障がいや病気など何かしらの原因で、ライブなど大勢の人が集まる場で一緒になって音楽を楽しむという機会が残念ながらまだ少ないのが現状です。
障がいや病気などがあっても、みんなと一緒になって音楽を楽しめる一般社団法人むすびが主催の『まざってFe’s2020〜障がいのある人もない人もみんなまざって音楽を楽しもう〜』(後援:東京都豊島区)が今年もやってきます。
毎年リアルのイベントで盛り上がっておりますが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインで開催!
障がいがある人もない人も一緒に音楽を楽しむことができる「まざってFe’s」とは、いったいどのような音楽イベントなのでしょうか?
まざってFe’sとは?
「まざってFe’s」は、障がいのある人もない人も一緒に歌い、一緒に踊る音楽を通した「ふれあい広場」です。
楽しい時間を共有することで、お互いの理解を深め、垣根のないフラットな関係が築ける機会を作っていくというむすびさんの想いがあります。
2020年は新型コロナウイルス感染症を考慮し、YouTube配信での開催となりますが、これまで参加された方の
- とても楽しかった
- 感動した
- またみんなで一緒に歌って踊りたい
などの声が多くあったことから、活動を中断させることなく開催されます。
主催団体「むすび」とは
代表理事の大石明恵さんは、幼い頃の事故で左手に障がいをもちながらも障がいを前向きに捉え人生をたくましく生きています。
また、理事を務める小島令子さんは長年、製菓技術指導者として障がい者施設で障がい者の物づくりの現場に携わってます。
一般社団法人むすびは、そんな2人の経験から障がいがありながらも、素晴らしい才能と可能性に満ちた多くの物づくりやアートをもっと広く世の中に知ってもらい、障がい者が社会の一員として認められ、未来に希望を抱いて生きていけるよう私たちで出来ることから応援していく活動を始めました。
むすびは常に障がい者の心に寄り添うことを心掛け、共に理解しあい認め合いながら障がい者と健常者の垣根のない、より良い関係を築けるよう、様々な活動を通してその機会を作っていきたいと思います。
出演アーティスト
まざってFes2020も、会にふさわしいアーティスト陣が揃っています。
出演アーティスト
- 自閉症のピアニスト 川島英一郎
- 広汎性発達障害シンガー 石井誠with ToyBox
- 全盲のピアニスト 中西良輔
- 全盲のシンガーソングライター 澤田馨
自閉症のピアニスト 川島英一郎
2歳の頃自閉症と診断される。10歳からピアノを習い始め努力の末、譜面を読み曲の感じを捉えた演奏ができるまでに上達する。「国際ピアノフェスティバル」をはじめ、松戸森のホールにてオーケストラと「載冠敷第一楽章」を演奏。毎年障害者ピアノコンクールに出場している。
演目
ベートーベン「情熱」
広汎性発達障害シンガー 石井誠with ToyBox
7歳の時に広汎性発達障害と診断される。13歳の時に音楽と出会い、その後、地元のミュージカルに出演する。本格的な芝居にもチャレンジする他、ライブステージで歌うこともある。音楽との出会いから持病の喘息の発作もおさまり現在にいたる。
演目
XJAPAN 「LustyNail」
エレファントカシマシ「今宵の月のように」
全盲のピアニスト 中西良輔
極超未熟児として生まれ全盲となる。「目が見えなくても何か身につけさせたい」との母の願いからピアノを習い始め、学生時代に幾つかのコンクールで賞を受賞。現在も働きながら音楽活動をつづけている。趣味は鉄道。
演目
バッハ「BWV.846Prelude」
全盲のシンガーソングライター 澤田馨
with チェリーマーメイド
小学校3年の時に「ベーチェット氏病」と診断され、その後全盲となる。盲学校卒業後、音楽活動を始める。自作の曲を含む「Belive~向日葵のように」でCDデビュー。NHK、NHKFM、FM群馬、群馬テレビ等多数出演し、現在は県内を中心にライブ活動を行っている。
演目
「大丈夫~みんながいれば〜」
「Believe 〜向日葵のように〜」
まざってFe’sを応援してくれるプロアーティスト
今年もまざってFe’s2020を応援してくださるプロアーティストの方々が出演してくれます!
世界的ハーモニカ奏者 平松悟
18歳で中国大陸旅行中に初めてハーモニカを手にする。22歳で日本一、25歳でアジア大会金賞受賞。25歳でプロ入りする。その後26歳でドイツ世界大会準優勝する。ハーモニカ1本では出し得ない音色と幅広いジャンルの演奏で多くのファンの心をつかむ。3期連続中国杭州、台湾、北京ハーモニカアジア大会審査員を務め、現在も全日本ハーモニカ連盟常任として尽力している。
演目
「勇気100%」
「時代」
2019年ベトナム越日文化交流フェスティバルにて『恋人よ』
クラシカルクロスオーバー歌手 田島玲子
武蔵野音楽大学声楽科卒業。在学中よりクラッシック、ミュージカル、シャンソン、日本唱歌の弾き語りなど幅広いレパートリーを持つプレイヤーとして日本、海外で演奏活動をしている。2010年”日本美歌”CDリリース。東日本大震災や猫を守る支援、世田谷視力障害支援コンサートも行う。
演目
「Time to say Goodbye」
「アベマリア」
まざってFe’sの詳細
【日時】
2020年10月17日(土)
am8時に公開されます。
【場所】
YouTube上で公開しますので、外出が困難な方でも一緒になって音楽を楽しむことができます。
【料金】
無料
こちらのリボンプロジェクトのチャンネルから視聴することができます。
私達の暮らしの周りには障害を抱えながら、仕事を通して自立のために働く人がいます。そんな人達を支援するのが一般に「障害者就業支援施設」と呼ばれる福祉施設です。施設では、障害者が様々な「物づくり」に取り組み、その収益が工賃として活かされています。また。現状は知名度不足から販路が限られ、販売に苦戦している施設が多いのも... リボンプロジェクトNPO - YouTube |
まざってFe’sの演者も募集中
障がいのあるなしに関わらず、まざってFe’sに演者として参加したい方を募集しております。
詳しくは、件名に演者募集・本文にお名前を記載して、下記までお問い合わせください。折り返し詳細をお知らせします。
主催:一般社団法人むすび
後援:東京都豊島区
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