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私の居場所の作り方~同じ悩みを持つ人たちとの出逢い~エピソード2

  • 最終更新日:

新聞ちぎり絵『夢ゆめ』代表の舘野です。

 

発達障がい(アスペルガー)・適応障がい当事者としての生きづらさを克服してきた体験談として綴っている私が新聞ちぎり絵と出逢うまでのエピソード2になります。

 

第2話は、同じ悩みを持つ人たちとの出逢いです。

 

私は、新聞ちぎり絵を通じて居場所を作っていき、本当にいろいろな立場の方と出逢うことができました。

 

舘野
居場所作りをしてきて思ったことは、同じ悩みや趣味を持つ人たちと、相談しあったり、一緒に過ごせる場がとても大事だということです。

 

私がどのようにして、居場所を作っていき、どのようにして輪が広がっていったのかを綴っていきますので、ぜひ居場所作りの一例として参考にしていただければ幸いです。

 

第1話をまだ読んでいらっしゃらない方は、こちらからご覧いただけます。

居場所の作り方は物づくりがポイント

居場所を作る上で『自分らしくいられる場』『楽しんでもらうこと』を意識していたのは、私の経験からでした。

 

自助グループをご存じでしょうか?

 

  • 同じ病気
  • 障がい
  • 困難
  • 問題を抱えている人

 

たちが同じ悩みを抱えている人と自発的に繋がる集まりのことです。

 

舘野
初めて参加した時、悩んでいるのは私だけでないという安心感がありました。

 

この安心感がすごく大切です。人は、どうしても自分ひとりで悩んでしまいがちなので、このような同じ悩みを持っている人たちと交流し、相談できる場というのは、心の拠り所にもなるからです。

 

その一方で私の通っていた自助グループでは、言いっぱなしの聞きっぱなしのルールがありました。

 

  1. 話を受け入れる
  2. 話を聞いてアドバイスをしない。
  3. 話をしたくない時はパスをしてもいい

 

という3つを守り、お互いの話を順番で話していきます。

 

舘野
私は、はじめて会う人に何を話をしたらいいのか緊張してしまったことをはっきり覚えています。

 

この私の経験から居場所を提供する時は、物作りを通じることというのを意識しています。

 

なぜなら、物作りをすることによって、人との繋がりを作ることができるからです。

 

(これが後に新聞ちぎり絵サークルになっていったのでした)

 

同じ悩みや趣味を持つ人たちとの関わり

もちろん物作りはひとりでできるかもしれません。

 

舘野
でも、同じ趣味を持つ仲間ができると見える世界が変わるんです。

 

最初は、場所に来るだけでいいと思います。

 

寝ていても、学校の宿題をやっていても、居場所に来ている仲間に会いにきて話をするでもいいんです。

 

舘野
共通の悩みや共通の趣味があるだけで、親近感が湧きます。

 

物作りを通して、最初はひとりで黙々と作品作りをしながら、自分と向き合う時間にしてもいいと思います。

 

時間が立つと、作品を通して同じ空間にいる仲間に対して『この作品、素敵!』など、少しずつ作品を通して話をすることができるようになっていくのです。

 

障がいも関係なく誰もが過ごせる居場所

ただ居場所作りをする中でよくお問い合わせとして合ったことは、『うちの息子(娘)は手帳を持っているのですが、参加していいですか?』というものが多かったです。

 

最初は『何でこの質問が多いんだろう』と感じていました。

 

舘野
それは以前の記事に書いた通り、受け入れてもらえる場所が少なく、関わる人や活動範囲が限られていたからではないかと感じました。

 

もちろん、私自身の体験や経験からも同じことが言えます。

 

私自身も手帳を持っていることもあり、お問い合わせに対して『手帳を持っているのですが、参加していいですか?』の質問に対して『大丈夫です!』と即答しました。

 

共通の趣味としてできた仲間です。

 

一緒に楽しんでいることを発信していったら、段々と健常者の方々も『私もやってみたい!入会したいです!』という方々もいました。

 

