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誰でも楽しめる高齢者や障害者の福祉施設レクリエーション〜ちぎり絵の効果

  • 最終更新日:

新聞ちぎり絵『夢ゆめ』代表の舘野です。

 

私は、誰でも楽しめる『新聞ちぎり絵』の活動を2014年〜始めました。自分の生きづらさを解消できた経験を元に、新聞ちぎり絵を通じて、居場所作りをしております。

 

その他に、高齢者や障害者の福祉施設のレクリエーションとして、この新聞ちぎり絵を開催したりもしています。

 

このような福祉施設のレクリエーションは、できることとできないことのバラつきが少なく、みんなが楽しめるものが最適です。

 

そこで考えついたのが『新聞ちぎり絵』だったのです。

 

舘野
この新聞ちぎり絵を通じて、高齢者だけでなく障害者の利用者さんがみるみる内に笑顔が増えた・リハビリになった・自信を持つことができたなどの結果が出てくるようになりました。

 

そこで今回は、私が実際に行った高齢者・精神障がい・知的障がいの福祉施設でのレクリエーション効果をお伝えしていきます。ぜひあなたの施設のレクリエーションのアイデアの1つとして、参考にしていただければ幸いです。

福祉施設のレクリエーションで新聞ちぎり絵が一役買う

私は、発達障がい(アスペルガー)・適応障がい当事者で、生きづらさを抱えて過ごしていました。自分自信にも居場所がなかったので、新聞ちぎり絵を通じて居場所作りをしていったことは、以前の記事でもお伝えしておりました。

 

これまで居場所作りをする中でも当事者同士の関わり方がほとんどでした。ですので、自助グループでのちぎり絵を提供していることが多く、私自身も自助グループに通っていました。

 

「自助グループ」とは、同じ病気・障がい・困難・問題を抱えている人たちが同じ悩みを抱えている人と自発的に繋がる集まりのこと。

 

私の新聞ちぎり絵との出逢いのエピソードに関しては、こちらの記事で詳しく記載しておりますので、割愛します。

 

自助グループを卒業し、障がい者施設、高齢者施設での余暇支援活動として、新聞ちぎり絵を本格的に提供していったのは、2014年からです。

 

私自身、福祉の現場で働いていたこともあります。

 

その時、余暇支援の時間に何をしたら良いのか試行錯誤で同じレクリエーションが重なってしまったりしたこともありました。

 

舘野
でも、障がいの度合いにより、できることとできないことにばらつきがでてしまうのは避けたい!

 

というジレンマを感じていたのです。

 

高齢者でも障害者でも楽しめるレクリエーションは?

そんなジレンマを感じていた私は、『新聞ちぎり絵』がレクリエーションや余暇活動の選択肢のひとつにならないか考えました。

 

ちなみに新聞ちぎり絵とは、このようなものです。

 

舘野
これが見事に大成功でした!

 

新聞ちぎり絵の余暇活動を通して、できることが見つかったり、余暇活動でやったことで才能開花したりすることもできるかもしれないと感じました。

 

現場で働いていた経験と当事者としての経験を生かしたいという考えが現在の活動にも繋がっています。

 

その活動の中で、私が訪問したのは、

 

  1. 認知症の高齢者が多い施設
  2. 精神疾患の方々が生活している施設
  3. 知的障がいの方々が生活の訓練をしながら働いている施設

 

でした。それぞれの現場でこの新聞ちぎり絵が異なった効果を発揮しておりますので、1つずつ説明していきますね。

 

認知症の高齢者が多い福祉施設での効果

認知症の高齢者の多い施設では、

 

  • 手のリハビリになった
  • 脳の活性化に繋がった
  • コミュニケーションが増えた

 

という効果がありました。

 

実際に、リウマチの利用者さんにちぎり絵をはじめてから、手のリハビリになっているという言葉をかけてもらうこともありました。

 

舘野
認知症が進んでいる利用者さんは、「ちぎり絵を始めてから表情が明るく積極的になった」とスタッフの方々から話をお伺いして、嬉しかったです。

 

認知症の高齢者が改善したエピソード

元々、お話が好きな利用者さんですが、認知症が進んで同じ話をするので、他の利用者さんからは『またか』と少し距離を置かれている状況だったからです。

 

