現状について、一例としてお話ししたいと思います。
お好きなところからお読みください
禁煙の始まりは「なんか、不味い」
大抵、私がタバコを不味く感じると、それってメンタルの不調のサインなんですよ。ですから1ヶ月近く前のある日、タバコを吸った時、
と感じたので、その時は精神的な不調の予兆だと判断し、精神薬まで飲みました。
しかし、気分は平常のまま。ただ口が寂しかったので、不味いと思いつつもちびちびとタバコを吸っていました。
タバコ依存の救世主・VAPE(ヴェイプ)
VAPEはアメリカの友人に教えてもらったタバコの代替品です。水蒸気タバコで、国内で販売されているものにはニコチンもタールも入っていません。
しかし前回のタバコの値上がりが決まった頃でしょうか、
と思ったワタクシは、VAPEショップに行き、扱いの難しかった初代VAPEをショップ内でぶっ壊し、その場で新しいものを購入するという荒技に出ました。
このVAPE、柄がかっこいいんですが、このショップで一番安く、スターターキットで6000円程度でした。私が吸っていたタバコが1カートン5200円でしたので、まあトントンです。
味のバリエーションがハンパねぇ
初代VAPEは、「リキッド」の補充が非常に難しい代物でした。VAPEにはおびただしい数のフレイバー(味)があり、またそれらを混ぜて使用することも可能、実際のフレイバーの数はとんでもない数になります。
しかしそのショップはもう閉店していたので、都会まで行ってVAPE専門店に殴り込みをかけました。私の求める条件は至極単純なものでした。
- リキッドの補充が簡単&安全
- ある程度見た目がかっこいい
- フレイバーはメンソール入りがいい
たまたま接客してくださった男性が我が故郷・哀愁のチバラキ近隣民だったことからいきなり打ち解け、色々と楽しくVAPEについて教えていただきました。
私はやはりタバコに近い味でメンソールがよかったので、色々テイスティングをさせていただいた後、「HAKKA」というフレイバーがいいだろうとその店員さんに勧められました。
最初に「辛口」を吸ったら涙目になり、「中辛」を吸ったらむせ、「甘口」でようやく美味しさが理解できました。
最近のVAPEについて
(※リストバンドへのツッコミは現在受け付けておりませんので、ご了承ください)
私の初代VAPEは馬力の調節などできなかったのですが、上に貼った画像にはディスプレイがあり、そこに「16.0W」という値が見え隠れしていると思います。これで、VAPEの威力を調整し、出てくる水蒸気の量や強さを調節できるのです。
また、私が初代VAPEをぶっ壊した原因、「リキッドの追加」ですが、このVAPEはカートリッジ式になっており、本体の中からカートリッジを取りだし、リキッドは本体ではなくカートリッジに注入、それから本体に戻すので、よほどのことをしなければVAPE本体にダメージはありません。安心!