そうしていくうちに、健常者の方々と手帳を持っている当事者が一緒に過ごせる居場所になっていきました。

 

新聞ちぎり絵

 

居場所作りは共に歩み寄ることも大切

  • 居場所とは誰もが参加できるものとして提供していく
  • 障がいある人もない人も一緒に過ごせる居場所に

 

これは、私が居場所作る上で大切にしていることです。

 

居場所作りを始めた頃は、当事者の参加が多かったです。

 

居場所を作りはじめると『私もやってみたい。入会したいです』という方々がひとり、またひとりと増えていきました。

 

舘野
私の想いに賛同してくれる方々がこんなにいるのだと言うことも分かり、とても嬉しかったことを今でも昨日のように思い出せます。

 

ただその一方で、年齢や価値観によるギャップにも出逢いました。

 

『何年生?』
『私、学校に行ってないんです。』
『えっ?何で?学校に行かないなんて甘えてるでしょ。』

 

という会話。

 

ある時は、

 

『仕事何してるの?』
『今は働いてないんです。』
『働きなさいよ!何で甘えてるんではないの?』

 

というやりとり。

 

舘野
このようなやり取りは、常識と言われていることから出てくる考え方であり、世の中にはいろいろな人がいるんだと知ったら、理解が広まってきます。

 

  • 自分で学校に行かないことを選択し自分探しをしている10代
  • 療養中で無理なく自分のペースで活動している30代
  • 障がいにより働くことができない30代
  • 学校に行くのは当たり前。働くのは当たり前と考える60代

 

このように居場所作りを通じて、いろいろな立場の方がいらっしゃいました。

 

舘野
人の背景、人の心は分からない。話をしたからといって理解してもらえるとは思わない。

 

けれど、自分から話さないと分かってもらえないんです。

 

同じ悩みだけではないことを知る

ひとりひとり育った環境もこれまで経験したこと、感じたことや考え方や正義もひとりひとり違う。

 

舘野
これは居場所作りを通じて、来てくださった方に体感してもらっています。

 

言われた時は傷ついて、泣いたり、怒ったりしてしまうかもしれない。

 

感情的になることもあるかもしれない。

 

関係性が崩れるかもしれない。

 

でも、それは最初だけです。お互いを理解することによって、フラットな関係に段々となっていきました。

 

舘野
ここで思うのは、自分の意見を押し付けないことがとても大切になってきます。

 

しっかり信頼関係を築くこと。

 

言うタイミング。

 

タイミングが早かったり、タイミングが遅れると自分にとっても相手にとっても気分がよくなくなってしまう可能性もあります。

 

やっぱり大事なのは気持ち

舘野
あと大切なのは、相手に対して愛情を持って伝えている言葉であるかが本当に重要になってきます。

 

『言葉は言霊。』とも言われています。口下手な人だったとしても、気持ちがそこに乗っかっていれば相手に伝わるものです。

 

またその時には理解してもらえなくても5年後、10年後に理解して、感謝する日が来るかもしれない。

 

そんなことを私は、居場所作りを通じて、いろいろな立場の方と関わるようになり、感じ取れるようになっていきました。

 

これが発達障がいの生きづらさを居場所づくりで改善したエピソード2

『私が新聞ちぎり絵と出逢うまで~同じ悩みを持つ人たちとの出逢い~』です。

 

【シリーズ】

発達障がい(アスペルガー)・適応障がい当事者としての生きづらさを克服してきたストーリー

私が新聞ちぎり絵と出逢うまで


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舘野智子

舘野智子

アスペルガーの二次障がいで適応障がいと診断される。そして、今も生きつらさを感じながら生活中。車椅子生活を送る時期があったり、手の麻痺が残ったが、ちぎり絵を始めたことで体のリハビリに加え自分にできることが見つかる。作品を見てもらうことで自己肯定感が高まったり、趣味を一緒に楽しむ仲間が増え、社会に踏み出す機会と居場所を見つけることができた。今は、ちぎり絵講師とちぎり絵を通した居場所作りをしている。詳しいプロフィールはこちら→舘野智子


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