でも、ちぎり絵をはじめたら集中力がついて、私が行かない日にも個別のレクリエーションとしてちぎり絵を楽しんでおり、施設ではちぎり絵でカレンダーをご自身で作るようになっていました。

 

私が訪問した時もちぎり絵、楽しい。先生に教えてもらえて良かった!と笑顔で話をしてくれて、私もとても笑顔満載になりました。

 

また、他の利用者さんにちぎり絵を指導していたり、ちぎり絵をやる上でリーダー的存在となるほどに。

 

舘野
この経験から、同じ話をする回数が減ったという話をスタッフさんから聞き、役割ができることが大切なことなのだと感じました。

 

精神疾患の福祉施設での効果

次に精神疾患の方々の施設では、

 

  • 自分にできることが見つかる
  • ちぎり絵を通して自分と向き合う時間になる
  • 生活リズムが整った

 

という効果がありました。福祉施設では外部との関わりが少なく、だからこそ私が訪問した時がやっと外部と関われる貴重な機会ともなっています。

 

ちぎり絵をやることになり、規則正しい生活を送れるようになったとスタッフさんから聞きました。

 

精神疾患の福祉施設でのエピソード

私が訪問すると、ひとりひとりが集中して作品と向き合っていることが多く、作品が出来上がると『私が作った作品見て!』ととても満足げな笑顔を見せてくれる利用者さんばかりでした。

 

スタッフさんもできあがった作品を見て『味がある作品だね!』『細かくちぎる人もいれば大きくちぎって、大胆な人もいて面白いね!性格が出るね!』と笑顔の様子。

 

『ちぎり絵を始めて、今までスタッフが知らなかった利用者の部分を引き出してくれてありがとうございます!』という言葉もいただき、私もとても嬉しかったです。

 

知的障がいの福祉施設での効果

知的障がいの利用者さんの効果として、

 

  • 生きがいが見つかった
  • 自信を持つことができた

 

ということがありました。

 

今まで「眠くなってしまい、作業をすることがなかった利用者さんが、ちぎり絵を初めて寝ることなく作業ができるようになりました。」とお話を聞くことができました。

 

障がい者の作品展にも参加し、賞をもらったことにより自信を持てるようになり表情も生き生きしてきたのです。

 

施設での作業の一貫として新聞ちぎり絵を取り入れてもらえましたし、そこから商品化にもなりました。

 

施設でちぎり絵を提供して各施設で様々な効果を間近で見ることができ多くのことを学ぶことができたのは私の今後の糧になりました。

 

福祉施設でのレクリエーションが大きな財産に

このように、高齢者だけでなく障がい者の方々にも楽しんでもらえて、大きな効果を実感できた「新聞ちぎり絵」。

 

実際に効果があったことをまとめますね。

 

レクリエーションの効果

  • 手のリハビリになった
  • 脳の活性化に繋がった
  • コミュニケーションが増えた
  • 自分にできることが見つかる
  • ちぎり絵を通して自分と向き合う時間になる
  • 生活リズムが整った
  • 生きがいが見つかった
  • 自信を持つことができた

 

もちろん福祉施設によっては、上記のような効果を発揮しないこともあるかもしれませんが、新聞ちぎり絵をレクリエーションや余暇活動に取り入れることによって、いい結果が出ていることが多いのが、私としても嬉しい限りです。

 

舘野
このエピソードたちは、私の心の大きな財産になっています。

 

この経験を積み重ね、今ではイベント出展やプログラムの一環の仕事として講師依頼が増えるまでになりました。(講師依頼は、下記お問い合わせから連絡ください)

 

私自身、関わる方も変化していきましたし、生きづらさも克服することができて、本当に新聞ちぎり絵と出逢ってよかったと思っています。

 

ぜひあなたの福祉施設でも参考にしていただければ幸いです。


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舘野智子

アスペルガーの二次障がいで適応障がいと診断される。そして、今も生きつらさを感じながら生活中。車椅子生活を送る時期があったり、手の麻痺が残ったが、ちぎり絵を始めたことで体のリハビリに加え自分にできることが見つかる。作品を見てもらうことで自己肯定感が高まったり、趣味を一緒に楽しむ仲間が増え、社会に踏み出す機会と居場所を見つけることができた。今は、ちぎり絵講師とちぎり絵を通した居場所作りをしている。詳しいプロフィールはこちら→舘野智子


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