皆さん、こんにちは。
精神科訪問看護師の大塚たいぞうです。
もしあなたが小さいころから、
「人の顔色が気になってしまい、引っ込み思案になってしまう」
「いつもビクビクしていて、打たれ弱い」
「匂いや光、音などの5感の刺激がついつい気になってしまう」
といったような、「周りの人とは違う生きづらさ」を抱えて悩んでいるなら、もしかしたら「HSP」だからかもしれません。
人と関わると疲れやすいなどで、自信を失ってしまう方も多くいらっしゃると思います。
私も「自分が気が弱い、弱すぎると元気がなくなって、人と違う病気かな?と不安になっている」と言う相談をよく受けます。
大丈夫ですよ。
決してあなたが「弱い人間」という訳ではないのです。
実は昔、僕もこういう傾向にあり、悩んだ一人です。
HSPで悩んでいると、ストレスで自律神経も乱れてしまい、そのことについても悩んでしまうという負のスパイラルにも…
そんなあなたのために、今回はHSPとはどんな症状なのかをお伝えしていきながら、自律神経を乱さないようにどう過ごしていけばいいかのコツを紹介していきましょう。
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HSPとは?
HSPとは、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーレン氏の概念であり、『Highty Sensitve Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)』の略で、簡単に言いますと、
「人一倍敏感な人」
という意味です。
「感情や人の気持ちにとても敏感で、ちょっとしたことにも気づく、強い刺激に圧倒されたり、多くの人の中にいると、すぐに疲れてしまったりする」
という特徴もあります。
アーロン氏よれば、以外に多く人口の2割くらいに見られるといいます。
つまり、5人に1人ということになりますね。
アーロン氏によると、「HSP」とは、あくまでも生まれつきの性格の1つであり、病気や障害ではないと言っています。
HSPで感じる症状は?
HSPは、上記でお伝えしたように感覚が敏感なので、職場だったり普段の生活などで疲れやすさや生きづらさを感じてしまうことがあります。
ですので、周りからは、
- 繊細
- 神経質
- 内気
などと思われてしまうケースが多いです。
厳密に言いますと、HSPは病気ではないので、症状とは言わないのですが、特徴としては、以下のようなことになります。
- 周囲の物音に敏感でうるさく感じる
- 味覚、嗅覚、触覚などの五感が鋭い
- 人の気持ちを考えすぎて、本当の気持ちを相手に言えない
- 些細なことも気づくほど、空気を読む
- 監視や評価されたり、競争するのが嫌だ
などなど普通の人より繊細なので、ストレスを受けやすいです。
こういったことから、発達障害と誤認されている方も少なくないです。
大きな違いは、発達障害の子供は人の気持ちを読むのが逆に苦手で、HSPはむしろ人の気持ちに気づきすぎて疲れてしまう傾向にあります。
HSPはあなたが悪いわけではないんです
1番注意していただきたいのは、
「自分が弱い人間だから、生きづらくなってしまっている…」
と、自分を責めてしまう傾向があることです。
そう。
決してあなたが弱い人間だからというわけではないんです。
そうではなく、このようなHSPの特徴を知らないで、そのまま放置しまうことによって、睡眠障害やパニック症状を起こしてしまうことも出てきます。
さらには、精神的に悩んでしまい、自律神経が乱れてしまったり、うつ病などにもなってしまう可能性もあります。
普段の空いた時間で、自律神経を整える簡単な方法も動画でお伝えしましょう。
【自律神経を整える肩こり楽ちんストレッチ!肩甲骨を動かす肩落としの方法!】
今の日本の生活では、パソコンを使うことが多いですが、その対策として参考にしてみてください。
HSPで自律神経を乱さないようにするには
この記事を読んでくれている方は、何らかのストレスで自律神経が乱れていたり、少しエネルギーが下がってしまっている方も多いかもしれしれません。
最近、頑張っていろいろ鍛えたり、自分自身を強くしようを思う、本やセミナーも多いと思います。
僕も、自分自身を強くしたくて、いろいろなことをやってきました。
最近、思った事は、体質・DNAは残念ながら努力では変わりません。
体質だったりDNAは、「乗り物」だとイメージするといいです。
乗り物を無理に変えようとしても、ストレスがかかってしまい、逆に自律神経が乱れるだけです。
コンテンツを変えて生きていく事が大切で、楽に生きれるのではないでしょうか。
コンテンツは、人生のその状況によって変えていけばいいのではないかと思います。
僕にとってのここでのコンテンツの意味は、「生き方」ですね。
その時の自分のおかれた状況に合わせての生活です。
例えば、収入を獲るための仕事だったり、生活パターンだったりですね。
集団生活が苦手な人は、在宅のお仕事も今はありますしね。
今の時代、自分に合った仕事、生活スタイルで良いと思いますよ。
自律神経が乱れやすいのは個性の1つ
自律神経が乱れやすい体質で、繊細な心の持ち主は、個性の一つかもしれませんね。
自律神経が乱れやすい、傷つきやすいというのは、そういった乗り物なんです。
自分自身という乗り物は変えずに、コンテンツを変えて生活していきましょうね。
自律神経を鍛える簡単な方法については、こちらの記事でも詳しくお伝えしております。
1分でできる方法ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんにちは。大塚たいぞうです。 今回は、自律神経失調症の時に自律神経を鍛える方法について書いていきますね。結論から言いますと、「自信をつけること」なのですが、今、自信がない人でも自信が持てる方法をお伝えしていきます。 自律神経失調症傾向の方は基本的に相当真面目な性格な方が圧倒的に多いです。これはとても配慮する考えが高く、自分の考えを伝える事、欲求を抑えてしまい、自分の筋肉を固くして適応されていると思います。 その為に気がつくと相手にエネルギーを持って行かれてしまっている事が多いか... 自立神経失調症の鍛え方のコツは自信をつけること!1分でできる簡単な方法も公開! - WelSearch ウェルサーチ|福祉の専門家や当事者たちが発信する福祉情報サイト |
また、記事を書いていきますね。
みんなで、無理なく肩の力を抜いてゆっくり進んで行きましょうね。
さあ、前へ前へ
最後まで読んでくれてありがとうございます。
大塚たいぞう
大塚たいぞう
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