車椅子利用者が旅行をする際には、
いつも大変なのが「計画」ですね。
いろいろと事前に計画をしていないと、
トラブルにあってしまうだけでなく、
最悪の場合、旅行を辞退しなければ
ならなくなってしまうこともあります。
そこで今回は、車椅子で旅行する際に
事前に計画しておくべきポイントを
旅行の流れにそって、1つずつ説明していきます。
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車椅子での旅行は事前の計画がポイント
計画については、いろいろと
考えることがあるのですが、
- 自分の車で旅行するのか?
- 電車や飛行機などを使って旅行するのか?
などによっても大きく変わってきます。
その中でも、一番楽になるのは、
自分の車を使うことだと思います。
私は自分の車で日本1周を経験しましたが、
計画は最小限で行くことができました。
意外と車で行くときは、トランクに
さまざまなものを入れることができるので、
心理的にも安心することができます。
逆に、
電車や飛行機などを使う場合こそ、
不安が多くなってしまうので、
計画がとても重要となってきます。
電話ローラー作戦になることも
計画における最重要ポイントは、
- 飛行機
- 鉄道
- レンタカー
- 宿泊
などの手配となってきます。
特に重要な宿泊施設については、
一般の健常者と違って、
インターネットで空き状況を確認することが
できないのが、一番やっかいです。
私が日本1周をした時に
ものすごく困ったことがあります。
それは、金曜日と土曜日の宿泊です。
なぜなら、宿泊施設にバリアフリールーム
自体が少ないにも関わらず、
金曜日と土曜日は他の曜日に比べて
満室になっていることがほとんどだからです。
金曜日と土曜日は注意が必要
私の場合は、秋田では6ヶ所ある
バリアフリールームのホテルに
電話をかけまくりました。
そしたら、なんとか1ヶ所のホテルが
配慮をしていただいたので、
無事、泊まることができたくらいです。
その時は、弘前から出発したのですが、
秋田で宿泊できなかった場合、
車で2時間以上離れている山形か鶴岡しか
バリアフリールームが空いていなかったのです。
これはその時だけでなく、
鹿児島に行った時も同様でした。
なんとか宮崎と鹿児島の県境である
宮崎県えびの市にバリアフリールームが
あったので、ホッとしたくらいです。
先ほども申し上げたとおり、
インターネットで空き状況が確認できないので、
片っ端からホテルへ電話をしていきました。
実際に、3軒以上電話をかけて
「空いていません」
と言われてしまうと滅入ってきます。
さらに5軒を超えてくると
「もうだめだ」と思うようになってきます。
そのために、金曜日・土曜日の宿泊は
できる限り早い段階で予約しておくようにしましょう。
レンタカーや飛行機などの予約は宿泊施設を決めてから
宿泊の次に、必要となってくるのは
レンタカーの確保ですね。
空港から先の交通手段として、
レンタカーが確保できなければ、
旅行の辞退になる可能性もでてきます。
と言いますのも、
行った先の交通手段がなかったら、
どこにも行けないからです。
あとは飛行機・新幹線の手配ですね。
飛行機だとインターネットで
空席状況を確認することができるので、
意外と安心することができます。
新幹線は以前にもお伝えしたように、
手配がとても面倒な部分があります。
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ですので、確実な乗車スペースを
とれるかどうかが不明です。
でも、最悪の場合、自由席でも
なんとかなるのが本音です。
その他の事前計画に関しては、
私の場合はあまりないですね。
車椅子での移動時間を考慮した計画をしよう
考えておかねばならないのは、
思っていた以上に移動時間が
かかってしまうということです。
事前にトラブルを予防するためには、
少しでも余裕のあるプランを
作っておいた方がいいと思います。
ぜひとも旅行の計画で盛り上げて、
実際に行ったらさらに気持ちが
盛り上がるような旅にしたいものですね。
白倉栄一
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