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発達障害で生き方が分からない人に聞いてほしい!曽根原重雄さんインタビューvol.3

今回は、発達障害の当事者で

合同会社タスカルの代表の
曽根原重雄さんにインタビュー
させていただきました。

 

曽根原さんは、主に高齢者向けに

 

 

などの便利屋として、
ご活躍なさっています。

 

今回が最後のインタビューになります。

 

第3回目のインタビューでは、

発達障害・ADHDの当事者で
起業された曽根原さんから、
当事者に伝えたいことを
語っていただきました。

 

発達障害・ADHDで過去に
苦労した経験から実際に
起業されている曽根原さん。

 

生き辛さと向き合い、
日々楽しく過ごすには、
どのような考えを持っていたら
いいのでしょうか?

 

発達障害で生き方が分からないと
悩んでいる方は、ぜひ参考に
していただければと思います。

発達障害で生き方が分からないという人に聞いてほしい

合同会社タスカル代表
曽根原 重雄さん

前回のインタビューで、
曽根原さんの便利屋のことや
起業したきっかけなどを
語っていただいております。

 

今回は、発達障害の当事者で合同会社タスカルの代表の曽根原重雄さんにインタビューさせていただきました。 曽根原さんは、主に高齢者向けに  不用品回収 家事代行 遺品整理 身体介護 などの便利屋として、ご活躍なさっています。第1回目のインタビューでは、合同会社タスカルの事業内容や曽根原さんがなぜ発達障害で起業したのかについて、語っていただきました。 発達障害・ADHDの特性上、マルチタスクなどができなかったり、仕事を覚えることができなかったので、仕事がなかなか続かなかった曽根原さん。&n...
発達障害で仕事が続かず起業した曽根原重雄さんインタビューvol.1 - WelSearch ウェルサーチ|福祉の専門家や当事者たちが発信する福祉情報サイト

 

日野
曽根原さんは、
実際に過去、ご自身の障害で
いろいろな生き辛さを
体験されてきたと
おっしゃっていました。

 

その生き辛さを乗り越えて、
今、起業して仕事を
楽しんでいる曽根原さんが
発達障害の当事者の方に
お伝えしたいことがあれば、
お聞きできればと思います。

 

はい。

 

先ほどもお伝えしたように
僕も過去に

 

 

など生き辛さを体験してきました。

 

あとは、人の言っていることが
理解できないこともたくさんあります。

 

例えば、

 

「忙しくてバタバタしている」

 

と言われると手足をバタバタ
させているよう思っちゃったり(笑)

ニュアンスとしての意味が
解らないことが多いんです。

 

日野
言葉をそのままの意味で
受け取ってしまうのですね。

 

あとは、作業が終わった時に

 

「駅まで送っていきますよ」

 

と言ったら、

 

「大丈夫です」

 

って断られた時に

 

 

とか気になっちゃったり。

 

飲み会の時に、目上の方たちに
飲み物を注ぐっていうのも
まったく理解できません(笑)

 

日野
掘り出したらけっこう
生き辛さを抱えている
ところがあるのですね。

 

ただ、今は起業をして、
発達障害の僕でも事業を
続けることができています。

 

当事者の方に伝えたいこと
というと恐縮ですが、

1番言いたいのは、

 

「できないことで悩むより、

できることを考えること」

 

ということですかね。

 

日野
できないことって
ついついフォーカス
しちゃいがちですもんね。

 

やっぱり何事もそうですが、
始めなければ始まらないです。

 

かじってみてダメなら吐けばいい。

 

いろいろと挑戦することが
大切だと思っています。

 

もちろんその間に失敗することは
多く出てくるかと思います。

 

でも、

 

「失敗は多くするもんなんだ」

 

と思っていれば、失敗することが
当たり前と感じることができるので、
失敗しても悩まなくなります。

 

むしろ通過点みたいな。

 

日野
その考えとても
大切だと思います。

 

何かしらの壁って
出てきますからね。

 

はい。

 

でも、僕もそうだったのですが、
一生懸命頑張っていけば、
協力してくれる人が必ず現れます。

 

だから、月並みかもしれないですが、
やり続けることが大事です。

 

そして、合わなかったらやめればいい。

 

世の中一般には理解されないことでも、
あきらめなければ道が広げられます。

 

自分の観点が間違っているとは思わず、
自分の感覚を大切にしてほしい。

 

もちろん自分と他人との
意見が違っていたら、

 

「自分の見え方が狭い場合がある」

 

というのは気が付いてほしいけど、
そんな自分を認めて、認めたうえで
他人の見え方にも興味をもってほしいです。

 

そういう考えを持っていけば、
自分のやりたいことというのも
自ずと見えてくると思います。

 

日野
やっぱり継続って
誰にも当てはまるものですよね。

 

 

発達障害の生活を改善する考え方

日野
いろいろと有益な情報を

ありがとうございます。

 

なにか他に発達障害の生活を
改善するコツみたいなのは
ございますでしょうか?

 

そうですね。

 

ちょっと自己啓発っぽく
なってしまいますが、

自分よりもできる人の真似をする

ということが大切だと思います。

 

僕は成功者ごっこって
言っているんですけど(笑)

 

日野
成功者ごっこ!

 

でも、自分の目標とする人の
真似をするのって大事ですよね。

 

◯◯さんだったら、
この場合、こうするだろうな。

みたいなこともイメージ
できますし。

 

はい、僕もそれをしています。

 

いろいろな人に会ったりして、
人生のメンターというのを
見つけるといいと思います。

 

メンターとは、師匠じゃないですが、
アドバイスだったりしてくれる人を
見つけることです。

 

日野
今でしたらネットが
あるので、ネット上でもすぐ
見つけることができますね。

 

はい。

 

あとは、僕が大事にしていることというか、
考え方があります。

 

「成功するから
ワクワクするのではなく、
ワクワクするから成功する」

ということです。

 

何事もプラスの面を見つけて
日々の生活だったり、
仕事を楽しくすること。

 

自分がワクワクしていれば、
そういう人が自然と集まってきますし、
成功者とも繋がっていきます。

 

日野
ますます自己啓発っぽく
なってきましたが(笑)

 

やっぱりそういう考え方って
大切になりますよね。

 

あと、最後になりますが、
今後やりたいことなどって
あるのでしょうか?

 

そうですね〜。

 

基本的に目標というのは
あまりイメージできないのですが…

 

困った人に「できません」とは
言いたくはないですね。

 

あとは、日々一生懸命生きていくこと。

 

「行き当たりばったりではなく、

行き当たりバッチリ」

 

です!

 

日野
ありがとうございます。

 

今を精一杯生きるというのも
大切ですね。

 

今回は、インタビュー
本当にありがとうございました。

 

 

編集後記

曽根原さんインタビュー

ありがとうございました。

 

発達障害・ADHDの当事者で
過去にいろいろと経験されてきたから
説得力もあるかと思います。

 

失敗することは当たり前と思って
やり続けることが大事。

 

これは誰にでも当てはまることかと
思いますが、ぜひ参考にして
いただければ幸いです。

 

もし相談などもありましたら、
ぜひこちらからお問い合わせください。

 

曽根原さん、インタビュー
本当にありがとうございました。

 

次回もぜひお楽しみに!

 

【曽根原重雄さんインタビュー】

 

1:発達障害で仕事が続かず起業した曽根原重雄さんインタビューvol.1

 

2:ADHDの強みを活かして合った仕事を見つけた!曽根原重雄さんインタビューvol.2

 

3:発達障害で生き方が分からない人に聞いてほしい!曽根原重雄さんインタビューvol.3

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

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