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重度身体障害者で車椅子ユーザーの自立した生活13選!動画で初公開!

あなたは「ノーマリゼーション」という概念をご存知でしょうか?これは、デンマークで発祥された概念で障害がある人もない人も誰もが平等に当たり前の生活ができる社会を実現させるという考え方です。

 

この「ノーマリゼーション」という概念をモデルにした、ウェルサーチも一緒に企画している日本の福祉を変える壮大なプロジェクトがあります。そのプロジェクトとは、自立できる障害者を増やしていくため、

 

 

のチームで幸福度NO1のデンマークへ行き、世界トップレベルの福祉を日本へ持ち帰るジャパン・ノーマリゼーション・プロジェクト「OTAGAISAMA」です。

 

このプロジェクトの代表は、重度身体障害者の車椅子ユーザーの山口和宏さん。山口さんは、株式会社LIFEクリエイトという訪問介護事業所の代表でもあります。

 

このプロジェクトを進めていくにあたって、「重度身体障害者の山口さんがどのようにして、自立した生活を送っているのでしょうか?」という感想をたくさんいただきました。

 

重度身体障害者の生活については、まだまだ認知度が低く、イメージできない方が多いです。そこで山口さんが身を削り、重度身体障害者・車椅子ユーザーである山口さんの生活を暴露していく「山口和宏のぶっちゃけどうのなの?」シリーズが立ち上がりましたので、ウェルサーチでも紹介します。

 

今回は、重度身体障害者でも自立した生活をしている「山口和宏のぶっちゃけどうのなの?」シリーズの13個をシーン別に1つずつ解説させていただきます。重度身体障害者の方が、どのようにしたら自立した生活を送ることができるのかの参考にしていただければ幸いです。

障害者の自立プログラムを構築します

今回の『ジャパン・ノーマリゼーション・プロジェクト「OTAGAISAMA」』プロジェクトは、福祉先進国のデンマークに行き、日本の「障害者自立支援プログラム」を構築するものです。ノーマリゼーションの概念が国民に当たり前として備わっているデンマークで「支援を受ける障害者の教育」・「支援をする介護者の教育」を体感し、日本版にアレンジして、自立できる障害者を増やしていきます。

 

日本には障害者が約860万人います。そのうち、18歳以上65歳未満で在宅の方が、約355万人。この355万人のうち60%の方、つまり213万人が施設や病院で生活されているというのが日本の現状となっております。

 

明確なデータはありませんが、おそらく一人暮らしや世帯を持つ障害者となると、数%といった数字でしょう。このような日本に眠っている、まだ見ぬ才能を呼び起こすためには、自立できる環境を整えなければいけないと感じております。

 

そこで、デンマークで「ノーマリゼーション」を体感し、日本の古くからある「お互い様文化」(日本版のノーマリゼーション)を取り戻し、障害者も誰もが過ごしやすい真のユニバーサル社会を実現させていきます。

 

クラウドファンディング達成しました

このプロジェクトの第一章となるクラウドファンディングも皆さんのご支援と応援のおかげで、目標を達成することができました。本当にありがとうございます。

 

幸先のよいスタートをきることができましたので、これからどんどん形にしていきます。随時、進捗や情報もメルマガやSNSなどで発信していきますので、楽しみにしていてください。

 

重度身体障害者で車椅子ユーザーの生活に密着

前置きが長くなってしまいましたが、ここからがこの記事の本題です。18歳のときに交通事故で重度身体障害者の車椅子ユーザーとなりながら、7年間の引きこもり生活を経て、自分で会社を起こした株式会社LIFEクリエイト代表の山口和宏さん。

 

このプロジェクトの中で、「山口さんがどのようにして自立した生活を過ごしているのか?」というお問い合わせがとても多かったのです。と言いますのも、山口さんも普段の生活で大変さを出しておらず、みなさんとコミュニケーションを取っているので、イメージが持てない方も多かったのです。

 

日野
2年以上、いろいろなプロジェクトを一緒に動かしてきた自分も初めて知ることが多かったです!

 

そこで、山口さんの生活を公開するという『山口和宏のぶっちゃけどうなの?』シリーズを動画で発信してきました。実際に山口さんに会ったことがある方も、山口さんのリアルの生活を初めて見て、驚いている方がとても多かったです。

 

下記の12個のシーン別に動画で解説しておりますので、重度身体障害者が自立した生活をするためのヒントにしていただければ幸いです。

 

ぶっちゃけどうのなの?

