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発達障害の女性達の活躍の場!メイド喫茶スターブロッサム|月野かやさんインタビュー

スターブロッサム

発達障害がある女性達の活躍の場を作りたい。そんな想いで大阪でメイド喫茶活動を始めた月野かやさん。

 

メイド喫茶「スターブロッサム」での活動を通じての想いを今回語っていただきました。 

 

ジュン
「メイド喫茶」というインパクトのある活動を通じて、発達障害がある女性の仕事の創造だけでなく、発達障害の認知も広げております。

 

そんなメイド喫茶「スターブロッサム」の全貌に迫ってみました!

月野かやさんプロフィール 

ADHD当事者。子ども2人を育てるシングルマザー、LGBTQ当事者。 広告代理店記者やデザイナーを経験するも子育てしながら会社勤めすることに難航を感じ、自分自身と向き合うため休職し福祉の学校へ通う。

 

後に、日本のエンターテイメントであるメイド喫茶に関心が深まる。発達障害の生きづらさを昇華できるのではないかと考え、2021年、非営利の発達障害メイドカフェ&バー、スターブロッサムを設立。

 

発達障害の生きづらさに長年悩まされてきた。自分主軸でなく、人のために何ができるかを考えるようになり今に至る。年齢は非公表。 

 

メイド喫茶スターブロッサムの活動

 

 

ジュン
では、まずスターブロッサムについてお聞かせください 

 

かや
発達障害女性が人生において、子育てや女性的な役割など求められることで生きづらさを感じているのでは?と気づき、発達障害を持ちながらも、理解され輝く場所を作ろうと設立しました。 

 

現在メイドは5名、執事1名、マネージャー1名で構成されており、たくさんの支援者に支えられています。 

 

非営利団体で、収益に主軸を置く経営的な考え方ではなく福祉的な考えをモットーに活動していて、

 

  • ADHD
  • ASD
  • セクシャルマイノリティの当事者

 

など様々な個性が集まっております。 

 

ジュン
仕事ではなく、発達障害でも活動する場所ですね

 

かや
スターブロッサムでは、一人一人に適した役割をそれぞれが担い、全員が主役として参加しています。 

 

自分がやりたい事ができ、失敗しても再チャレンジできる環境作りを行なっています。

 

また、メイドカフェというインパクトのある活動をすることで、発達障害の正しい知識をたくさんの人に伝えられるようになればと考え、日々活動しています。 

 

スキルアップ講習として、資格保持者による珈琲講習、カクテル講習などがある。

 

おいおいは、主要メンバー以外にも気軽に発達障害女性がメイドカフェのメイドとして体験できる環境整備をする予定です。 

 

ジュン
発達障害に関してはまだまだ知られていない部分もありますし、体験で知るのはいい環境ですね

 

メイド喫茶を始めようと思ったきっかけ

ジュン
何故スターブロッサムを始めようと思ったのですか? 

 

かや
メイド喫茶が好きというのと、自らが発達障害ということもあり、合わせて、何か楽しいことができないか考えて、楽しいだけではなく、皆を巻き込んで発達障害のイメージを変えていきたいと思って始めました。 

 

色々な方を巻き込んで変えていくのは力になりますね。 

 

ジュン
好きなことで集まれるからこそ、義務とかではなく楽しく活発にできるますね

 

活動を通じてやりたい事

ジュン
スターブロッサムを通じてやりたい事はどんなことなのでしょうか? 

