あなたは障害者雇用などで、現在の勤務先から転職したいと考えたことはありませんか?
就職活動を進めたくても、リスクを恐れて足踏みしたり、悩みこんでしまう場合もあるかもしれないです。
でも本音としては、今までよりも自分に合った会社で、幸せな働き方をしたいですよね。
そこで今回は、障害者雇用における転職で失敗しないための5つのポイントと、仕事を決断する秘訣について紹介します。
この5つのポイントを事前に知っているかどうかで、あなたの就職活動が後悔ないものにしやすくなりますので、参考にしていただければ幸いです。
障害者の転職は難しく、悩むことばかり
転職を考える理由は、人それぞれ。
職場の人間関係がうまくいかなかったり、業務を覚えられないなど、困って退職せざるを得ないケースもあれば、ステップアップを期待して求職を考えるケースもあるでしょう。
しかし、離職や再就職をすることで、失敗してしまうリスクもありますよね。
- 転職するために会社を辞めたが、想像以上に求人がなくブランクが生じてしまった。
- 自分に合うと思って転職した会社が、入社してみたらイメージと違ってショックを受けた。
以上のような、転職活動中や転職後の失敗を想像すると、「やっぱり辞めない方がいいのかな…」と迷う原因になっているかもしれません。
しかも障害者の場合、ただでさえハンディキャップを背負っています。
新しい職場で差別を受けないか、偏見の目で見られないかと思うと、なかなか転職に踏み切れない人もいるかもしれません。
障害者雇用の転職で失敗しないための5つのポイント
では、障害者が転職で失敗しないために、心得た方がいい5つのポイントを紹介します。
- 成功についてイメージしてみる
- 成功を求めている理由を深く考える
- 転職は目的ではなく手段と捉える
- 転職が必要か検討を重ねる
- カスタマイズ就業を知る
となっていますが、1つずつ説明していきましょう。
成功についてイメージしてみる
障害者雇用の転職で失敗しないための1つ目は、ご自身が何をもって「成功」と感じるか、イメージしてみてください。
頭の中だけでは上手く思い浮かばない場合は、紙に書きながら少しずつ整理するのもいいでしょう。
成功についてどう考えればいいか。3つのポイントをお伝えします。
人生においての使命を明確にする
使命と言うと、大きく見えてしまうかもしれませんが、まずは自分が生きる目的を明確にすることが重要です。
どのように生きたいのか、どのような存在になりたいのか。人生の目的をありありと思い描いてみましょう。
社会のニーズを満たせるような仕事を選ぶ
社会のニーズとは、社会が問題解決したいと求めていることです。
身近で困ったことが起きたり、ニュースを見ていると、「世の中がもっと良くなればいいのに…」と思うこともありますよね?
そんな社会の悩み事のなかで、「自分なら解決できるかも!」ということを決めることです。
使命に合った働き方を選んでいくことで、使命は実現できるものへと変化していきます。
仕事を自らの手でコントロールする
自らが仕事をコントロールするということは、周りからの指示を待たず、主体的に意志を発信できるくらいに責任を持つということです。
どうすれば企業が成長できるか先読みし、業務を次々と改善していくような働き方をすることが大切です。改善の手ごたえを重ねていくと、それが成功につながるでしょう。
コントロールといっても、我を通すような働き方をすることとは違います。
成功を求めている理由を深く考える
障害者雇用の転職で失敗しないための2つ目は、成功のビジョンを明確にするために、その使命でもってなぜ成功したいのか、さらに深く掘り下げてみましょう。
- 喜びや感動を覚えたこと
- 不満や怒りを感じたこと
以上のようなポイントに目を向けると、取り組みたい仕事像が具体的に見えてくるでしょう。体験を元とするため、自然体に近い形でイメージでき、かつ成長するべく使命になりやすいのです。
過去を振り返るなかで気分が悪くなったり、辛くなってしまう場合は、一度に考えずゆっくりと組み立てていきましょう。
転職は目的ではなく手段と捉える
障害者雇用の転職で失敗しないための3つ目は、転職はゴールではありません。成功を得る手段のひとつとして、仕事があります。
ここでいう成功とは、今までお話したとおり仕事のことに限らず、幸せな人生につながるような成功です。