  1. パソコンのタイピング
  2. パソコンの周辺機器
  3. 電車の乗り方
  4. オーダーメイドの電動車いす
  5. バリアフリーの住宅
  6. 車椅子の作り方・修理方法
  7. 寝室と介護用ベッド
  8. お風呂の入り方
  9. ベッドからの移乗の流れ
  10. 車椅子での通勤
  11. 初めての外出エピソード
  12. 夏の体温調節について
  13. 重度身体障害者のパスポート取得

 

では、1つずつ紹介していきましょう!

1:重度身体障害者でパソコンって打てるの?

 

胸から下が動かない重度身体障害者なのに、返信がとても早くくるので、「どうやってパソコンを打っているのか?」という問い合わせがありましたので、動画で解説したものです。

 

このように、パソコン用・スマホ用の「マウスティック」という棒を口でくわえ、タイピングしております。そして、パソコンやスマホの設定は、打ちやすいように変換などをカスタマイズしております。ちなみにこのマウスティックは、自作とのこと。

 

日野
返信が早いときは、介助者が打っているのかと思っておりましたが、そういうときは、ほぼ自分が打っているという返事で、驚愕でした。

 

2:重度身体障害者の便利アイテム

 

パート2では、重度身体障害者で働くために必須となるパソコンの周辺機器マウスティックついて解説しました。マウスティックがどのような素材で作られているのかについて、語っていただきました。ぜひ自作する際に、参考にしていただければ幸いです。

 

3:重度身体障害者の電車移動について

 

パート3では、山口さんが隣の駅の歯医者へ行くために、車椅子で電車移動した際の工程を解説しました。車椅子で電車に乗るために、

 

  1. 改札を通る
  2. エレベーターに乗る
  3. 電車に乗る

 

といった一連の流れを動画にしておりますので、車椅子で初めて外出される方にとっても、イメージしやすいように解説しました。そして、健常者の方にとっては、どのようなバリアがあるのかもイメージできたのではないでしょうか?

 

日野
「介助者も半額になるのですね!」といった感想もいただき、まだまだ制度についても知られていないと実感したので、どんどん広めていければと思います。

 

4:海外製のオーダーメイドの電動車いす

 

パート4では、ハイパー車椅子とも呼んでいる山口さんの電動車いすが、いったいどんな機能なのかについて解説しました。日本の電動車いすは、残念ながら海外と比べるとまだまだ出遅れているので、アメリカ製の電動車いすを使っています。

 

日野
「ハイパー車いす」というだけあって、かなり高性能で、ビックリでした!

 

5:車椅子ユーザーの住宅を公開

 

パート5では、自立するには欠かせないバリアフリーの住宅について解説しました。重度身体障害者の車椅子ユーザーであり、一人暮らしで自立した生活を送っている山口さんのマンションを初公開。バリアフリーとなるスロープ事情や玄関の幅について、語っていただいてます。

 

そして、車椅子ユーザーが自立するときに問題となってくる、不動産問題についても少し説明しております。床が傷ついてしまったり、バリアフリーにするための問題など、健常者では気づきにくい点も述べております。

 

6:車椅子の作り方や修理の方法

 

パート6では、車椅子の作り方や修理の方法について、実際に山口さんが神奈川県のリハビリセンターに行き、修理した流れを見せながら解説しています。

 

また、車の中での車椅子からの視野についても、公開しておりますので、参考にしてみてください。

 

7:重度身体障害者の寝室・介護用ベッドについて

 

パート7では、どんなベッドで寝ているのかについて解説しました。介護用ベッドを利用しており、どのような機能になっているのかについても実際に動画でお見せしながら解説しております。

 

一人暮らしするためにも福祉機器というのは、とても重要なものとなります。国からの補助がありますが、高額なので、こういった機器を揃えることもハードルの1つとなってしまっているのが、現状です。

 

8:全介助でどうやってお風呂に入るのか?