 

かや
代表として考えているのは、やはり発達障害のイメージを明るいものにしていきたい、勘違いや思い込みを少しでも減らしていきたい。

 

そのための広報活動としてのスターブロッサムが第一です。 

 

しかし、私が「こうやりたい」と思うのはあくまで方向性や指針であり、メンバー全員それぞれがやりたいことを実現していけるよう、まずは基盤作りと考えています。

 

スタートしてから、半年ほど経過しておりますが、ゆっくりとメンバーの足並みを揃え進んでいきたいです。 

 

ジュン
障害の程度も人それぞれですし、それぞれみなさんの表現の仕方なども違う苦労もありますかと。

 

それでも少しずつ前に進んでいる感じですね

 

かや
たまに、「商売をしてはどうか」と言われます。

 

でも、あくまで発達障害の女性達が自己肯定感を高め、生きていることを素晴らしいと感じ、与えられるだけではなく、いらっしゃるご主人様やお嬢様に笑顔になってもらうといった活動なので、今の段階で商売として行うことは無さそうです。

 

誰にも無理強いされているわけでもない、目標はあってもノルマもない、自分を大切にしながら存在し続けられるのが【スターブロッサム】だと感じています。 

 

ノルマと目標は同じように思ってしまいがちですが、ノルマであると義務感でやらされている気分になりますが、目標であると皆さんそれぞれが自主的に楽しく向かっていけますね。 

 

ジュン
ノルマや義務でやると、どこかギスギスしたりそれが元でせっかくの活動に支障がでる恐れがありますからね

 

運営での楽しみや苦労 

ジュン
運営なさる上で楽しいことや苦労されていることなどもあるかと思いますが、どのようなことがありますか?  

 

かや
楽しい事は団体は1人1人の”人間”の集まりであり、それぞれ発達特性も抱えているので、お互いの姿をみながら時に学び、時に助け合い、そうやって進んでいます。 

 

 本音でぶつかって、本気でやるからこそ、厳しい意見を出し合う時もあります。

 

しかし、可愛いとかキレイとか褒められたいだけのメイド喫茶ではないので、皆様に自信をもって「楽しい!」といえるような団体であるための努力を続けています。 

 

メンバーも社会人で、都合を合わすのがなかなか難しいですが、それでも30分や1時間など、ウェブミーティングをするなど工夫しています。

 

飲食業未経験の子も多く、私も実はそうなので、オペレーションは常に改善していく形です。 オーダー間違えてしまったり、そういったこともありました。 ご主人様やお嬢様に支えられ、日々成長していっています。

 

ジュン
失敗を重ねても、それでも活動出来る場。みんなに支えられる場こそ発達障害にとってありがたい場所だと思います

 

読んでくださった方へ

ジュン
最後にこの記事を読まれる読者にメッセージをお願いいたします 

 

かや
発達障害メイドカフェ&バースターブロッサムの活動が、皆様の元気の源だったり、ちょっぴり勇気をもらえる存在になれたらとても嬉しいです。

 

これからも、変化していくスターブロッサムをどうぞ応援してくれたら嬉しいです!

 

皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。 

 

ジュン
ありがとうございました

 

スターブロッサムのインタビューを終えて 

メイド喫茶での活動を通じて、楽しみつつも参加者全員がしっかり目標をもって進んでいくスターブロッサム。 

 

働くということは辛いと特に発達障害では感じてしまうかもしれませんが、このように 真剣に楽しみつつ活動していけば発達障害の方でも輝ける。そんな自信が持てると感じられました。 

 

スターブロッサムで活動なされる皆さんを応援していきたいと思います。 

 

発達障害メイドカフェ🎀スターブロッサム

 インスタグラム:https://www.instagram.com/starblossom_hattatsu/

Twitter:https://twitter.com/starblossom2021

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久田 淳吾

発達障害(ADHD・ASD)と吃音を抱える40代男性。今まで発達障害の事は知らずに生きてきたが、友人の話を聞いて自分にも当てはまる事が多すぎる事を実感し、病院にて診断を受けると見事に発達障害との認定を受ける。自分に何ができるかと考えた時、趣味の写真でプロの先生に話を聞く機会があり、吃音が強く出ていたことに気がついた先生が『君は吃音持ちだね。だったら吃音の方の気持ちがわかるはず。それを活かして吃音の方の気持ちがわかるカメラマンになったらどうか』という言葉を思い出し、発達障害者として同じ気持ち、舞台に立てる人間として趣味のカメラ、動画編集技術を活かして情報発信をする事を決意。
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