リキッドとカートリッジは消耗品なので常に買わないといけませんが、そんなん値上がりしたタバコに比べれば微々たる額です。私はそれから約20日、VAPEだけ吸って過ごしました。何度も言いますが、恐かったです。
タバコ VS. VAPE
ここで、私がこの20日で気づいた、タバコとVAPEのメリットとデメリットを挙げて比較してみたいと思います。VAPEの知名度は日本ではまだ低く、iQOSなどに比べるとマイナーです。
というわけで、以下に私が気づいたことを。
VAPEはライターがいらない(単体で吸える)
ライターがないって。
喫煙所などで他に人がいれば、見知らぬ人に火だけ借りることもできますが、ひとりだったりしたら無理ですし、買いに行ける距離に店があればいいものの、そうでなければ生殺し状態です。
でもVAPEはリキッドの残量とバッテリだけ気をつけておけば、そのまま吸えます。これに気づいた時は初歩的なことながら感動しました。
水蒸気タバコだから、火を消す必要がない
これまた当たり前のことですが、これまた至極便利なんです。
たとえばタバコを半分くらい吸っている瞬間に何か急ぎの用事に呼ばれた時、喫煙者は大急ぎで火を消し、かつボヤや火事が起こらないよう細心の注意を払わなければなりません。
はい、もう言うまでもありませんが、VAPEは電源落とすだけです。
VAPEは紙タバコではないので、吸える店が多い
夫と外出する時や友人と会う時、紙タバコが吸える店を事前にリサーチしておかないと入れる店がない、とか、ネットで「分煙」って書いてあっても例の条例の後だとサイトの更新が止まってて「すみません、今はもう吸えないんです〜」とか言われることが鬼のように多かったんですが、加熱式タバコがOKな店なら、VAPEは吸えるんです。
これでかなり楽になりました、精神的にも、体力的にも。
お金がかからない
私が吸っていたタバコは一箱520円。それを月に2カートン以上吸っていましたから、諭吉一人以上がタバコ代にひらひらと飛んで行っていたわけですが、それが消えました。
がー、私の突然の「タバコいらねー現象」のタイミングは、実は少しだけ手遅れだったのです。
どういうことかというと、
タバコの値上がりの前に3カートン買いだめした直後に禁煙できたんです。
しかもタバコの売買は難しいものがありますからね……1カートンはもう開封済みだったのですが、あとまるまる2カートン、金額で言うと10400円損しました……今、誰かマルボロメンソールライト8mgを吸う人がいないか、地道に探しています……。
チクショーこんなオチ付けるつもりで書いてたわけじゃないんですよ?!?!
VAPEのメリット
- ライターがいらない
- 火を消す必要がない
- 吸える店が多い
- お金がかからない
思わぬ利点と、完全禁煙を目指して
私には悪癖がございまして、タバコを吸った後、口に残る苦みが嫌で、毎回甘いカフェオレやラテを飲んでいたんです。
自宅では、パルスイートを使用した、糖分のほとんどないものですが、人工甘味料なので、しかもかなりの年数飲んでいたので、身体にも精神にもあんまりよくないでしょう。
カフェなどでは、カロリーゼロのシロップを入れたり入れなかったり。これは糖尿病患者的にもやべぇ。
ところがですよ。
ですから当然、甘い飲み物が不要になります。結果、今カフェオレはあまり飲んでいません。リスパダールという薬の液状を飲む時だけは必要なんですけどね(めっちゃ苦い薬なんです)。
禁煙先達のアドバイス、警告を胸に
私の友人で、精神的な問題を抱えている元喫煙者=禁煙外来に通って禁煙に成功し、すでに3年以上吸ってない奴がいます。彼はいまだに、タバコを吸う夢を見ると言います。そんな彼は私に言いました。
「メンタルが不調の時、『タバコを吸ったら楽になるかも』と思うけど、絶対にそれに負けるな」
彼自身、3年以上その欲求と戦い続けているそうです。
私は単純に「タバコ、不味い」からだったので、メンタルは大丈夫だろう、と軽く考えていたのですが、いやはやこれキツい、マジキツい。
本当に思うんですよ、
って。
今はなるべくメンタル面を精神薬などで安定させ、タバコが吸いたくなったらVAPEのパワーを上げて吸うようにしています。
そして、目指すは完全禁煙、VAPEちゃんともいつか縁が切れたら嬉しいな! と思っていますが、何しろタバコだけで20年かかってますからね、焦らずに、自分のペースで、「VAPEをいくら吸おうと、タバコだけは吸わない」という最低ラインを目標に、しばらく頑張って行こうと思います。
そんなわけで、今回は全米が驚愕した八壁ゆかりの禁煙速報と、水蒸気タバコVAPEについてでした。途中からVAPEの回し者のようになってしまいましたが、もし喫煙事情で困っている方がいたらぜひ知っていただきたい情報だったのでお許しください。
もしVAPEについて詳しく知りたいという方は、Twitterなどでいつでも相談してください。(もちろんプロではないので、1ユーザーとして、分かる範囲でお答えします。)
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
連載シリーズ:八壁ゆかりの崖っぷちブルース