パート8では、重度身体障害者で胸から下が動かず、全介助の山口さんがどのようにしてお風呂に入っているのかについて、解説しました。介助者が負担とならない方法についてもお伝えしております。

 

お風呂に入るためにも、福祉機器はとても重要となってきます。お風呂に入る流れとしては、お風呂用のチェアに移乗し、天井リフトを使ってお風呂に入ってます。

 

9:ベッドから車椅子への移乗

 

パート9では、介助者が実際に山口さんをベッドから車椅子へと移乗する流れを動画で解説しました。ベッドから車椅子への移乗も1人でできないので、介助者が福祉機器を使い、車椅子へと移乗しております。

 

10:車椅子で駅までの通勤

 

パート10では、「どのようにして通勤しているのか?」というお問い合わせがありましたので、電動車いすで駅までの道のりを動画にして解説しました。

 

道中にもいろいろなバリアや車などとすれ違うことがありますが、当たり前の考えに戻って安全運転で行くのが、車椅子でも重要となってきます。車椅子速度は安全運転と言っていますが、法定速度6キロです。

 

11:初めての外出エピソード

 

パート11では、交通事故で胸から下が動かなくなって、重度身体障害者の車椅子ユーザーとなり、毎日引きこもっていた時期がありました。

 

そんな毎日が嫌で外に出た際のエピソード。道中に段差やマンホール、道路の凸凹などのバリアがあるだけでなく、車に引かれそうになり、「やっぱり外に出ちゃいけないんだ…」と思ってしまったとのことです。

 

日野
健常者の方は気づきにくいですが、道路のちょっとした凸凹やマンホール、排水溝、歩道などの段差は、車椅子ユーザーにとっては、とても注意しなければいけないポイントとなっています。

 

12:脊椎損傷の体温調節について

 

パート12では、頚椎損傷のケースだと、自律神経がうまく機能しないので、汗をかくことができません。ですので、夏の暑さの中での生活は、命がけなのです。

 

では、いったいどのようにして体温調節をしているのかといいますと、霧吹きでシュッシュと水をかけて、汗の機能をもたせているのです。

 

13:重度身体障害者のパスポート取得の流れ

 

パート13では、パスポートを取得する流れについて動画で説明しました。

 

胸から下が動かない重度身体障害者なので、介助者に代筆してもらう必要があります。その際に、代筆証明が必要となってくるところが通常のパスポート取得との大きな違いです。

 

以上が13個のシーン別の解説動画です。

 

これからも皆さんのご意見を取り入れながら「山口和宏のぶっちゃけどうなの?」は、シリーズ化していければと思っております。重度身体障害者の生活、バリアになっている部分について知りたいことがありましたら、Facebookグループやお問い合わせからお気軽に質問してください。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?重度身体障害者の車椅子ユーザーといっても、普段ここまで密着して生活を見ることがないので、ぼんやりとしたイメージしか持てない方も多かったのではないかと思います。(もちろん普段から介助に携わっている方にとっては、当たり前かもしれませんが)

 

でも、まだまだ介護に携わっていない方にとっては、知らないことが多く、認知していただくことは必要だと思っております。この状況を知ったからこそ、「生活で出会ったら手伝ってみよう」といった些細なキッカケ・知るキッカケにもなっていただければ幸いです。

 

そして、重度身体障害者の方や自立したい障害者の方にとっては、自立した生活をするためのヒントとして、選択肢を知っていただければ幸いです。もちろんわからないこと・質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

一緒に創っていきませんか?

さて、クラウドファンディングは、おかげさまで無事達成して終了しましたが、引き続きジャパン・ノーマリゼーション・プロジェクト “OTAGAISAMA”のFacebookグループでは、

 

 

など皆さんとやり取りしていきます。こちらのグループにて、皆さんの意見をいただきながら、みんなでプログラムを創り上げていこうと進めております。参加は無料ですので、ぜひこちらのグループでも情報交換しましょう。(もちろん情報を得るだけの参加でも大歓迎です)

 

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OTAGAISAMAプロジェクト

自立できる障がい者を増やしていくため、重度障がい者と福祉・医療従事者、支援者のチームで幸福度NO1デンマークへ行き、世界トップの福祉を日本へ持ち帰るジャパン・ノーマライゼーション・プロジェクト「OTAGAISAMA」。Facebookグループにて、最新情報を発信してます→OTAGAISAMA
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