社会福祉士のジョジョです。
例え障害者でも、自分らしく働きたい。そう思っても、自分に合った仕事や会社があるのかという不安で一歩を踏み出せない方も多いと思います。
障害者雇用をしている企業の生の口コミを見ることによって、ネットの情報や説明会などでは知ることのできない、リアルな情報を得ることができますので、就職活動に活かしていただければ幸いです。
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掲載数は9000件以上!障害者雇用に特化した口コミサービスUmbreとは
障害者雇用はオープンにされている情報が少なく、ただでさえ自分にマッチする仕事や会社を探すのが難しいです。実際に働いてみたらイメージと違った、という方も多いのではないでしょうか。
Umbreを使えば、このミスマッチをなくして安心して働ける仕事や職場を探すことができます。
Umbreは、障害者雇用に特化した情報サイトで、口コミや障害者雇用に役立つコラムを発信しています。なんと現在は9000件以上の口コミを掲載しています。
Umbre代表武田さんはこんな人!
Umbre代表の武田さんを簡単に紹介します。私もなんどかお話をしたことがありますが、とても気さくで謙虚な方です。
- 慶應義塾大学経済学部卒。株式会社リブセンスにて、患者さん向け体験談共有サービスの立ち上げ、事業責任者を経てUmbreをリリース
なぜUmbreを始めたのか
前職では事業責任者を務め、順調に出世を重ねていた武田さんですが、一体なぜUmbreを始めたのか。お話を伺ってみました。
Umbreは、前職での体験談共有サービスで、ある発達障碍者の方から「働きたいと思っているのに、どのような会社に勤めれば良いのか分からない、イメージがわかないし、情報が少なすぎる」という相談を受けた体験から始まっています。
相談を受けて実際に調べてみると、おっしゃるとおり障害者雇用が実際にどう行われているかという情報は少なく、また仕事のミスマッチなど多くの課題があることがわかりました。
そこで、障害や病気のある方に向けた口コミサイトの必要性を感じたんです。向いている仕事に出会えれば、またはちょっとした工夫で働きやすい幸せな職場が作れれば、長く働いている方も沢山いる。
自分が培ってきたメディア運営の経験を活かして、障害者の方の課題を解決する手助けができないかと思ったことが、始めた理由です。
Umbreというサービス名には、「雨をやませることはできなくても、傘となって一緒に雨の中を歩み、時には雨をよける助けになることができたら」という思いが込められているそうです。
自らがぶつかった社会課題にまっすぐに取り組んいる武田さん。本当に素晴らしい!
Umbreのサービスを詳しく紹介!
Umbreでは、自分自身の口コミを投稿したり、企業ごと、または病気や障害に絞って口コミを検索することができます。
誰かの体験が誰かの助けとなり、そして助けられた方もまた口コミを投稿し体験を共有する、Umbreはただの口コミサイトとう枠組みにとらわれず、一人一人の経験を活かすサービスになっています。
また、障害者雇用のためのコラムも多数投稿されています。コラムでは、実際に障害者雇用で働いている方の体験談に基づくものだったり、ソーシャルワーカーや支援者が現場の視点を交えて監修した、当事者目線の記事になっています。
仕事が続かない精神障害の方へ 408人から学ぶ仕事を続けるためのヒント
Umbreの新サービス【トリセツ】って?
また、Umbreは新サービス「トリセツ」をリリースしました。トリセツは一言でいえば、あなたの取扱説明書を作成してくれるサービスです。
働くときにどんな配慮をして貰えればいいのか、”はい”、”いいえ”の簡単な質問に答えていくだけで必要な配慮事項を作成することができます。
障害者雇用で大切なことは、障害に配慮をしてもらい、能力を発揮することです。ですが、配慮して欲しいことを言語化することが難しい場合があったり、また企業側に遠慮してうまく伝えらず、能力を発揮できずに終わってしまうケースが多くあります。
また、企業側も障害者に配慮したいと考えているのにどう配慮すればいいのかわからない、という声を多く聞きます。
トリセツを使えば、こういったミスマッチを防止し、利用者は自分の能力を活かして働く、企業側は適切な配慮事項がわかることで、能力を発揮してもらう環境を用意することができるのです。
実際に、トライアルでトリセツを使った方の感想を載せておきます。
『今、自分はどうして欲しいのか。どんな対策を企業側や一緒に働く同僚に求めるのか。』そういう内容がものの20分足らずで適切にまとまった資料が完成した。
私はいくつかの面接にこの資料を持参した。企業側は資料があることにより、『採用に至った場合今後の対策が取りやすい。』とのことだった。
そして私自身といえば、資料があることにより比較的冷静に、自分の病状や特性について企業側に伝えられた。
トリセツを使うことで、自分がして欲しいことを適切に伝えられ、また企業側も配慮事項があることで安心して採用活動に取り組むことができます。
「こんなはずじゃなかった」、そんなミスマッチを利用者側、企業側の双方から取り除くことができるツールとして役立っていますね。また、トリセツはユーザーが配慮事項を新たに作ることができます。
自ら関わり方を選べる社会を
「働く」ということは社会との関わり方を自分で決めるということ。誰もが社会との関り方に納得し、活躍して欲しい。武田さんはUmbreやトリセツにこんな願いを込めています。
誰かの経験が誰かの役に立つ仕組みがあれば、もっと素敵な世界ができる。Umbreやトリセツでそれを形にすることで、社会で活躍していける人がもっと増えたらいいな、と思います。
そう武田さんは語ってくれました。働きたいけど一歩が踏み出せない。そんな方はぜひUmbreやトリセツを活用してみてください。あなたの思いを形にする助けになるはずです。
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