転職自体を目的として、そこに心を奪われてしまうと、長期的な目標を見失ってしまう可能性があります。また転職のイメージや期待を持ちすぎてしまうと、転職後にショックを受けてしまうことも予想できます。
転職とは、仕事の環境を変えて、自分らしい生き方をするための手段ではないでしょうか。早く就職したいと焦りつつも、どこまでこの意識を保てるかが大切です。
転職が必要か検討を重ねる
障害者雇用の転職で失敗しないための4つ目のポイントは、これらの成功について熟考したうえで、転職すべきか再検討してみることです。
「成功とか使命とか言っている余裕はない」と思う方も、なかにはいるかもしれません。確かにこうして考えることは、遠回りしているように感じてしまうかもしれないでしょう。
しかし転職において失敗しないためには、成功への道のりを着実に辿っていくことが重要です。今一度ここまでのイメージを整理して、ご自身の成功に転職が必要かどうか見極めてみましょう。
転職が必要か検討を重ねる
障害者雇用の転職で失敗しないための最後のポイントは、「カスタマイズ就業」の存在も知っておくといいでしょう。
初めて聞く言葉かもしれませんが、簡単に説明しますと、障害者に本来備わっている強みを活かして、社会貢献できるような働き方のことです。
苦手なことをどう埋め合わせするかではなく、得意なことや長所を活かして働くことで、失敗しない転職に近づけるかもしれないです。
「カスタマイズ就業」を行っている企業を探して、転職活動をするのも手です。
カスタマイズ就業については、障害者職業総合センターがマニュアルを用意されております。
転職で失敗しないための心得
- 成功についてイメージしてみる
- 成功を求めている理由を深く考える
- 転職は目的ではなく手段と捉える
- 転職が必要か検討を重ねる
- カスタマイズ就業を知る
障害者雇用の転職先の仕事を決める秘訣
ご自身にとっての成功をイメージして、自分の生き方や働き方について、考えることができましたか?
いざ転職しようと動き出した後、障害者雇用における転職活動において決めるための秘訣を2つ紹介します。
転職先は自ら主体的に判断する
求人応募や採用面接などは自分で行いますので、すでに主体的に判断していると感じるかもしれません。
しかしここで重要なのは、転職先を決める際の動機です。
例えば「条件が良いから」という理由で転職を決めた場合、主体的とは言い難いケースがあります。
条件のほとんどは、企業から提示されたものです。その条件を受けて決めたということは、自分主導ではなく、相手主導ではないでしょうか。これは主体的な判断とは言えません。
自分の意志がないと、挫けやすくなってしまいます。
「この企業(仕事)で~したい」など、あくまでも動機は自分の意志から発していることが大切です。これこそが主体的な判断と言えます。
採用面接は転職先で成功できるか判断するために臨む
どうしても面接の場にいると、面接官からテストを受けていると感じてしまいがちです。
何が何でも採用されたいために、面接官が強者で、応募する自分が弱者だと、錯覚しまうこともあるかもしれないです。
自分が応募時に描いた成功のイメージを、この会社なら間違いなく実現化できそうか、それを判断する目的で面接に臨んでみましょう。
ジャッジするのは面接官だけではありません。あなたも企業をジャッジしてもいいのです。
双方が対等な関係で話し合うことで、お互いのニーズを初めて確認し合えるのではないでしょうか。
まとめ
障害者が転職で失敗しないための心得と、決断する秘訣について、お伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
挑戦には失敗のリスクが付きまとうものです。どんなに頑張っても、あとで後悔することもあるでしょう。
しかし大きな失敗にならないように、準備をすることは可能ではないでしょうか。
転職に関してもこの記事のように、方向性を定めて臨むことで、後戻りしなくてはならないリスクを少なくできるかもしれません。
自分がどう生きたいのか。それを明確にイメージして、成功に結びつけられるといいですね。
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- 障害者雇用の転職で失敗しないための5つのポイント! - 2020年2月24日